ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-02

[全般] 米国公定歩合引き上げ

東京の早朝に米国公定歩合の引き上げ報道が伝わるとドルは一気に上昇に転じた。まさに市場ではサプライズとなりユーロは昨年5月以来の1.35ドルを割り込み、ドル円は92円台に突入した。前回のFOMC議事録やバーナンキ議長の議会証言原稿などからは既に何らかの利上げ行動はあるのかと思われていたが、この早い段階での利上げを予想したものは市場にはいなかった。だからこそのサプライズだが、なぜ今の段階で行ったのかこれから徐々に分かるのだろう。中国が春節というのが関係あるとも思えないが、EU会議でギリシャの問題が一旦回避されたことでEU自体も出口戦略の準備を始められる状況になったという事も考えられそうだ。現に昨日はゴンザレスバラモECB専務理事が「ECBは非伝統的手段を徐々に解除していく」と言った発言もあった。ただ、今回の公定歩合引き上げがすぐに金融引き締めに入るという事ではないことを市場も承知しているとみる。それを表すように東京市場で大きく上昇したドルにもかかわらず欧州時間に入ると寧ろドルの売り戻しが始まった。NY市場に入ると米国サイドからもアトランタやセントルイスの総裁がそれぞれ早期の政策変更を否定するコメントが相次いだ。しかし、この動きはで出口戦略を行う前触れであることも間違いなく、今後は米国経済指標の結果を一つ一つ検証していく事になりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 日米の金利差拡大からの上昇

(米ドル円日足)

USDJPY0222_hiashi.jpg

(米ドル円時間足)


東京市場の早朝に米国公定歩合引き上げの話からドルは全面高。ドル円も92円台は来週にお預けと思っていた途端に一気に91円前半から乗せてきた。今まではクロス円の買いに押されての上昇という動きからドル買いの動きに変わり、ドル円単体の買いが久しぶりに見られた。ただ、欧米時間にはその熱も少しずつ冷め始め本格的な金融引き締めは当面様子見気分が広がり始めた。ドル円も結局91円ミドルまで押し戻されて引けた。このレベルは一目の雲の上限レベルと同じで昨日の上昇分の半値戻しと一致していることから、かなり固いサポートになった。ドルの金利差は既に広がり始めたことで,底値が切り上がっていることから、ここから下げたとしても利上げ前のレベル91円20銭付近は絶好の買い場になりそうだ。

ドル円予想レンジ:92円00銭~91円20銭

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[ユーロ米ドル] ユーロの出口戦略も

(ユーロ米ドル)


米国の公定歩合の引き上げにより一旦収まったユーロ売りに再び火がついた。しかし、今回の売りはユーロ自体の売りではなくドル買いが強まったことによる。ただ、米国が金融引き締めにこれからすぐに動くわけではないことから欧米では冷静な動きが目立った。寧ろ、米国と歩調を合わせるようにECBもギリシャ問題がひとまず遠のいたことで出口戦略を模索し始めた事を注目し始めているようだ。米国の金融政策よりもECBの政策転換の方がニュースとしては新鮮に映る。しかしギリシャ問題は今後も燻ぶり続けるものだけにショートカバーの買いはあってもロングに転じるほどの上昇は期待できない。当面上値は1.38ドルか1.4ドルを天井にもみ合うとみる。

ユーロドル予想レンジ: 1.3660(61.8%戻し)~1.3530

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[ユーロポンド] ユーロ上昇力とポンドの下落から

(ユーロポンド時間足)


ドバイ問題ではイギリスも債権国ということからユーロとポンドが同時に売りが強まったが、ギリシャ問題は国の債務ということから問題は比較にならないほど大きくユーロ売りポンド買いが強まった。そのギリシャ問題が一旦収束に向かい始めたことでその巻き戻しの動きが強まっている。取りあえず急落する前の高値レベルの0.8840付近に近づいていることから一旦上値を抑えられるとみる。しかし、ユーロの出口戦略への思惑が高まればもう一段上を目指すとみている。今年の高値0.9を目指すのか、金曜発表予定の英国GDPを挟み上値を試す展開が見られるのか注目したい。

ユーロポンド予想レンジ: 0.8840~0.8740

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