ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-01

[全般] 雇用統計の激震

12月の米国雇用統計が発表された。非農業部門雇用者数は8.5万人減少し発表直前の予想がゼロ、或いはプラスになるといった観測に対し大幅なマイナスとなったことで市場には激震が伝わった。先週は雇用統計前に発表されたISMなど雇用状況が改善されていただけに今回の結果は市場の失望感を一層増大させたといえる。発表後のドルは全面的に下落し、特にドル円は前日に菅財務官の円安誘導でドル高が進んでいた分だけ大きく下落が進んだ。ただ、それでも下落幅は年末からのドル高を覆すほどのものではなくレンジ内の動きで収まった。この結果が今後の流れを変えたかどうかを判断するにはまだ早そうだ。最近の雇用関連の改善されたものが来月に反映することから、今回だけの雇用統計で米国金融政策が決まるとは言えない。ただ、当面はドル買いには慎重にならざるを得ないだろう。まだ市場は始まったばかりであり、短期的には下値の目途を探る展開とみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 菅財務相発言の反動

(米ドル円時間足)


予想以上に米国12月の雇用統計結果が悪かったことからドルは全面安となった。ドル円は菅財務相の円安誘導発言で高値圏にいただけにその反動は大きかった。しかし、結果的に92円を割り込むことはなく円安レベルで先週のNYは引けている。引け値は92円70銭で今年の始値は92円90銭付近と殆ど同レベルとなったことで1週間のローソク足で見ると十字線で方向感がないことを示している。また、雇用統計後の安値は92円30銭付近で跳ね返され5日に付けた安値91円25銭からは1円近く上で止まった。これをみるとまだドル買いの勢いがまだ続くとみて良いだろう。もし、今週91円を割り込むようであれば90円25銭までの下げもあり得そうだ。

米ドル円予想レンジ:93円50銭~92円25銭

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[豪ドル円] 高値を更新

(豪ドル円時間足)


(豪ドル円日足)

AUDJPY0111_hiashi.jpg

雇用統計後に昨年の高値85円30銭を抜け86円まで付けた。菅財務相の円安発言もあり円キャリーの動きが豪ドル円に見え始めたという。ただ、豪ドル買いは既に12月に入り始まっており、それは市場が安定し始めたという認識が強く金利差を再び取りに来ているという事だろう。上昇スピードが早過ぎるのは気になるがこの動きは今後も続くだろう。先週の雇用統計後に85円25銭から84円65銭まで瞬間的に下落したが、一気に元のレベルまで戻したことで、それは証明されたといえる。一部損切り注文が付いたはずだがそれ以上に買いの意欲が強かったということだろう。その後は上昇を続けほぼ高値圏で引けている。本日9時半には12月ANZ求人広告件数が発表されるが、この結果から14日に発表される雇用統計への期待が高まれば更に買いは強まるとみる。或いは、もし悪い数字の場合は下げたところを拾って行くことにする。

豪ドル円予想レンジ:86円50銭~85円40銭

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[ユーロ米ドル] レンジを脱しきれない

(ユーロ米ドル時間足)


米国雇用統計前にユーロ圏の失業率が発表され、予想が9.9%に対して10.0%と悪化。10%台は98年8月以来ということからじりじりとユーロ売りが進みこの日の安値1.4265を付けた。その直後に米国雇用統計が予想よりも悪化したことでユーロドルが上昇し、結局売り買いの力が相殺された格好となった。結局前日の高値1.4445の手前で抑えられており時間足でみてもレンジ内の動きから放れていない。週初めは先週末の買いの勢いが残っており、もう一段の上値を試す展開とみるが1.45の大台の手前から売り上がり、完全に抜けたのであれば本格的な上昇が始まるとみる。

ユーロ米ドル予想レンジ1.4480~1.4270

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