ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-02

[全般] 一日で様変わり

欧米ともに先行きへの不安が再び拡大するなかでユーロやポンドが売られドルと円は買われた。東京市場では全般的に調整の動きが見られたものの方向感の乏しいなかで欧州勢は先ずクロス円の買いを進めた。しかし、その後英国の公聴会が始まるとキングBOE総裁は景気回復が脆弱であることや量的拡大の可能性を示したことでポンドが急落。これにつれてユーロ売りも強まった。その後ムーディズによるスペインの一部金融機関の格下げという報道やフィッチがギリシャ4大銀行の格下げ見通しを発表したこと、更にIfoがユーロは過大評価されていると発言したこともユーロ売りを誘った。その後NY市場が始まると米国消費者信頼感指数が予想を大きく下回る46.0と発表。これを受け株価下落と同時にドル円やクロス円も下落した。また、ホワイトハウスがボルカー・ルールを薄めることはないと表明した事も株価下落に繋がり100ドル余りの下げとなった。ヨーロッパやイギリス、そして米国の先行き不安が一日にして湧き起こったように見えるが、それだけ方向感が乏しいとも言えそうだ。この動きもそう長く続くとは思えないが、今日から始まるバーナンキ議長の議会証言では更に金融引き締めの時期が後退する可能性もあり要注意だ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円] 予想外の90円割れ

(米ドル円日足)


まさか90円を割り込むとは思わなかった。90円台後半で一旦下落が終わり再び買いが強まるとみていたが、ユーロやポンドの下落とともにドルの金融政策転換の時期が遠のいた事が大きい。先週に引き続き消費者信頼感指数が予想を大きく下回ったことで消費関連が悪化していることから利上げの可能性がかなり遠のいたといえる。ただ、今後の指標次第ではこの雰囲気が一日で大きく変わる事もあり得そうだ。取りあえず90円付近から始まった上昇も見事に行って来いとなりそろそろ下落も一服と見る。バーナンキ議長の議会証言では更にネガティブな発言が出るという観測もあり買いにくい状況となった。

ドル円予想レンジ:90円80銭~89円70銭

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[ユーロ米ドル] 安値圏でのもみ合い

(ユーロ米ドル)


ポンドの下落に始まりIfoのユーロが過大評価されているという発言、ギリシャの4大銀行の格下げとスペインの証券会社の格付け引き下げなどからユーロに対する悲観的な見方やユーロ安容認などの観測が強まったことでユーロが再び最安値に迫る1.34ドル台に突入した。ギリシャ問題は既に一旦収まっているものの常に不安感は残り、このような話が出るたびに動揺するといった動きがまだ続きそうだ。市場は方向感が乏しいためとも考えられ、反対に好材料が出れば一気に買いが強まるとみて良いだろう。76.4%戻しの1.35ドルでサポートされたものの、1.34ミドルの最安値付近を再度試す動きもありそうだが、そろそろ下値も限界とみる。まだレンジ内での上下を繰り返す動きが続くとみているが、1.34ミドルが抜けたら一旦ポジションを閉じておくことだ。

ユーロドル予想レンジ: 1.3480~1.3570

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[豪ドル円] 豪ドル高容認と利上げの綱引き

(豪ドル円日足)


RBAのバッテリー副総裁がアジアタイムで「豪ドル上昇は資源ブームの影響でのインフレを抑制する効果があり重要」という発言から豪ドル上昇を容認と捉えられた。東京市場では豪ドルが買われ82円ミドルを付けたものの、欧州時間に入りユーロやポンドの下落につられてクロス円全般に売りが強まった。クロス円の代表格でもある豪ドルが最も売られ80円まで約2円50銭の下げとなった。一目の雲の下限も簡単に割り込み買い手の勢いが完全に失せた状態だ。ただ、この動きも一時的な動きになる可能性が高そうだ。
豪ドルが下がれば再びインフレが進むことにもなり、結局金利引き上げの観測が強まることになる。どちらにしても下げたら買いを入れる動きは継続とみる。

豪ドル円予想レンジ:81円20銭~79円75銭

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