ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-06

[全般] スペイン問題の行方

欧州危機も徐々に落ち着きを取り戻し、ユーロ買い戻しの動きが見られたと思った矢先に再びスペイン問題が浮上。前日にスペインの金融機関の問題が取り沙汰され否定されたものの、昨日はEU・IMF・米財務省がスペイン向け流動性対策に最大2500億ユーロの融資枠を検討していると報じられた。スペイン国債とドイツ国債の利回り格差が過去最大となったことで欧州市場が始まると再びユーロ売りが強まった。欧州委員はこの報道を否定したが、前日からの一連の報道は否定されているもののスペイン財政に対する不安が高まりつつある事を示すものだ。しかし、ギリシャ問題からPIIGS、そして東欧にまで火の手が回っている事は既に承知の上でユーロの買い戻しが起こり始めていることから、この問題も一時的なユーロ売りに終始するとみる。もし、これで再びユーロが安値を更新するのであれば第2段の始まりと見る。NYダウは住宅着工件数の悪化とスペイン問題で売りが強まったが引けはほぼ前日と変わらず、こちらも様子を見ている風だ。ユーロとNYダウともに調整の動きかどうか今日明日の動きをみたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円] レンジを抜け出せずもみあい

(米ドル円日足)


アジア市場では底堅い動きを示していたドル円もスペインの財政問題が再び浮上。NYダウ先物がマイナスになるなどドル円の買いの勢いは減速。NY市場に入ると米国5月住宅着工件数が59.3万戸と再び昨年末の低水準に落ち込んだことやスペイン問題でNYダウが軟調なスタート。ドル円もこの動きからこの日の安値91円09銭を付けた。この安値は前日の安値91円08銭とほぼ同じで、結局跳ね返されたことから当面のレンジの下限を確認したとみる。NYダウはその後回復に向かい引けはプラス4ドルと殆ど変化なく終わった。スペインの問題をどう処理できるかで市場の動きがはっきりしてくるだろう。日足を見ると三角もちあいが収束に向かっているためそろそろ動き始める時は近そうだ。それまでは91円から92円のレンジとみる。

米ドル円予想レンジ91円90銭~91円10銭

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[ユーロ米ドル] スペインの財政問題浮上

(ユーロ米ドル時間足)


前日から浮上したスペインの財政問題。昨日はEUとIMFそして米国財務省がスペインに最大2500億ユーロの融資枠を検討していると報じられた。これだけ具体的な数字が出ているということは火のないところに煙は立たない。欧州委員が否定しようが市場は反応せざるを得ない。スペイン国債は売りを浴びドイツ国債との利回り格差が過去最高になるなど再び欧州危機に火が付きかねない状況だ。しかし、ユーロは比較的堅調な動きが続いているのは、それだけ売りの勢いがこれまでとは異なるということだ。時間足もほぼ高止まりの状態でもみ合いが続くが、市場の不安感は大分和らいでいる。時間とともに上値を再び試しにくるとみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.245(5月28日高値)~1.2250

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[ポンド米ドル] FSAの廃止

(ポンド米ドル時間足)


オズボーン英財務相は2012年までにFSA(日本の金融庁にあたる)を廃止してその代りに三つの組織を設立する法案を提出する事を発表。また、BOEにFPC(financial policy committee)を設立し、システミックリスクを監視しキング総裁が議長を務めるというものだ。この発言からかポンドの売りが強まる中、キング総裁が「出口戦略において保有債券を売却する前に利上げを行う可能性がある」と発言。しかし、ポンドの売りは止まらず結局この日の安値でNY市場を引けた。ユーロの堅調な地合いとともにポンドも底堅い動きに変わり、更に利上げ観測から下げた場面ではしっかりと買いが見られる。時間足チャートでは上昇トレンドのチャネルに入っていることから、その下限付近の1.46後半は買いと見る。

ポンド円予想レンジ:1.4870~1.4670

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