ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-02

[全般] 米雇用統計の憂鬱

注目された米1月雇用統計は予想とは大分異なるものとなった。まず最も注目された非農業部門雇用者数は市場のプラス予想から大きく下回るマイナス2万人と発表された。ただ、問題は同時に過去5カ月分にわたり改定されたことが市場の判断を大きく迷わせた。結局中身を見ると11月を除き全ての月が下方修正となり結果は1月も含めそれ程大きな雇用改善がみられていなかった事になる。前日にギブス報道官が当初の予測よりも雇用が失われた可能性があると発言していたことから、何らかの修正があると考えられた事が現実となった。このネガティブな結果に対して更に市場を迷わせたのは失業率だった。市場予想の10%を下回る9.7%と発表されるとポジティブな材料として受け止めた。これらの発表を受けて市場は売り買いが大きく交錯したものの、結局どちらに反応して良いのか分からず発表前のレベルに戻った。しかし、時間が経つとNYダウの下落幅が拡大し一時9800ドル台に突入。原油も70ドルに迫る動きとなりドル円は再び88円台に割り込んだものの、結果的にダウは1万ドル台で引けると為替も最後に戻しの動きが見られた。雇用統計である程度の方向が見えてくるものと期待したが、結局更に市場は方向感を失ったようにみえる。
今週は先週のその不安定さが継続され、依然方向感の見られない動きが予想され、それだけに弱いユーロへの売り圧力が一層かかる可能性がある。今週のポイントはユーロが下げ止まるかどうかにかかっているとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 上値の重さ

(米ドル円30分足)


米雇用統計の結果は強弱まちまちであったものの市場の米国景気に対する判断はやや悲観的なものになったとみられる。ただ、これまでの経済指標を見ると確実に改善の兆しを見せていることから、この悲観的なムードもそう長くは続くとは思えない。クロス円がユーロ円を中心に依然として上値の重い展開が続いているものの、パニック的な売りの動きは収まってきたようだ。ドル円も先週の急落からやや落ち着きを見せており当面89円~90円付近でのもみ合いが続くとみる。瞬間88円ミドルまで下落したものの、その後は88円割れでの耐久時間は短くなってきておりそろそろ底を固めに入るころとみる。88円ミドルにストップを置いて89円付近は買いを入れて行くのも面白そうだ。

米ドル円予想レンジ:89円80銭~88円80銭

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[ユーロ米ドル] 下落幅はそろそろ

(ユーロ米ドル4時間足)


ギリシャの財政問題はスペインやポルトガルでも同様な状況が見られユーロの結束への懸念が拡大。ユーロ売りが止まらない状況だ。また、中国の11日からの春節休暇を前に中国系ファンドのユーロの手仕舞い売りが出るという話も聞かれる。しかし、既にこれだけ下がったところでロングは殆どないとみて良いだろう。寧ろ買い戻しの動きが入りやすく上昇、或いは横這いが続くとみている。昨年11月からユーロ売りが始まり12月までの下落幅が約1000ポイントで、その後約1カ月近く横這いが続いて再び下落した。今回の下落幅も約1000ポイント近くあり、そろそろ下落のエネルギーが尽きる頃と見る。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3760~1.3600

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[豪ドル米ドル] G7会合を終えて

(豪ドル米ドル日足)


週末のG7ではギリシャや中国の問題が中心となったが、出口戦略の実施は時期尚早というコンセンサスを共有したという。ただ、G7自体がそれ程影響力を持たないということもあり市場の反応はそれ程大きいとは思えない。その中で、次回の利上げ期待が残る豪ドルは買いのポテンシャルが最も高い通貨と見ることも出来そうだ。金利据え置きからの下落やNY株価の下落の影響も大分解消したとみる。急落直後の安値が0.86ドル付近を先週の引け値は上回って終了したことで、一旦底値を確認したとみる。ここ数日で0.88ドルまでの戻しがあるとみて0.86付近を丁寧に拾ってみたい。

豪ドル米ドル予想レンジ:0.8800~0.8600

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