ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2009-09

[ポンド円] 売りの材料はほぼ出尽くし観も

(ポンド円時間足)


(ポンド円日足)

GBPJPY0921_hiashi.jpg

英WS紙が「ポンドはキャリートレード通貨になる」との伝えた事や、「ロイズバンクグループが不良資産スキームを申請する可能性」などの報道でポンドは軟調に推移。更にBOE政策委員が「英国は6-9ヶ月後にリセッションから脱却する」とのコメントを、通常であればポンドの好材料と捉えるところを寧ろ『リセッション脱却に6ヶ月もかかる』と悪材料に捉えるなどポンドにネガティブな反応となった。それだけポンドを売り込んできただけに、そろそろ買い戻しのチャンスが近いとみる。時間足では波長の終わりの動きが始まりつつある。前の波長の高さは1.5円から2円近くあり、二つの下落幅は約2.7円近い。今回戻しがあるとすれば直近安値から約2円上の150円前半と見る。

ポンド円予想レンジ: 150円25銭~148円25銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[南アフリカランド円] 利下げの思惑は為替に影響なしか

(南アフリカランド円週足)


(南アフリカランド円時間足)

ZARJPY0921_jikanashi.jpg

22日はSARB(南ア準備銀行)が政策金利を発表する予定だ。市場は前回の利下げがサプライズであったことから今回も0.5%の利下げを予想するところが多いようだ。しかしSARBは2000年に入り、CPIが今よりも低い状況下でも過去7%以下の金利の経験は無い。今回も利下げの可能性は低いと見る。もし利下げを決定したとしても、前回0.5%の利下げを断行した後も結局ランドは底堅い動きが継続されている。しかし、今年高値の12円55銭を目の前に利食い売りが上値を抑えることから目先は一旦売りの材料にされそうだ。

南アフリカランド円予想レンジ12円32銭~12円

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般] NY株は一休み

昨日発表された米国新規失業保険申請件数は予想の55.5.万件を下回り57.9%と改善したことでドル買いの動きが見られた。また、建設許可件数、住宅着工件数共にほぼ予想通りとなり景気回復の動きが確認された。フィラデルフィア連銀製造業景気指標は07年以来の2ヶ月連続プラスに転じたものの、新規受注が鈍化し雇用指数もやや低下したことで、力強い回復とまでは行かないという捉え方をしたようだ。連日の株価上昇に一旦疲れが出たような動きではあったが、景気への期待感は依然として強さを感じる結果発表である。NYダウも1万ドルを目の前に神経質な動きではあるが、上乗せするタイミングを狙っているという動きに見える。そのタイミングが何かは分からないが、利益確定の動きなどを繰り返しながら、時間が経てばエネルギーも溜まってきそうだ。
昨日は日銀白川総裁が『円高短期的にはデフレ的圧力だが、中長期的には経済を押し上げる力もある』と、先日の藤井財務相の発言に沿った発言も聞かれたことで円が強まる動きも見られた。しかし、ここ何年間も介入は見られないことから今更という観もある。今日は日本の連休前と云う事で、連休中にドル円が急落するとの思惑からドル売りが強まる場面も見られそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円] 連休前のポジション調整

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

USDJPY0918_hiashi.jpg

日銀白川総裁の発言で円高のお墨付きをもらったような動きが見られたが、それでもドル円は90円50銭を割り込めなかった。時間足で見ても徐々に底が切り上がってきているようにも見える。昨日の発言後に下値を攻めきれずに終わった事で、連休前の市場のポジションが大体見えたと思う。目先のロングは少なくとも見られず、寧ろ短期的にショートメークしていると思われる。週足で見ると今週は始値が90円40銭付近で、陽線で終わるか微妙なレベルだ。NY終値がそれ以上で終われば来週の動きにも影響しそうだ。
今日も戻し上値は再びショートメークの動きから抑えられると予想するが、下値も90円ミドルが抜け切れないと最終的に買戻しの動きが入ると見ている。

ドル円レンジ予想: 91円60銭[9月15日高値]~90円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ポンド円] 底値でのもみ合いから

(ポンド円時間足)


(ポンド円日足)

GBPJPY0918_hiashi.jpg

昨日英国ブラウン首相は「景気回復は自動的にはされないし、当たり前と思ってはならない」との発言から、それまでの堅調な動きを見せていたポンドも弱気の動きに転じた。結局昨日は上髭が伸びる陰線で終わったが、その前日は下髭が伸びている。目先もみ合いの動きとなりそうだが、昨年の7月8日安値である146円台のネックを意識しているように見える。ポンド円は値動きが激しい通貨であることから、そのレベルを付けに行くことはそれ程難しいとは思えず、寧ろそれが出来ないということに注目したい。来週のドル円次第ではその結果が見られそうだ。

ポンド円予想レンジ: 150円80銭~149円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[スイスフラン円] 声明文の変更

(スイスフラン円時間足)


(スイスフラン円日足)

CHFJPY0918_hiashi.jpg

SNB[スイス国立銀行]は昨日、市場の予想通り政策金利を0.25%で据え置くことを決定。その声明文ではインフレ見通しについて前回の「インフレ見通しは依然として拡張的な金融政策が必要」から「中長期的な物価安定を脅かさずに金融政策の拡大を維持することは出来ない」としたことで、デフレ懸念からインフレ懸念に転換する兆候がみられる。そろそろ出口戦略の見直しをする動きが見られそうだ。ただ、SNBは自国通貨が強まることを嫌っており、これによりスイス上昇が進むことも抑えたいところだろう。今回はユーロが年初来の高値を更新している事で、スイスも対ユーロで弱含む動きが続いていることから、それ程の懸念が無いのかもしれない。スイス円は日足で三角もち合いから上放れしてきているものの、勢いがそれ程見られないが、目先はボリンジャーの上限バンドである89円前半付近までの戻しが期待される。

スイス円予想レンジ:89円20銭~88円20銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般] 新内閣は円高か円安か

NYダウは年初来の高値を更新し、クロス円も堅調な動きとなった。しかし、ドルは対ユーロでは弱含むものの、全体ではドル安の動きはそれ程見られない。円に振らされる円主導の動きが見られた。昨日は日本にとって歴史的な民主の新内閣が発足した。財務大臣が藤井氏、郵政金融大臣が亀井氏に決定され、外為市場では乱高下が見られた。藤井氏は「円高の何が悪い」といった意見が前から持論であり、それが介入否定論につながったようだ。これは正論ではあるが、今当局者が敢えて言う事ではないように思う。しかし、市場は日本の大臣の発言に対しては、瞬間的な反応はあっても影響は限定的とみる。亀井氏が郵政金融大臣として郵便局と一般の金融機関の取り扱い方にバランスを欠くような政策を取るとすれば問題は大きく、円安材料ともなり得そうだ。いずれにしても、為替への影響は今の段階ではまだ方向性を持つものではなく、短期的な材料とした動きのように思える。これで円高円安を決め付けるのは時期尚早だろう。米国長期金利が上昇傾向にあり、金が終値ベースで最高値を更新するなどマネーの動きはリスク志向が続く。それは円安圧力と捉えるのか、NYダウが1万ドルの大台を乗せるかポイントになりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円] ダブルボトムか

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

USDJPY0917_hiashi.jpg

前回の安値90円20銭を下回り90円12銭まで円高が進み、再び跳ね返され、これでダブルボトムの形になったと見るのは尚早か。日足のチャネルを見るとサポートラインで跳ね返されており、ボリンジャーバンドの下限がサポートラインと重なる。90円付近にはオプションの大きなバリアがあるという話も聞かれるが、それだけではなさそうだ。これだけ硬い90円がもし抜けるようであれば87円付近まで一気に行く可能性はあるが、それは抜けた時に売りを出せばよい。それまでは90円を底に戦略を組んでいきたい。

ドル円レンジ予想: 91円60銭[9月15日高値]~90円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ポンド円] 上値の重い展開継続

(ポンド円時間足)


(ポンド円日足)

GBPJPY0917_hiashi.jpg

本日は小売売上指数が発表されるが、これまで2ヶ月連続で上昇が続いており、今回も期待されている。しかし、昨日発表の8月失業率は前回の4.9%を上回る5.0%と悪化しており、個人消費の手控えから小売にも影響がありそうだ。時間足では上値を下降トレンドが抑えており、戻し売りの動きになると見る。ただ、日足で見ると150円から147円のバンドサポートが見られ、このレベルが固まれば三つ目の山を形成する動きとなるか重要なポイントと見る。

ポンド円予想レンジ: 150円80銭~149円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル] 高値を更新しても

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ米ドル日足)

EURUSD0917_hiashi.jpg

FOMCで早期利上げの噂が流れると一時ユーロの下落する場面も見られたが、それが間違った解釈ということが広がるとユーロは昨年12月の高値1.4717を抜けて1.4736まで上昇した。日足のボリンジャー上限バンドに沿ってバンドウオークが綺麗に続いている。
高値を更新しても淡々と買いが続いておりポジションの偏りがそれ程ないようだ。この強さはまだ継続と見るが、来週の金融サミットを控えており、日本の大型連休もあり、その前に一旦ピークをつけると見る。

ユーロ円予想レンジ:1.4860(08年9月22日高値)~1.4600

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般] バーナンキ議長のリセッション終了宣言と小売売上高

8月米国小売売上高が予想の1.9%を上回る2.7%と発表された。ここで注目すべきは自動車を除いた小売売上高が予想の0.4%を超えて1.1%と発表されたことだ。市場は政府の自動車支援策を行ったことで、景気回復は一時的と見る疑心暗鬼な見方から金融政策も緩和政策も当面は継続と見ていた。ところが今回の数字から自動車以外の消費が伸びていることが示されたことで、市場の景気への期待感は再び高まりそうだ。これにより第3四半期GDPの成長率は更に上方修正される可能性が高まったといえる。
更に、バーナンキ議長が従来の「景気は底入れ段階」との見解を今回は「米国のリセッションは恐らく終わった」とコメントした。NYダウは年初来の高値を更新し長期金利も上昇している。景気回復が絵に描いた餅ではなく確実に進行し始めていることが今度の為替市場に少しずつ浸透していくとすれば、ドル安の動きはどこかで変わるのかもしれない。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円] 円高材料は多いものの

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

USDJPY0916_hiashi.jpg

民主党の藤井氏が新財務大臣に入閣すれば円高でも介入しないという思惑や、来週の連休中に円高は進行するといった意見が聞かれる。どうしても90円割れをさせたいようなコメントが多く聞かれる。テレビなどのコメンテーターの多くは既に90円割れを予想しており、割れてくれないと困るのかもしれない。そういう時は概して織り込みすぎてしまう事が多く、寧ろ90円割れは無いのかもしれない。円高の要因は輸出企業や9月中間決算など別なところにあると云う事だろう。ただ、時間足から見ると下降トレンドを再び下回り、ボリンジャーバンドの中心移動平均線も日足とともに下向きだ。まだ、下値を試す動きは残りそうだ。

ドル円レンジ予想: 92円25銭~90円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ポンド円] 準備預金金利引き下げ検討で

(ポンド円時間足)


(ポンド円日足)

GBPJPY0916_hiashi.jpg

8月英国消費者物価指数は事前予想0.3%よりも強い0.4%となり、インフレターゲットからの乖離から資産買い入れプログラム規模を拡大への思惑が後退し買われる場面も見られた。しかし、その後キング総裁が「準備預金に対しての金利引き下げを検討している」との発言から急落。NY時間にかけても軟調な動きが続いている。ユーロポンドでも上昇しており、ポンドの弱さが突出した格好だ。昨日は9月2日の安値149円の手前の149円ミドルで跳ね返された。このレベルは日足の上昇トレンドでもあり一旦はサポートされたが依然として上値の重い展開が続くとみる。ダブルトップのネック部分は7月8日の146円75銭で、それをクルーシャルポイントとみるが、ドル円が90円を割らない限り難しいと見る。

ポンド円予想レンジ: 150円80銭~149円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル] 強すぎるユーロだが

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ米ドル日足)

EURUSD0916_hiashi.jpg

昨日のユーロ買いはポンド売りに押された格好だが、それだけではなさそうだ。1.44ミドルを上抜けしたことでテクニカル的に大きな仕掛けもあるように見える。昨年12月17日の高値1.4720付近までこれといった節目が無いだけに、このレベルを目指す動きと見られる。昨日は1.4685を付け1.4720に迫る勢いだが、その後は足踏み状態を続けている。押し戻されないと云う事はその高値を超えるつもりでいるようにも見えるが、時間の勝負かもしれない。来週末の金融サミット前にはどこかで手仕舞いが見られると見ている。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.4720~1.4520

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般] リーマンショックから1年経って

昨年9月15日のリーマン破綻から1年。為替の動きはどう変わったのか。
幾つか週足チャートを見てみよう。

(米ドル円)


(豪ドル円)

AUDJPY0915_syuashi.jpg

(ポンド米ドル)

GBPUSD0915_syuashi.jpg

これらの動きを見るとクロス円もクロスドルも殆ど急落からの安値から半値以上の戻しを実現している。しかしドル円だけは一時50%以上戻した後に急落後の安値付近へと再び下落していることが分かる。結論から言えばリーマン破綻によりリスク回避からドル買い円買いが進んだが、500兆円という世界的な景気刺激策が功を奏したのか、3月からの株価の回復からリスク選考に変わり始める。その結果ドル売り円売りの動きが7月辺りまで見られた。しかし、8月に入り円だけが独歩高に動き始めたといえる。リーマンショックから立ち直りつつあることは確かのようだが、一体何故円だけ買われるのか。円キャリーからドルキャリーに変わったという見方もあるが長期金利差は依然ドルが上回る。どうもそうではなく円高への危機感が輸出企業のドル円の売りや、9月中間決算からの機関投資家のクロス円の手仕舞いなどが影響している可能性が高そうだ。今の円高が何処まで続くのか今月末を過ぎてくれば見えてきそうだ。
昨日は米中貿易摩擦がドル売りに拍車をかけた。米国は中国からのタイヤの輸入制限をかけ、それに対して中国はWTOに提訴するとして米中の今後の摩擦が気になるところだが、為替への影響は今のところ限定的と見る。寧ろ市場は少しずつ米国の財政赤字に目が行き始めているのが気になるが、これも今更という観も否めない。短期的な材料探しの一環と見てよいだろう。今週の円は一旦高値からの巻き戻しの動きが続くと見ている。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円] 90円は岩盤のように

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USDJPY0915_jikanashi.jpg

90円50銭に見られたバリアーを狙った動きによりドル円は売られ過ぎの観があった。90円を割り込めなかったことから、ドル売りを仕掛けた連中の買戻しが入ったと見てよいだろう。下値は90円80銭から50銭にかけて厚い買いの層が見られる。戻し高値が91円15銭を上に抜ければ50%戻しの91円75銭付近までの戻しもありそうだ。もし抜けなければ90円ミドルを試す展開とみている。

米ドル円レンジ予想: 91円75銭~90円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ポンド円] 住宅価格の上昇から

(ポンド円時間足)


(ポンド円日足)

GBPJPY0915_hiashi.jpg

朝方発表された英国8月RICS住宅価格が市場予想の0%を大きく上回る10.7%と発表されたことでポンドは上昇。昨日のNY市場からポンドは強含みで推移していたことから、この発表で買いが更に強まった。結局先週の終値レベルの151円20銭をつけたものの、一旦利食い売りが上値を抑えた。日足で見ると上昇トレンドラインでサポートされており、次の波動が始まるか微妙なレベルにある。後はドル円次第といったところだが、もしドル円が91円後半を試す展開となれば、ポンド円は時間足で見たフィボナッチ61.8%戻しの151円80銭付近までの戻しが期待できそうだ。

ポンド円予想レンジ: 151円80銭~150円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[NZドル円] 逆三角持ち合いが崩れ下落したが

(NZドル円時間足)


(NZドル円日足)

NZDJPY0915_hiashi.jpg

昨日書いた逆三角もち合いが下に放れたものの直ぐに持ち返してきた。今朝イングリッシュNZ財務相が「政府がNZドル高に関して出来ることは、直接的には何も無い」と述べたことで介入警戒感が緩み買いが先行している。時間足のボリンジャーバンドの上限をブレークアウトしており、直近のもみ合い高値の64円50銭レベルを試す展開とみる。ただ、63円60銭付近が抜ければ63円付近まで途中にサポートは見られないことから売りが強まりそうだ。まだレンジの域を脱しきれない動きが続くと見る。

NZドル円予想レンジ:64円50銭~63円

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般] 円全面高の理由

9月ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想67.5を上回る70.5と改善した。また
8月米国月次財政収支も赤字額減少となった。ところが週末の利益確定の動きなどからNY株式市場は6日ぶりに反落して終わった。ドルにとってプラスの材料も殆ど無視された格好だ。結局このところ米国経済指標が改善されているにも関わらず、金が1000ドル台に乗せるなどリスク回避の動きが目立つようだ。それらの材料とはそれ程関係が深くないと思われた円が独歩高となった。
9月は日本の機関投資家などの中間決算となっていることから、外債投資の動きは鈍るものだが、そのことだけでは今回の円高は説明が付かない。民主党政権が外貨準備の米国債の比率を下げるのではという思惑もあるが、それが直ぐに円高に繋がるとは考えにくい。ここに来てマスコミなどの円高への懸念が多く聞かれるようになって、日本の輸出企業がドル売りヘッジを増やしている可能性はある。また、米長期金利の低下がドル売りを加速させているという話もある。
ただ、今回の円高が始まった切っ掛けはユーロドルのバリアオプション絡みの動きかもしれない。米国連休明けにユーロが1.4450のレンジを抜けたことでポンドも含め、ドル円のレンジも下値バンドがブレークアウトしたという見方は納得できそうだ。
NYダウは週末にかけ下落したものの9600ドル台で引けている。1万ドルは目と鼻の先に、色々なポジションの調整的な動きかもしれない。この流れが変わるとすれば1万ドルに乗せたときかもしれない。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円] オプションも含めドル売り継続

(米ドル円日足)


東京時間からドル円はずるずると下落が止まらず、一時90円20銭と90円割れ寸前まで下げ1円50銭余りの下げとなった。90円50銭にはバリアオプションのオーダーが控えその手前では防戦買いも見られたが押し切られ、結局ロスカットを巻き込みながらの下落となった。テクニカルで見ると既に下値は抜けており、今年安値の87円付近を試す展開の可能性が高まったといえる。ボリンジャーも下限バンドが先週末にブレークアウトしており、売り方有利と見える。後は90円という大台を超えられるかどうかだが、100円の時もそうだが、ここからが本当に硬くなる場面であり、抜け切れないと95円付近まで折り返すことになりかねない。

ドル円レンジ予想: 91円20銭~90円20銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル] 宵の明星が現れたか

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ米ドル日足)

EURUSD0914_hiashi.jpg

ミシガン大学消費者信頼感指数が発表されるとユーロは激しく上下に振らされる場面も見られたが、やや上値の重い展開に変化した。日足で見ると赤三平の後に昨日のローソク足が寄り引き同時値で十字線が見られる。これは徐々に上昇の力が衰えてきていることを表しており、宵の明星と見られる星が天井に出たかもしれない。そろそろ気をつけた方がよさそうだ。

ユーロドル予想レンジ: 1.4610(9月11日高値)~1.4350

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[NZドル円] 逆三角持ち合い

(NZドル円時間足)


(NZドル円日足)

NZDJPY0914_hiashi.jpg

10日に発表されたRBNZの共同声明では対豪ドルでNZドルが強すぎることに対し、ボラード総裁はファンダメンタルズに沿っていないと発言したばかりだが、次の日も続いて『NZドルの上昇は望ましくない』との見解を示した。時間足の動きを見ると逆三角もち合いがみられる。これは珍しい形で不安定な動きを表すものだ。上に行きたいが行けないという動きとみるが、全般的に買いの勢いはまだ続くとみる。ただ、短期的に一度振り落としの動きが見られるかもしれない。ドル円が90円を割り込むようであれば、一旦下落幅が大きくなるかもしれない。

NZ円予想レンジ:64円50銭~63円

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般] 長期金利低下とドル安

米国30年国債の入札は予想以上に好調に終わったことで長期金利は低下した。10年債利回りは3.35%まで低下している。また、ガイトナー財務長官は『経済の救済から将来の成長への準備に戦略をシフトしている』として金融機関への追加資金投入は不要、予算案から準備金へ撤回するとした。これは言い方を変えれば出口戦略が近く始まることへのサインと見ることが出来そうだ。NYダウは結局5日続伸し今年最高値の9627ドルまで上昇した。その結果今までの構図通りリスク志向からのドル売りという動きが見られた。しかし、この構図はいつまで続くのだろうか。米国株と国債の両方が強いと云う事は米国投資が魅力的なものになりつつあるということにもなる。それはドル買いに繋がるという見方も当然出てきておかしくはない。今のところはこれまでの動きに反射的に反応しているだけなのかもしれない。しかし、この動きはもう暫く続きそうだが、その変化が何処で見られるか注意する必要がありそうだ。
今日は中国の重要な経済指標が軒並み発表されるが、NY株価への影響に注目したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円] 91円50銭のトリガー

(米ドル円日足)


目が91円台に徐々に慣れてきた。前日の安値を少し更新しては戻りまた更新するといった動きが続いている。昨日は91円50銭にはオプションのトリガーがあるという話も聞こえたが、昨日はそれを無理やりつけに行ったような動きが見られた。結局91円40銭手前で折り返し92円台まで押し戻された。しかし、結局NYの引けでは92円台をキープ出来ずに終わったことで弱気の相場はまだ継続と見る。海外市場でもう一度ボリンジャーの下限レベルを試す展開が予想されるが、今日は金曜日と云う事から最終的にNYでは買戻しが入ると見ている。もし92円台で引けてくれば来週は底堅い動きになると見る。

ドル円レンジ予想: 92円20銭~91円20銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ポンド米ドル] BOEの資産買取り据え置きは

(ポンド米ドル時間足)


(ポンド米ドル日足)

GBPUSD0911_hiashi.jpg

昨日開かれたBOE金融政策決定会合では金利は予想通り据え置きとなったが、資産買取プログラムの規模は1750億ポンドを据え置くと発表。前回の会合では更に規模拡大の可能性が高まっていただけに、今回の決定はポンドの買い戻しの切っ掛けとなったようだ。元々市場はポンドの回復が主要国で最も早いと見ていたところもあり、ポンドへの期待はどこかで持っているように見える。時間足では底が切りあがってきており、日足では6月からの上値のレジスタンスであった1.6ドルに再び乗せてきた。米国の景気底入れ期待は昨日のガイトナー長官の発言からも見られるようにはっきりと示された。ポンドは1.7ドルの大台を目指す展開と見るが、その前には6月30日につけた1.6750のレジスタンスが上値を抑えてきそうだ。

ポンドドル予想レンジ:1.6750[6月30日高値]~1.6525

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[スイスフラン円] 介入も効果薄

(スイスフラン円日足)


(スイスフラン円時間足)

CHFJPY0911_jikanashi.jpg

NY時間にSNB[スイス国立銀行]がスイスフランの売り介入を行ったとの噂が広がり88円ミドルから一時87円90銭付近まで下落。しかし、結局その真偽は分からず買い戻しが入った。スイス介入の噂は過去何度もあり、それ程驚くことでもないがそれだけスイスフランが強すぎるということだろう。黙っていれば更に上昇に拍車がかかるという事がわかっているのだろう。時間足では上昇トレンドが底値を切り上げており、日足では三角持ち合いが収束してきている。87円50銭付近の下値を抜けきれないと上に放れる動きもありそうだ。

スイス円予想レンジ:89円50銭~88円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[全般] マーケットは新展開を迎えるか

NY株価や世界的な株価が堅調な動きを示すことでリスク志向が強まるという構図は変わらないものの、ドル円の下落が進む結果となった。本格的にドル安・円安からドル安・円高に変わるのだろうか。その理由は何かあるのか。あるとすれば金利差だろう。3ヶ月もの短期金利でドルと円の金利が逆転したためという見方もあるが、長期金利では寧ろ広がっている。クロス円もそれ程売られているわけではないのを見ると円が理由というよりもドルが弱い状況といえそうだ。どうもユーロが今年の高値を更新したことでドル安が進んだ可能性も考えられる。昨日のベージュブックでは6地区が経済は底堅い、もしくは改善の兆しを確認され上方修正されたことが報告された。金やコモディティーの上昇は中国の影響が強いと見られる。低金利からのドルキャリーの動きと見る向きもあるが、それを見極めるにはもう暫く様子を見る必要がありそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円] 7月の安値を下回ったものの

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

USDJPY0910_hiashi.jpg

7月13日の安値を更新したことでストップを巻き込むかと思ったが直ぐに戻されるなど、結局それ程ドルロングがいなかったと云う事だろう。しかし戻しの勢いも限定的となっておりまだ下値を試す勢いが残っているようだ。少しずつ下値を切り下げる展開が予想されるものの、夏休みが終わって勢いの付いたドル売りの動きが長く続くかまだ不透明だ。ここはフットワークを効かせるスキャルピングで攻めた方がよさそうだ。

ドル円レンジ予想: 92円50銭~91円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[ユーロ米ドル] オプションが外れて踏み上げ相場

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ米ドル日足)

EURUSD0910_hiashi.jpg

オプションが外れてからユーロは対ドルで連日高値を更新する勢いだ。時間足でも踏み上げ相場の様相を呈しており今日も強い動きが続くと見られる。昨年12月18日につけた高値1.4720付近が高値目途として意識されるが、その前の大台である1.6ドルが大きな抵抗になりそうだ。下値はオプションの上限であった1.4450がサポートになりそうだが、居心地の良いレベルは1.43ドルと見る。一旦1.46ドルをバックに売りで攻めるのも面白そうだ。

ユーロドル予想レンジ:1.4600~1.4450

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[南アフリカランド円] 高値リスク高まる

(南アフリカランド円時間足)


(南アフリカランド円日足)

ZARJPY0910_hiashi.jpg

リスク志向の高まりから金が1000ドルを超える場面もあり、最大の金産出国のランドが狙われた格好だ。金利も7%と魅力的な投資対象であるだけに買いが集まりやすいのは避けられないが、輸出にとっては強いランドは足枷だ。ムヴォエニSARB総裁は「ランドの強さは少々行き過ぎだ」とランドの上昇を止めようとするコメントを出したが効果は限定的となった。来年6月にはワールドカップが開催されると云う事から、買い安心感もあり上昇しやすいものの、そろそろ高値付近からの下落リスクが高まっていると見る。昨日は瞬間的に12円38銭をつける場面も見られたが、12円30銭の抵抗線はまだ完全に抜かれていないと見る。

ランド円予想レンジ:12円30銭~12円00銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

«  | HOME |  »

注意喚起

店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する