ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2009-11

[全般] 行って来いの相場

27日の為替相場は、珍しく東京市場でドル/円が直近の安値を更新し、大幅に値を下げた。これは、NY市場が26日休場であったこと、また27日はシンガポ-ル市場が休場で流動性が薄くなったこと、更に85.00のオプション絡みのドル売りが出たこと、日本の証拠金業者からの大口のドル売りが持ち込まれたことも、大幅に値を下げる要因となった。しかし、ロンドン市場がオープンするとドバイの債務繰り延べ要請を受けた混乱は一時的との見方が広がったこと、行き過ぎた悲観的な見方が後退した為にドル/円は買い戻されて、NYの引け値は86.40円と前日比15銭の円高に留まった。中東の情勢は不透明な所が多いものの、アブダビが援助の手を差し伸べるとみられ、長期的な影響は無いと思われる。しかし、短期的にはもう一度85円が割れる局面も視野に入れておく必要があると思われる。先週末のロシア列車テロの影響にも注意しておく必要がありそうだ。当面考えられるのは経済的に関係の深いユ-ロが悪影響を受け、売られる可能性が高まることであろう。1997年のロシア通貨危機の際にはルーブルが売られ、リスク資産の売却にも繋がった。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 一旦の底値か

(米ドル円日足)


27日に付けた84.85は当面の安値になると思われる。昨日のコメントにあるように,第一幕は終わったとみられる。85.50から下の動きは明らかなオーバーシュ-トと思われる。86円割れはドルを買ってみたい。しかし、すぐに87円を超えて大きく値を上げるとは思えないので、87円の手前ではしっかり利食いのドル売りを入れたい。米系金融機関が円の相場予想を円安から円高に変更した。主な要因は、ドル金利が低い状況に据え置かれ日米の金利差が拡大しない、民主党政権での構造改革が進み経済成長率が予想を上回り、日本株をアンダ-ウエイトにしている投資家からの買いが膨らむとなっている。ほとんどの金融機関が円安を予想しているので、短期的には注目され、円買いの材料となる可能性もある。

米ドル円予想レンジ87円30銭~85円80銭

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[ユーロ円] 長い下髭

(ユーロ円日足)


27日のユーロ円も東京市場で大幅に値を下げ、126.90の安値を付けたが、下限の予想範囲内に留まり、長い下髭をつけて引けている。日足の下髭が長いこともあり、急激に値を上げる可能性も充分にある。売りから入ることは勧めない。130円が割れれば買っておきたい。ドバイの債務危機が早期に払拭されると、リスク資産が買われクロス円が上昇する可能性は高い。

ユーロ円予想レンジ:131.80円~129.50円

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[ポンド米ドル] 週足で雲に入る

(ポンド米ドル日足)


直近のポンドを対円でみれば10円以上も値を下げており、買えないとのイメ-ジが強い。また、ドバイの債務危機に関しては英系の機関が一番大きな債務を抱えており、ポンドが対ドルで大きく売り込まれても不思議はなかった。しかし、27日には1.6270まで大幅に値を下げたものの、引け値では1.6470まで値を戻している。最近のポントドルは1.6500付近がサポ-トラインとなり、1.65から1.6850のレンジ推移している。本日の朝も1.65に乗せており、1.65割れは買いから入ってみたい。ポンドの悪材料が出ても大きく売られないので、しばらくは1.65-1.68のレンジで推移すると思われる。

予想レンジ:1.6470~1.6630

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[全般] ドバイショックの影響は

ドル下落ショックが襲った市場に追い打ちをかけるようにドバイショックが起こった。
ドバイ政府系持ち株会社「ドバイワールド」が事業再構築のため全債務の支払い繰り延べを債権者に要請した事が明らかになると欧州の株価が一斉に急落。為替にとってはユーロやポンドの下落につながって入るものの、それ程の大きな影響はまだ見られない。市場が薄商いという事もあるが、それがドル売りに拍車をかけたことも事実。もし米国の株式市場が開いていたらリスク回避からのドル買いが大きく動き出したに違いない。いずれにしてもこの感謝祭で寝ている間にこれほど大きな動きが出ることも珍しく、来週になれば元に戻ってしまうのではといった考えも思ってしまう。このドバイショックが新興国を今後巻き込んでいくようであれば、再び金融不安が拡大し、クロス円の急落からドル買いの動きも想定しておく必要がありそうだ。

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[米ドル円] そろそろ下落も終わりに近づく

(米ドル円時間足)


95年以来の安値86円前半まで下落したドル円だが、ドル安と円高の両方が突き進む動きも一旦ドバイショックにより第一幕が終わりに近付いたとみる。元々参加者の少ないなかでの動きのなかで始まったドル下落が感謝祭明けの来週にはショートカバーも含めた買い戻しの動きがみられるとみるが、そのきっかけがドバイショックになるかもしれない。NY株価が下落すればリスク回避からのドル買いが入る可能性は十分考えられ、もしドル円を売るのであれば今日が最後になりそうだ。行っても日足のサポートラインである85円台半ばがいいところだろう。

米ドル円予想レンジ87円50銭~85円50銭

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[ユーロ円] ECBからの牽制

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ円日足)

EURJPY1127_hiashi.jpg

ユーロは対ドルで1.5ドルに乗せたことで再び欧州各国からの懸念の発言が出始めた。ラガルドフランス財務省は「現在のユーロの水準はユーロ圏の輸出企業に悪影響を与えている」と久しぶりにユーロ高への懸念を表明。一時1.51ミドルまで上昇したユーロドルは1.49台に戻された。ユーロ円はドル円の下落がユーロドルの下落と相まって129円50銭付近まで下落したが10月2日に付けた安値129円までは届かずに減速。ユーロ円に関してはユーロドル上昇とドル円の下落とがぶつかりあってレンジ内の動きとなっており、もし129円が抜けたとしても127円付近の大きなレンジの下限までがせいぜいと見ている。今日は週末で寧ろ買い戻しが強まるとみる。

ユーロ円予想レンジ:131円~129円

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[豪ドル円] 週足で雲に入る

(豪ドル円時間足)


(豪ドル円週足)

AUDJPY1127_syuashi.jpg

ドル円の下落が止まらず豪ドル円でも損切りの売りが次々について下落が止まらない。11月2日の安値79円45銭を割り込んだことで弱気のセンチメントが広がり始めている。週足の一目均衡表の雲を見ると雲の上限を割り込み始めており、基準線のレベルである78円でサポートされるかどうかがポイントと見る。今日ドル円が86円を超えられなければ買いのタイミングと見てもよいかもしれない。

予想レンジ:79円80銭~78円00銭

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[全般] 火付け役はドル円

東京市場でじりじりとドル売りが進行し欧州時間に入るとドル円が前回の安値88円を抜けて、その近辺にあったロスカットオーダーを巻き込んで一気に87円ミドルまで下落。ドルはその時点では対ユーロやポンドではクロス円の売りに押されてそれ程下落は見られなかったが、その後はドルが全面安の展開となった。感謝祭の前の薄い市場のなかで梯子が無理やり外された感じだ。前日のFOMC議事録で秩序だったドル安は容認するものと市場は受け止めたことで、ドル売りに対するリスク懸念が薄らいだためとみられる。米国新規失業保険申請件数が昨年9月以来の少ない数値となったことや、新築住宅販売件数も好結果となったこともドル売りに拍車をかけた。何を言ってもドル円が既に87円台に下落した時点で勝負がついていたと言えそうだ。この薄商いのなかで完全に梯子を外された格好となったことで休み明けまでは戻しは難しそうだ。

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[米ドル円] 堰を切った

(米ドル円月足)


(米ドル円週足)

USDJPY1126_syuashi.jpg

88円の第一次難関を突破し、第2次難関である87円を抜けるかがポイントだろう。既に下値サポートの心理的な壁も壊されておりもう一段の下落も止むなしといったところ。87円のサポートもそれ程大きな壁にはならない可能性が高い。抜ければ95年に付けた最安値が意識され始め87円75銭から50銭付近までの下落もあり得るが、反対に抜けずに戻されるようであれば88円20銭付近まで押し上げられても全く不自然ではない。ユーロドルなどの動きを見ながらの展開と見る。

米ドル円予想レンジ86円50銭~88円25銭

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[ユーロ米ドル] 高値を更新したことで

(ユーロ米ドル週足)


(ユーロ米ドル日足)

EURUSD1126_hiashi.jpg

11.5060ドルの今年の高値を難無く超えたことで、スイッチが入ったとみて良いだろう。感謝祭を前に鬼の居ぬ間に付けてしまった観もあるが、いずれにしてもこれで次の目標値まで行かないと収まりがつかないというところだ。その次のターゲットだが1、6ドルという大きな山を目指すというのは時期尚早とみるが、1.53ドル付近が一つの目安と見る。この薄商いの時は一方向に動きやすく、売りは利食いだけになるだろう。反対に売り材料が出ると売り一色にもなりかねないが、市場のセンチメントは上を見ているだけに売り材料を無視する可能性が高い。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.5300~1.5080

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[豪ドル円] ドル円の下落が止まれば

(豪ドル円時間足)


ドル円の下落が豪ドル円の上値を抑えてしまったがドル円の下落スピードが上回れば上昇も始まるだろう。市場参加者が少ないこともありユーロやポンドに集中した動きが目立ち豪ドルまで目がいかないという状態に見えた。ドル円の動きが落ち着けばそろそろ出遅れ感のある豪ドルに買いが向かうとみている。時間足の上値抵抗線の81円70銭付近を抜ければ前回の高値82円50銭を目指すとみる。

予想レンジ:82円50銭~81円00銭

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[全般] 強弱入り混ざる経済

米国第3四半期GDP改定値は2.8%増と速報値3.5%増よりも大きく下方修正されたものの、予想とほぼ変わらなかった。一方で2.9%(予想3.2%)の個人消費やGDP価格指数、コアPCEなどは予想を上回る下方修正幅となった。また、9月S&Pケースシラー住宅価格指数は前年同月比で9.36%低下したが予想は上回った。その後公開されたFOMCでは低金利政策の長期化を確認したことから、景気見通しが上方修正された。それぞれ重要な指標ではあるが、結果的に市場は指標そのもので動くというよりもポジション調整などが中心の動きが目立った。
NYダウは下落に転じたものの、為替市場では結果的に前日の値幅を修正した格好となり、感謝祭前の薄商いの中でのもみ合いの域を脱していない。今日は感謝祭前日ということで、新たなポジション作りはなさそうだが、短期の投機的な動きは所々で見られそうだ。

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[米ドル円] 88円50銭を下回ったものの

(米ドル円時間足)


米国第3四半期GDPが予想と同じく2.8%増となったものの、速報値を下方修正したことから88円50銭付近にあったロスカットを巻き込み88円38銭まで下落した。ただ、予想よりも下値が浅かったという印象が強い。このレベルは10月9日に付けた安値88円37銭とほぼ同じということから買いが並んでいたと思われる。明日は感謝祭ということであまり突っ込んではいけなかったとみられるが、結局このマーケットの薄い時に下値を抜けきれないとそろそろ流れが変わるのか休み明けが重要な場面になりそうだ。
今日はさすがに動きが鈍くなりそうだが、逆に大きく仕掛けるには都合が良いとみる所がでるのか。

米ドル円予想レンジ89円05銭~88円40銭

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[ポンド米ドル] 値動きが収束

(ポンド米ドル30分足)


(ポンド米ドル日足)

GBPUSD1125_hiashi.jpg

BOEキング総裁は英議会で「我々は回復が間もなく本格化する兆候に勇気付けられている。」と英国経済がリセッションから景気回復しつつあるとの認識を示したことで、堅調な地合いとなったものの、その後は徐々に値動きは収束し始めた。日足でみると1.7ドルを上限に徐々に上値が重くなり始めており、50%戻しの1.63ドル付近までの戻しも視野に入るが、今日は動き難い展開と見る。

ポンド米ドル予想レンジ:1.6650~1.6500

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[カナダドル円] 原油価格の下落で

(カナダドル円時間足)


(カナダドル円日足)

CADJPY1125_hiashi.jpg

昨日の世界的な株価下落から原油価格も76ドル付近まで下落し、カナダ円の売りが強まっている。ただ、大きな流れの中では依然として資源国通貨のカナダは買い意欲が強いと見る。日足では波動の山が徐々に高値を下げてきているものの上昇トレンドラインに乗っているのが見える。今日は休み前ということで昨日のレンジ内での動きを予想する。

カナダ円予想レンジ:84円~83円40銭

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[全般] 再びリスク志向が高まる

東京が祝日にもかかわらず昨日はユーロを中心にドル売りの動きが強くドル円もドル売り中心の動きが強まった。欧州勢の入る16時になると待っていたようにドル円を一気に売り込むとユーロやポンドも対ドルで上昇し、17時にはポンドやユーロが対円で纏まった買いが入ったとみられドル円も今度は一気に上昇。市場は特定の参加者が動かしているようにも見える。各国の要人発言が色々と聞こえてくるがどれも市場の反応は鈍く、また指標に対しても大きな動きは見られない。セントルイス連銀総裁が資産買い取りプログラムを継続する意向を示したことや、低金利政策が長期間継続との発言によりNY株式相場は堅調に推移する中でドル安への動きは続くという意識は強まったことは確かだろう。昨日は米国10月中古住宅販売件数が予想を大きく上回ったものの、反応はまちまちだった。米国の2010年GDP予想値が上方修正されたことも株価には大きくプラスに反応しているものの、為替は既にドル安が進行していたことで影響はあまり見られなかった。

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[米ドル円] もみ合い継続

(米ドル円時間足)


東京の日中はドルが全般的に軟調な地合いのなかで、ドル円もじりじりと値を下げる中で欧州勢が入ると売り仕掛けの動きが入ると88円60銭に片足瞬間を突っ込んでもみ合いとなった。しかし、対円での値ごろ感もありクロス円の買いが全般的に出始めるとドル円も上昇に転じ、東京の日中の下げを押し戻した格好となった。結局欧米の株価の堅調な動きからリスク志向の高まりもありクロス円の買いがドル円を押し上げる結果となった。今日のドル円は昨日の動きもあり、下値を試しても押し戻されるというイメージから底固い動きとみる。

米ドル円予想レンジ89円50銭~88円80銭

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[ユーロ米ドル] 1.5ドルの天井

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ米ドル日足)

EURUSD1124_hiashi.jpg

トリシェ総裁が昨日12月の理事会で非伝統的な手段の解除方法を検討する方向にあるとコメント。その条件としてはドル高という事が大事であるということは1.5ドルをかなり意識してのこと。当面は1,5ドルを超えると牽制発言などで落とされそうだ。今日は米国第3四半期GDP改定値の発表でもし予想以上の数字がでればドル売りが加速し1.5を超える場面もありそうだが、感謝祭前ということで結果的に失速すると見る。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.5015~1,4860(20日NY終値)

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[豪ドル円] リスク志向でも上値の重い理由

(豪ドル円時間足)


(豪ドル円日足)

AUDJPY1124_hiashi.jpg

豪ドルの買い材料である原油や金などのコモディティー価格の上昇はリスク志向の高まりから堅調な動きとなり、更に豪ドルに大きな影響を与える中国の株式市場も堅調な動きが続いている。過去2度にわたり利上げを行ったものの85円を天井にして買い上げられなくなったのは何故か。それは今のレベルが先を見越して買い過ぎたことから、このレベルで新たに買っても3.5%の金利と為替リスクと比較して今はリスクが高すぎるということが一つ。もう一つは年末に向けてのポジションの調整売りがありそうだ。しばらくこの動きは続くとみており、今日も豪ドルの買いが見られれば上値を抑えてくると見る。時間足のフィボナッチ76.4%戻しの82円ミドルが戻しの高値と見ると、戻しがこのレベルを再度抑えられれば80円を試す展開と見る。

豪ドル円予想レンジ:82円20銭~80円50銭

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[全般] リスク回避と週末のポジション調整

NYダウは小幅続落となりリスク回避の動きから調整のドル買いの動きが強まった。材料は特にないものの、今週の感謝祭や日本の連休前を前に調整の動きとみてよさそうだ。NYダウの下落やポンドのネガティブ材料などもその調整の動きを加速させるものとなった。今週は木曜日が米国感謝祭のため相場は休場となるため水曜日までが勝負となりそうだ。そのため米国住宅販売件数AFOMC議事録が注目され、大きく動く可能性が高い。相場の流れとしてはリスク回避の動きが強まる中でその勢いが強まるのか、それとも調整の動きが終了して再び買いが強まるのか注目だが、既に先週でポジションはニュートラルに近いことから値動きは限定的と見る。

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[米ドル円] 88円台が目に慣れて

(米ドル円時間足)


ポジションはややショートに傾いているとみられるが、88円台でのもみ合いが長過ぎる。そろそろ焦れてくる頃かもしれない。今日は日本が休みのため東京市場では動きが鈍そうだが、欧州勢の入る時間は要注意だ。時間足をみると先週末に近づき右肩上がりに傾き始めており上値を試す方が仕掛けやすく見える。ただ、上値は時間足の下降トレンドラインの89円25銭付近がせいぜいか。

米ドル円予想レンジ89円25銭~88円75銭

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[ポンド米ドル] 売り材料に反応しやすく

(ポンド米ドル時間足)


(ポンド米ドル日足)

GBPUSD1123_hiashi.jpg

英国10月財政赤字が114億ポンドと10月の数字としては93年以降最悪となったことや、ギーブ前BOE副総裁が「現在のポンドのレートは英国の製造業の恩恵に」と述べたことがでポンド安容認とみなされるなどによりポンド売りが強まった。普段ではこれらの指標や発言はそれ程意識されないものが、これだけ反応するということはそれだけ市場が薄く、更に方向感が見えないということだろう。直近の安値である1.6515を抜けてNY終値でも1.65を下回っているだけにもう一段の下げもあるとみる。日足のフィボナッチでリトレースすると50%戻しの1.6290付近か、或いは11月3日の安値1.6260が意識される。

ポンド米ドル予想レンジ:1.6540~1.6290

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[南アフリカランド円] 人気低迷のランド

(南アフリカランド円時間足)


(南アフリカランド円日足)

ZARJPY1123_hiashi.jpg

リスク回避の動きが高金利通貨であり、資源国通貨である豪ドルやカナダなどが売られる中もっともリクイディティーが低く金利の高いランドの値下がりが目立つ。
7月から続いているボックスレンジの下限を試す展開と見ている。11月2日に8円台を誤って付けてしまったことでランドへの不信が高まり、人気が下火になってきているだけになかなか新たな買いが出にくいようだ。ただ、金利の魅力は高いことからレンジの下限では買いが並んでくると見る。

本日の南アフリカランド円予想レンジ:11円77銭~11円50銭

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[全般] NYダウ続落は調整内

NYダウが続落。来週の感謝祭の前ということもあり、ここ最近の株価上昇に対する反動の売りが強まっていると考えられる。アジア株が弱含む流れの中でアジア時間からリスク回避の動きがみられた。特に材料はないもののガイトナー財務長官が中国による人民元の柔軟性拡大の容認は長時間かからないといった発言でドル売りが進む場面も見られたが、大勢に大きな影響はなかった。結局クロス円やドル円などのストップを付けに行く動きが目立った。今日も特に海外では材料は見られないが、日本の連休を前にして日銀の金融政策発表があり普段は全く反応しないものが意外にポジション調整の材料にされる可能性も考えられる。年末に向けてクロス円などの調整の動きはまだ継続とみている。

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[米ドル円] 89円を挟む動き

(米ドル円時間足)


日経平均や中国上海などの株の下落に伴いドルは終日軟調な動きとなり、この動きはNY市場まで続いた。結局東京の終わり近くに89円割れにあるストップを巻き込みながら前回の安値88円75銭をも割り込んで88円64銭の安値を更新。しかし、結局短期ディーリングの動きから買い戻しもNY市場では強まった。結局89円を挟んでの攻防が継続され、今日も日銀の金融政策発表以外に特に目立つ材料はない。日本の連休前ということもあり、ポジション調整が入るとすれば、時間足でみた下降トレンドの上限を見に行く可能性も考えられそうだ。ただ、ポジションも大分はけており、クロス円の動きを注視すると上値も限定的と見る。

米ドル円予想レンジ89円30銭~88円70銭

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[ユーロ米ドル] レンジの上下を繰り返す

(ユーロ米ドル円時間足)


(ユーロ米ドル円日足)

EURUSD1120_hiashi.jpg

結局1.5と1.48のレンジを繰り返す動きが続いている。昨日はアジア時間の引けにかけてフィッシャーダラス連銀総裁が「失業率は高過ぎ、低下には長期間要する。10年の実質成長率は3%に届かない」などと発言したことでリスク回避的なドル買いユーロ売りも見られた。しかし、この手の材料はさほど驚くものではなく、ユーロの下値を試すきっかけに過ぎない。結局レンジの上下を試す動きだが、少しずつ値幅が小さくなってきているように見える。連休や感謝祭の前ということで、そろそろどちらかに振れる可能性が高まるとみている。時間足では下降トレンドだが、日足では上昇トレンドが継続しているだけに、今回は難しい判断が要求されそうだ。

ユーロ米ドル予想レンジ: 1.4950~1.4750

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[NZドル円] 急落の背景

(NZドル円時間足)


(NZドル円日足)

NZDJPY1120_hiashi.jpg

アジアの株式市場の軟調な動きからリスク回避の動きが強まったことや、フィルNZ労働党党首が『労働党は今後RBNZのインフレターゲットの優位性を支援しない。競争力の為替レートを望む』とコメントした事で2円以上の下落となった。日足を見ると三角もち合いが収束して下に放れたことがはっきりとわかるが、どちらかに行きたがっていたところタイミングよく材料が下駄というところだろう。週末ということから買い戻しはあっても新たな買いはないだろう。寧ろ売りそびれところが戻しを売ってきそうだ。

本日のNZドル円予想レンジ:65円45銭~63円90銭(11月3日安値)

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[全般] 次の動きが出るまでは

注目された10月米住宅着工件数は52.9万件と予想と変わらなかったものの、前月に比べてマイナス10.6%と4月以来の減少となった。結局NYダウは小幅な下落となったものの、前日に13カ月ぶりの高値を更新しただけに高値警戒感が高まっていたことも下落の要因とみられる。為替は対ユーロではドルが売られる動きとなったものの、大きな値動きは見られなかった。ドルの下降トレンドは続くとの見通しが多いもののここにきて売りを仕掛けにくいのはいずれ金融緩和からの転換は時間の問題という意識があるためなのか。或いは年末に向かってエネルギーを蓄えているのか。いずれにしても、ドルが更に下落するのか、或いは上昇に転じるのか暫く様子を見る段階であろう。昨日の住宅着工の発表を見る限り、次の動きがみえてくるまでは当面重要指標に対しても大きな反応は示しそうな気配が感じられない。

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[米ドル円] 89円をキープしたものの

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

USDJPY1119_hiashi.jpg

東京の日中は僅か30銭程の幅の狭い値動きが続いた。ただ、ドル売りの意欲は強くじりじりと欧州時間にかけて89円01銭まで下落した。しかし、結局89円を付けずに買い戻しの動きが強まりこの日の高値である89円49銭をつけた。下値も上値も後1銭で区切れの良いレベルであるのに拘わらず付けきれないというところに力の無さを感じさせる。ただ、88円台をみることができなかったという事のほうが市場にとっては意外であったようだ。これだけドル売りの見通しが多いにもかかわらず下げ切れず、結局ドルショートが炙り出されてしまう。下がだめなら上、ということで今日は上値を試す展開か。ただし、90円を抜けるような力もなさそうだが。

米ドル円予想レンジ90円00銭~89円05銭

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注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

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