ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-05

[全般] ECBの債権買い取り策の影響

ECBは10日から始めた国債買い取り額が165億ユーロに達した事を明らかにした。欧州金融機関の債務を肩代わりするようなもので、ECBのバランスシートに対する懸念が発生する可能性が高まるものだ。ただ、これまで日銀やBOEが行った額に比べるとはるかに小さいもので、今のところ影響はないとみられる。今回はその買い取りによる市場への供給が利上げへの時期が遠のくとの見方があったが、不胎化プランが明らかになったことで量的緩和の意思がない事を示した。これによりユーロ売りは一旦収まり買い戻しが強まった。ユンカーユーログループ議長などがユーロ安容認発言と思われる発言をしたことで、その上昇は限られた。
NYダウはNY連銀製造業景況指数が予想の30を下回る19と発表され一時180ドル以上の下げとなったが、ユーロ買い戻しが強まるとプラスに転じるなど、欧州の米国に与える影響は対岸の火事ではない事を示すものだ。NYダウがプラスで終わった事でリスク回避の動きが後退し、円売りの動きが強まりドル円も底堅い動きがみられ一旦はユーロ売りにも歯止めがかかったとみるにはまだ尚早か。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円] ユーロの買い戻しで円売り

(米ドル円30分足)


週明けの東京市場ではドル円はソブリンリスクの高まりからユーロの下落にともないリスク回避からの円買いで始まった。しかし、その後は欧州時間にかけてユーロの買い戻しが強まるとドル円も92円ミドルに戻した。しかし、NY市場に入るとユーロ安容認発言などでNYダウの下落が強まると円買いが強まったものの、結局ダウは引けにかけてプラスに転じるとほぼ高値圏の92円ミドルで引けた。アップダウンの激しい動きを見せたが、これもドル円単独の動きではなく、ユーロ次第というとことだろう。
ただ、ドル円はレンジ内の域を脱しておらず、91円75銭付近を3度跳ね返された事で底固めが終わり次は上値を試す展開とみる。

ドル円予想レンジ:93円00銭~92円00銭

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[ユーロ米ドル] ユーロ安一服

(ユーロ米ドル時間足)


ECBは10日から始めた国債買い取り額が1.8兆円に達した事を明らかにした。この買いとりにより量的緩和と受け止められていたが、不明瞭であった不胎化プランも明らかになりユーロの買い戻しが強まった。ユーロ安に対する容認発言などもあったが、一旦は買い戻しが入るなど1.22ドルを付けたことで達成感も見られる。
ただ、本格的な買い戻しが入るほどのものではなく上昇が止まれば再び売りが強まるとみて良いだろう。ギリシャの国債償還が始まり全額借り換えが確認されればもう一段の買い戻しがあるとみる。戻しレベルは38.2%戻しの1.2560ドル付近と見る。

ユーロドル予想レンジ:1.2560~1.2340

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[ポンド米ドル] 買い戻し強まる

(ポンド米ドル時間足)


オズボーン財務相は昨日FTのインタビューで前政権が統計に合わせて予算を修正すべきところを、数字を調整して手を加えていたという見方を明らかにした。これによりポンドはアジア時間で急落し、ユーロよりも寧ろ下落のスピードがみられた。しかし、欧州時間に入り、それもユーロの買い戻しに合わせポンドも堅調な地合いがみられ、ほぼ高値圏でNY市場を引けた。日足で長い下足を伸ばした事で一旦買い戻しの動きが強まるとみる。1.45ドルをしっかり抜けてくるようであれば半値戻しの1.46ミドルを試しにいくとみている。

ポンドドル予想レンジ: 1.4650~1.4450

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