ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-04

[全般] ギリシャに更なる格付け引き下げも

日本が昭和の日で休場のため東京市場では前日の上昇に対する調整売りの動きから、全般的に小幅ながら軟調な地合いが続いた。欧州時間に入るとユーロ圏経済指標が発表され、中でも経済信頼感が景気の分水嶺である100を超えたことで欧州経済が改善傾向にあるとみられユーロが堅調な動きを見せた。また、ギリシャ国債の利回りも一夜を経て市場の落ち着きから下落した事もユーロの買いに繋がった。
NY市場に入ると英国の格下げの噂が流れ、ギリシャ問題が欧州全体に伝染するのではという不安から一時ポンドやユーロなどに売りも見られた。しかし、その後ムーディーズがギリシャのカバードボンドの引き下げを行ったものの、英国格下げの話が一切出なかった事でポンドも買い戻しが入るなど、材料の乏しい中で噂だけが先行。
ユーロもドイツ財務相が前回同様「ドイツがギリシャ支援を承認するかまだ確定していない」と発言したものの、同時にギリシャをドイツは見捨てないと強い意志を示した。どちらにも取れる発言になるのは国内の反論を意識したためだろう。最終的に支援をする事をこの時点では言えないということとも受け取れる。今週末にもギリシャへの支援が合意するとの思惑も広がりNYダウも100ドル以上の上昇。
今日は週末ではあるが、既にポジションはそれ程偏りがないとみるが、日銀の展望レポートでデフレ脱却の足取りが早まるという事が示されれば一時的に円が買われるか注目。

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[米ドル円] 結局94円台

(米ドル円日足)


昭和の日で祝日の東京市場では94円からじりじりと値を下げ93円85銭を付けたものの、NY市場に入り買いが強まり結局94円に乗せて引けた。欧州委員会のレーン委員長が数日中に支援の実施を決定すると発言。これにより市場の不安が後退した事でNYダウは100ドルを超える上昇となりリスク回避の後退からクロス円が全般に底堅い動きをみせた。ドル円もその動きから底が押し上げられた。今日は日銀の展望レポートが発表される。既に新聞で来年の物価見通しが0-0.2%に上昇するとみられ、そのままの結果発表であれば一時的に円が買われるとしてもそれ程インパクトはなさそうだ。寧ろ、否定的な数字が発表されれば円安に振れやすいとみる。94円を底固めしながら94円70銭付近まで上昇の可能性が高そうだ。

ドル円予想レンジ:94円70銭~93円80銭

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[ポンド円] 格下げの噂でも底堅い

(ポンド円時間足)


材料不足の時にはテクニカルで動く時が多く見られるが、昨日のポンド円もそれがみられた。欧州時間には英国の格下げの噂が流れたものの、殆ど売りが見られず底堅い動きで推移。東京市場では結局売りが見られたものの、結局は今週の高安の61.8%戻しである144円30銭まで戻されて止まった。ギリシャ問題も今週末に支援の決定が見られる可能性が高く、リスク後退の動きからポンドの買いは更に強まるとみる。今週高値の146円付近までの戻しも十分視野に入ってきた。

ポンド円予想レンジ:145円75銭~143円75銭

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[豪ドル円] 利上げ期待高まる

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUDJPY0430_jikannashi.jpg

ポンドと同様に豪ドルも今週の高値から下落し、再び元の高値レベルへ戻す動きがみられる。前日発表された豪州第一四半期消費者物価で基調インフレ率が0.6%から0.7%で金利据え置き、0.9%以上で利上げと推測されていたが結局前期比0.8%となった事で微妙な状況となった。しかし、昨日はその発言を行ったRBAウオッチャーが来週の利上げは確実と発言したことで豪ドルの買いが強まった。豪ドルはギリシャ問題がなければ早い段階で追加利上げが行われたとみられていた。この発言とは別に今週中にも合意する事が確認できれば利上げの可能性が十分考えられそうだ。ただ、かなり87円50銭~87円75銭レベルは固いレジスタンスになっており利上げでも上値を超えるのは難しい。抜けてから買うスタンスで良いだろう。


豪ドル円予想レンジ: 87円70銭~86円95銭

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[全般] ポルトガルの次はスペインの格付け

前日のポルトガルの格下げに続きスペインの格付けが引き下げでユーロは安値を更新。
S&PはNY時間にスペインの格付けをAAプラスからAAへ格下げし見通しもネガティブとしたことでユーロは1.31ドル手前まで下落した。しかし、その後は他の格付け会社のムーディズやフィッチ等が追随しなかった事で買い戻しが強まった。マーケットはギリシャ問題に対し非常に神経質な状態が続いている。IMFのストロスカーン理事はギリシャ支援パッケージには3年間で1000-2000億ユーロ以上行う価値があると述べ支援拡大に意欲を示した事で安心感が広がったものの、その資金がどこから出るのかは問題がある。ギリシャ国債は完全に投げ売り状態に入ってしまった事で、今後もIMFとEUの支援でしか再建出来ないことからドイツの支援の行方が焦点になりそうだ。
注目されたFOMC問題に押されて影が薄くなったようにも見えた。結果は前回の文言に全く変化が見られなかったことから金利は依然緩和状態が続くとみられ安心感から株価も持ち直した。

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[米ドル円] 往って来い

(米ドル円時間足)


東京市場から欧州時間に入る頃トリシェ総裁がドイツ財務相などとの会合を持つことを発表。そこにはIMF理事も参加することからギリシャ支援への期待が高まりドル円はじりじりと上昇を始めた。結局メルケル首相がストロスカーン氏と支援策の着実な実施で一致した事を明らかにしたことで、ギリシャ問題も一先ず後退した。これにより前日の急落から一転してNYダウも上昇しリスク回避の動きも後退。日本のゴールデン休暇を控えショートカバーが入りドル円は再び94円台に辛うじて乗せて終わった。本日のFOMCも前回の声明文と全く変わらなかった事で長期に渡り緩和政策が続くとの見通しから株価も安心感から買いが強まった。これでカナダドルや豪ドル資源国通貨等の買いが強まりドル円の底も押し上げられた。今日は日本の祝日ということで値動きは乏しくなりそうだが、海外ではユーロを中心に不安定な動きが続きそうだ。

ドル円予想レンジ:94円30銭~93円70銭

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[NZドル円] NZランド政策金利据え置き

(NZドル円30分足)


NZ準備銀行RBNZは先ほど政策金利を現状の2.5%に据え置くことを発表。声明文では3月時点での予測よりも景気回復が早くみられ数カ月以内に利上げを開始することを示した。その後発表された3月貿易収支も輸出の伸びが目立ち前月の3.35憶NZドルから5.67億NZドルに黒字幅が拡大した。NZドルはこれらの結果を受け買いが出たものの、東京市場が始まると再び売りが強まりほぼ発表前と変わらないレベルで推移。既に市場は今年中央に利上げが行われるという見通しを織り込んでいた格好だ。ただ、豪ドルなどの底堅さもありNZドルも底堅い動きが今後も継続するとみて良いだろう。

NZドル円予想レンジ:67円80銭~67円00銭

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[豪ドル円] 注目の消費者物価指数

(豪ドル円時間足)


先週スティーブンスRBA総裁がCPI統計がインフレを考える上で重要だと述べたことで注目された第一四半期消費者物価指数が東京時間に発表された。結果は予想通り前期比で0.9%、前年比2.9%となった。ただ、基調インフレの前年比が目標値である2-3%を上回る3.05%に上昇した。これはRBAウオッチャーが示した0.8%以上でRBAは次回利上げに動くレベルを超えたことから市場の利上げ期待が高まった。これにより豪ドル円は前日下落した反動から買い戻しの動きが強まったものの、ギリシャ問題による不安感が上値を重くした。欧州時間に入りECBとIMFがギリシャ問題を巡る協議は数日中に纏まるとの見解を発表。これにより問題解決が進展するのではといった思惑から豪ドルは再び上昇。NY時間にはスペインの格付け問題から一波乱あったものの、最終的にNY株価の上昇からリスク回避の動きが後退し豪ドルは上昇して終わった。日本のゴールデン休暇前の調整的な売りは一旦終わった事で、むしろ買いやすい状況になったかもしれない。87円ミドルは依然重いものの、連休が明ければ再び買いが強まるとみる。

豪ドル円予想レンジ: 87円50銭~86円50銭

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[全般] 一難去ってまた一難

再び格付け問題でユーロは下落し安値を更新。
NY時間に発表された米国消費者信頼感指数は2008年5月以来の高い数値となり、雇用にも明るい兆しが見られた。リッチモンド連銀製造業指数も予想の10を上回る30。こちらも93年の開始以来最高となり、昨日に引き続き米国景気回復を示すものであり株価も上昇が期待された。しかし、その後大手格付け会社のS&Pがギリシャ国債を一気に3段階引き下げてジャンク債まで格下げし、更にポルトガルの格付けを2段階引き下げると発表。それを受けNYダウは200ドル以上下落し、同時にユーロが安値を更新すると円は一気に買いが進みドル円は92円台へ下落。
既にムーディーズが格付け引き下げをした事である程度今回のS&Pの動きも予想されたが、更なる引き下げの可能性も示しておりショックが走った。ギリシャ10年国債は10%近くまで利回りが上昇するなどリスク回避の動きが強まった。昨日から始まったFOMCはこれで蚊帳の外になったかもしれない。これでバーナンキ議長が金融政策の変更を仄めかせばユーロは更に下落するリスクが高まる事になる。

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[米ドル円] リスク回避の円買い

(米ドル円時間足)


やっと上値を試す展開が始まると思った矢先、今度はS&Pがギリシャやポルトガルの格付けを引き下げた。それまでは米経済指標が好調な兆しを示していただけにその反動も大きかった。このS&Pの発表により株式市場にも大きな衝撃が走りNYダウは200ドル余り下落、ナスダックも50ドル以上下落した。これによりリスク回避の動きが一気に始まり円買い戻しの動きが始まった。ドル円は93円を割り込み92円80銭を付け、クロス円も全面安の展開。明日から日本のゴールデンウイークが始まることから、まだポジション調整の円買い戻しの動きは続くとみる。

ドル円予想レンジ:93円65銭~92円65銭

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[ユーロ米ドル] S&Pのギリシャとポルトガルの格下げショック

(ユーロ米ドル週足)


ムーディーズに続いてS&Pがギリシャの格付けを引き下げた。それも一気に3段階引き下げたうえ、今後も更に引下げの可能性を示し、同時にポルトガルも2段階引き下げた。この引き下げによりギリシャ国債の価格が急落。まさにジャンク債と変わらない状況に陥った。今後これらの格付け会社のあり方が問題になりそうだ。
ギリシャの資金支援にどう影響するかは未定だが、450億ユーロの資金支援が決まっていることから今のところ最悪の状況は避けられるのだろう。しかし、ドイツの動向次第ではユーロの下落懸念は払しょくされない。米国経済指標の改善がドル金利を押し上げ、ドル買いの動きが更にユーロの上値を重くしそうだ。

ユーロドル予想レンジ:1.3250~1.3090

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[豪ドル円] NY株や原油下落などから売り加速

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUDJPY0428_jikannashi.jpg

NYダウが200ドル余り下落すると一気にリスク回避の動きが強まり原油などコモディティー価格が下落。結果的に円高が進む中、最も下落の激しかったのがこれまで上昇が大きかった豪ドルやカナダドルであり、しわ寄せを受けたかたちになる。明日から始まる日本のゴールデンウイークを控えポジション調整の売りが今日も続くとみる。日足の23.6%戻しの85円で一旦止まったが、まだ下落の勢いは残っているとみる。下値の最も強いレベルは4月19日に付けた安値83円90銭だが、その手前では新たな買いが並び押し戻されるとみている。

豪ドル円予想レンジ: 85円45銭~83円90銭

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[全般] ドイツのギリシャ支援決定に依然消極的?

先週末にギリシャ支援の要請を受け市場には安心感が広がった。週明けの東京はその流れを受けドル円もユーロドルも買いが先行。しかし、欧州時間に入るとドイツ財務相が「ドイツは支援についてまだ決定していない」という発言が流れユーロは100ポイント近く下落。この発言でマーケットは再び混沌となり振り出しに戻るという意見もあった。しかし、ドイツの選挙を意識した一つのポーズという見方も強く、マーケットは次第に落ち着きを取り戻した。ギリシャ救済という流れには変化がないだろうという見方が強い。
また、NY時間では金融規制法案をめぐり上院での可決が難しい状況となってきたことでリスク志向が再び強まりそうだ。
更に、人民元引き上げに関しては来月24日の米中戦略会議で再び話し合われることになり、寧ろそれまでは元引き上げはないということにもなる。ドル円の売り材料も大分後退したと言ってよさそうだ。

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[米ドル円] 慎重なスタート

(米ドル円30分足)


週明けの東京市場ではドル円は慎重な動きで始まったものの買いの流れは続いている。
G7やG20などのイベントが終わったことでリスクが後退しドル円は上昇しやすい環境に入ったとみる。しかし、94円70銭の今年高値レベルに近づいているということもあり、ここからの買いは慎重だ。寧ろ実需などの売りが94円台は出やすく、これらをこなすにはもう暫く時間がかかりそうだ。30分足を見ると94円25銭から上にトリプルトップを作り始めていることから、今日はもう一段の押し下げがあるとみる。半値戻しの93円50銭付近を目安に下げたら買って行くスタンスで臨む。

ドル円予想レンジ:94円70銭~93円50銭

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[ユーロ米ドル] ドイツ財務相の発言で冷や水

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ米ドル日足)

EURUSD0427_hiashi.jpg

ドイツ外相のギリシャが更に厳しい条件を呑まなければドイツは支援を拒否するとの発言が報道され、ユーロはいきなり冷や水を浴びせられたように下落。更にメルケル首相が合意に至るまでにドイツは数日以上かかると発言するなどユーロへの不安が再燃。しかし、これまで何度かドイツからはこのような否定的な意見が聞かれ、それは選挙を意識したものという認識が市場にもあり徐々に落ち着きを取り戻している。時間足での下降トレンドを上に抜けて終わった事で上昇の余地を残したとみる。時間足ボリンジャーバンドの足の上限に沿ってバンドウオークが始まるとみる。次のレジスタンスは日足ボリンジャーバンドの中心線である1.3450だが、抜ければ1.3525付近を狙う展開とみて買いで攻める。

ユーロドル予想レンジ:1.3525~1.3360

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[豪ドル円] 上値を超えたものの

(豪ドル円日足)


(豪ドル円30分足)

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非常に固いレジスタンスであった87円50銭をNY時間に上抜いて87円75銭まで上昇。抜けたと思ったが結果的に押し戻されたことで更に上値抵抗線として意識しそうだ。ただ、中期的には上昇トレンド内での押し戻しとみられ、底は日足で見ても分かるように徐々に切り上がってきている。30分足で見ると87円がフィボナッチの38.2%戻しになり、ネックのレベルだ。ただ、日足で見ると86円ミドル付近に上昇トレンドラインがサポートしていることから、そこまでの下げも頭に入れて買いで臨みたい。

豪ドル円予想レンジ: 87円75銭~86円75銭

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[全般] ギリシャが金融支援要請

東京市場ではユーロやポンド等が対ドルで軟調な動きで始まった。しかし、欧州時間が始まると一転。最初はユーロポンドがおかしな動きを始めたと思った直後ユーロが一気に上昇。ギリシャがEUやIMFに対して支援を要請したというニュースが流れユーロ買いが進んだ。しかし、要請したというだけで実際資金支援はまだされていないものの、市場はEUやIMFが要請に迅速に対応したという事を評価したとみる。実際自力で資金調達が出来ないということからユーロ売りに動いたとしても不思議ではなかった。取りあえずこれでギリシャ国債利回りは前日の9%から8.5%付近まで下落。市場には安心感が広がりリスク志向の動きからクロス円やドル円の上昇に繋がった。一方でG7では中国元切り上げに関しての協議はされずG20でも話し合いはされずに終わるとみられる。これで元の切り上げが終わった訳ではないものの、期待感が強かっただけにドル円の買い戻しが強まった。特に資源国通貨の上昇が目立ち豪ドルやカナダドルは対円で高値引けとなった。
今週はFOMCも控え、ギリシャ問題の支援への過程の中でまだまだ波乱含みの展開が続くとみる。

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[米ドル円] 円買い材料出尽くし

(米ドル円日足)


ギリシャが支援要請をした事で市場の危機感は一歩後退した。更にG7では人民元切り上げ問題が話し合われなかった事も円売りに反応し始めた。また、オバマ大統領の推し進めようとする金融規制案に関しても途上国などとの隔たりも見られ簡単には進むと思われない。これら全てが円高材料としていたが、いずれも出尽くし感から円売りに繋がったとみる。しかし、全てが解決したわけではなく今後も事あるごとに顔をのぞかせる事になりそうだ。
従って、一気に円安が進むという状況には見えないものの更に上値を試す展開が予想される。日足のフィボナッチで見た次の上値抵抗線は94円70銭で、ここは4月2日に付けた高値と同レベルで意識される。

ドル円予想レンジ:94円70銭~93円50銭

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[ユーロ米ドル] ギリシャ支援要請で買い戻し

(ユーロ米ドル30分足)


(ユーロ米ドル週足)

EURUSD0426_shuuashi.jpg

ギリシャがEUやIMFへの資金支援を要請し、それに対して即座に対応したことでユーロの買い戻しが強まった。
前日にはギリシャ国債の格下げによるユーロ売りが強まったものの、その下落分をほぼ解消し1.34ドル台へ行って来い。結局この上を買って行くほどの積極的な買いはみられず、ただのショートカバーとなった。問題はまだまだ山積状態で、国債の利回りが低下したといっても9%から8.5%に下げただけで依然調達コストとしてはギリシャにとって負担は大きい。更に、EU内での各国の協調体制の行方によってはまだまだユーロ売りが強まる可能性が高い。週足では下降トレンドに対して2週連続終値ベースで上回ったことで反転の兆しも見られる。NYが高値圏で引けたことで、とりあえず週明けの東京では買い先行と見る。

ユーロドル予想レンジ:1.3450~1.3320

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[豪ドル円] 資源国通貨が上伸

(豪ドル円時間足)


(豪ドル円日足)

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ギリシャが支援要請を最終的に行ったことで、一先ずギリシャ問題は後退。市場のリスク志向が再び強まり、資源国通貨が全面高となった。更に、中国人民元の切り上げ問題が今回のG7では議論されなかったことから円買いへのリスクも遠のいた。金利面から見ても今後更に利上げ期待が強い豪ドルだけに投機でも投資目的でも人気が高まりそうだ。ただ、時間足でも日足を見ても一気に上昇するとの見方は出来そうにない。4月に入り87円50銭付近では何回と向かって行っても抜けられなかった。かといって下値も85円50銭から下には買いが並ぶという動きが続いている。日足を見ると上昇トレンドが見られるがこちらもなだらかな角度だけに、少しずつ下げたところを丁寧に拾って行くしかない。
87円50銭を上に抜けたら順張りで買いをいれる。

豪ドル円予想レンジ: 87円50銭~86円50銭

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[全般] ギリシャ格付け引き下げや金融規制法案の強化

格付け会社ムーディズがギリシャ国債をA2からA3に引き下げた。ギリシャ財政赤字額がGDP比13.6%と予想を上回る数字が発表され国債の利回りが9%を上回った。一時ギリシャが短期のつなぎ融資を受けるのではという噂も流れるなどギリシャ問題は極まった状況となった。しかし、ユーロドルは既に低いレベルであった事もあるが、1.33から1.3260付近まで下落後に値を再び1.33ドルに戻すなどそれ程の影響は見られなかった。また、NYダウは一時100ドル以上のマイナスとなったが最後は小幅ながらプラスで終了するなど、底堅さを寧ろ示すものとなった。オバマ大統領も金融規制改革を断行する構えを強く見せたものの、市場への影響は見られなかった。どうも、市場はリスクに対してかなり抵抗力がついてきたのか、余り悪材料に反応しなくなってきたようだ。今日から始まるG20でも金融規制改革や中国人民元切り上げについて話し合われるだろうが、何かの決定が示されれば、寧ろ材料出尽くし感から市場の動きが変化しそうだ。

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[米ドル円] NYは高値圏引け

(米ドル円時間足)



(米ドル円日足)

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東京の朝方には92円75銭まで下落。このレベルは強いサポートと見ていたが結局跳ね返されて再度92円95銭まで下落。底を切り上げて来た事で買い安心感が強まる中、NYの引けにかけてレジスタンスとみられていた93円50銭を超えて93円60銭を付けた。93円50銭から94円にかけては実需の売り上がりの注文が並んでいると言われているだけに、簡単には抜かせてくれそうもない。しかし、終値ベースが高値で終わった事で今日は94円付近を試しに行きそうなムードが漂う。日足のフィボナッチ78.4%戻しも94円を示している。

ドル円予想レンジ:94円00銭~93円10銭

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[ユーロ米ドル] ギリシャ国債の格下げで最安値更新

(ユーロ米ドル日足)



(ユーロ米ドル週足)

EURUSD0423_shuuashi.jpg

格付け会社のムーディーズがギリシャ国債の格付けをA2からA3へ一段階引き下げた。また、ギリシャの財政赤字がGDP比13.6%と、予想された12.7%を超えるなどギリシャへの懸念が深まる。ギリシャは支援を受ける前に短期のつなぎ融資を受けるとの噂も広がり国債利回りは一時9%台に上昇した。ユーロは1.33ドル付近から一時今年最安値の1.3260ドル付近まで下落したが、損切りなどが見当たらずそのまま買い戻された。売り材料がこれだけあるにもかかわらず売りの勢いは見られない。材料が出尽くしたのか悪材料に対して慣れてしまったのか。日足ではダブルボトムになるとみるのか、それとも新たな底を試しに行くのか。下値目標は週足チャートの76.4%戻し1.3090。
IMFやEUとの協議が既に始まり、この間2週間がギリシャ問題の正念場になりそうだ。

ユーロドル予想レンジ:1.3350~1.3090

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[カナダドル円] 対ドルで1.0のパリティーまで上昇

(カナダドル円時間足)


まるでドル円と間違えそうなチャートの形だ。それもそのはず。対ドルで1.0のパリティーまでカナダドルは回復。原油価格の上昇など資源国通貨としての価値が米国のドルと同等の位置まで押し上げた。カナダドルは米国の先行指標となることが多いことから、ドルの上昇の始まりを告げるものかもしれない。カナダ中銀のBOCは前回の金融政策報告で1.01まで想定しており、1.0は想定外ということからカナダ売りの介入警戒感が強まっている。時間足でもここから上を試すのはそれなりに材料がほしいところだ。今日は週末からの売りが先行するとみるが、ドル円が94円を試す展開になれば95円の大台を見にいくとみる。

カナダ円予想レンジ: 94円~92円80銭

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[全般] 調整の動きが中心

特に昨日は材料がない中で、主要通貨は激しく上下に動くなど方向感の乏しい展開となった。ギリシャもここにきて、財務相が遂に「支援要請をする可能性がある」という発言をした事でユーロ売りが見られたが、これまでとは違い市場の反応はそれ程神経質なところが見られない。昨日もギリシャの短期債の入札が行われ19.5億ユーロを調達したもののポルトガルなども含め国債利回りが大きく上昇し、依然予断を許さない状況はかわらない。一方で、アイスランドの噴火からの混乱も一先ず収まり、米国大手金融機関の好調な決算などから市場のリスク懸念は低下。
結局相場はどちらを見て動いて良いのか方向感を掴めずにいるようだ。しかし、先週までのリスクに対する神経質な動きはそれ程見られず、踊り場状態とするならばそろそろ次の展開が始まる予兆とみることも出来る。

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[米ドル円] 93円を底固め

(米ドル円時間足)



(米ドル円日足)

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東京時間からドル円は93円から93円40銭の狭いレンジを上下に何度も往復。時間足でみてもV字回復後のもみ合い状態だが、いつもなら再び押し戻されるのが底堅い動きをみせている。今日はオバマ大統領が規制法案に関し議会で発言し、明日からはG7が始まり人民元切り上げに関する協議が行われ、依然として円売り材料は多いものの、市場は大分織り込み始めているとみる。一方で白川・日銀総裁もNYで講演の予定があり、むしろこちらに反応しやすいかもしれない。93円台を固めた後にそろそろ上値を試しに行くタイミングを探り始めているとみる。93円75銭~94円付近までの壁は一度で抜けるのは難しいとみる。

ドル円予想レンジ:93円70銭~92円90銭

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[ユーロ円] 雲の中心でさまよう

(ユーロ円日足)



(ユーロ円時間足)

EURJPY0422_jikannashi.jpg

ギリシャ国債の入札は順調に進んでいるものの、利回り上昇の懸念は付きまとう。また、ギリシャ財務相が支援策発動の可能性を示した事でユーロの上値は依然重い。しかし、ここにきて大きく売りが出る動きがあまり見られず休止状態といったところだ。他のクロス円は堅調な地合いだけにユーロもそれに支えられているとみる。日足で見ると一目の雲の中央で留まっておりいつでも上下のどちらにも放れそうだ。ダブルトップを一旦形成したものの、ネックを切れずに押し戻されたことで、上昇傾向の方が強いとみる。
また、3月で底を付けた事で中期トレンドも上を向いている。

ユーロ円予想レンジ: 126円55銭(76.4%)~124円50銭

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[豪ドル円] 押し目買い

(豪ドル円週足)



(豪ドル円時間足)

AUDJPY0422_jikannashi.jpg

カナダドルも含め資源国通貨が堅調な動きとなっている。ここ数日の動きをみると投信やファンドの動きが入ったとみられ、底を上げてきている。NY株価も小幅ながら昨日も上昇し、原油価格なども高止まり状態からリスク許容度が高まる。ただ、明日から始まるG7・G20では金融規制強化の動きが強まれば豪ドルなどのリスクの高い通貨にとってネガティブ材料になりやすい。しかし、それも市場は既に織り込み始めていることから下げ幅は限られそうだ。38.2%戻しのサポートが85円90銭に位置し、86円割れでは押し目買いを入れたいところだ。
G20が終了する来週に上昇が始まるとみており、週足チャートのフィボナッチから76.4%戻しの92円後半を目標にしたい。

豪ドル円予想レンジ: 86円70銭~85円90銭

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[全般] リスク志向の高まり

市場は気迷い気分が強い。週初から弱気のセンチメントで始まったと思ったが、円キャリーが再び始まったようなリスク志向が高まった。東京市場の朝方発表のNZ第一四半期消費者物価が予想を下回った事でNZドルが急落する場面で始まった。また、菅代表が円への介入を否定した事で円高に傾くかと思われたが、結局東京市場から円安の流れが強まった。前日のNYダウの上昇を受けたものという見方もあるが、どうも資本の動きがあったように思う。欧州時間が始まるとポンドや豪ドルを中心に対円で大きく上昇。アジア系のソブリンファンドなどの声も上がったが、本邦からの買いの可能性が高い。前週末に設定された外貨投信の買いが出ていたのかもしれない。これまでは円買い材料が軒並み続いて円を売るタイミングがなかったところが、そろそろ下値が限界と見たのだろう。もしこの推測が正しければ、それ程長くは続かないだろう。しかし、一旦上昇速度が衰えたとしても底は切り上がったと考える。

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[米ドル円] NYダウの堅調な動きから円売り強まる

(米ドル円時間足)



(米ドル円日足)

USDJPY0421_hiashi.jpg

連日のNYダウの上昇も背景にあるとみられるが、市場のリスク志向の高まりが俄かに見られる。昨日の東京市場から欧州市場にかけてクロス円の買いが全般的に強まった。資本の買いが出たとみて良いだろう。投機だけではここまで全般的に買いは出ない。それも利食いの売りがそれ程ないということは買い切り玉が多かったということだ。SECのGSへの証券詐欺提訴の問題で最初円買いが強まったが、GSも含め米国金融機関の好調な決算をみて翻った。時間足では76.4%戻しを達成しほぼ往って来い。次は直近高値の93円70銭付近と見る。今日は一旦売りが出やすいとみるがそれ程大きな下押しはなさそうだ。

ドル円予想レンジ:93円70銭~92円90銭

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