ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-06

[全般] 今日の人民元の中間値設定に注目

中国は人民元の柔軟性を高めることを明らかにした。週明けの東京市場の最初の反応は円買いとユーロ買いに動いたがその後は戻されるなどまだ消化しきっていない感じだ。元が買われればアジア通貨もつれ高というイメージからの動きだろうが、そんな単純なものではない。ドル買い介入が弱まればそれだけ米国債への投資は減少するという考えもあるが、実際に元切り上げの幅や上昇スピードも市場に影響する程のものではない。ただ、問題は中国が元の切り上げに重い腰を上げた事だろう。米国はひとまず今週末のG20では中国への為替操作国として非難する事はなくなっただろう。ただ、今日の元の中間値の設定が昨日と変わらないとなれば元高へのスピードの遅さが指摘されるかもしれない。今後の中国の動向によっては再び問題化する可能性もある。いずれにしても、久しぶりのユーロ以外の材料に市場は反応し過ぎているように見る。落ち着けば再び元のレベルへ戻るか、或いはこれがアク抜きとなりユーロやドル円の上昇に繋がる可能性もある。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円] 一瞬の円高

(米ドル円時間足)


週明けの東京市場では元の柔軟性を高めるという中国政府の発表によりアジア通貨の買いが強まるとみて円も90円前半から始まった。ドル円は週末のNY市場では90円45銭を付けるなどドルロングのポジションは大分手仕舞いが進んでいたのか90円を割り込むほどの売りが見られなかった。その後中国が元の中間値を先日と同レベルに据え置いたことで市場は失望感から再びドル買いに動いた。しかし、0.5%の変動の上限まで元高が進むと再び円高は進む動きも見られたが徐々に影響は薄れた。戻しが91円ミドルまでとなり、結局このレベルを挟んだレンジ相場はまだ継続と見る。今日の中国元の中間値が前日よりも元高のレベルに設定されれば一時的に円高に動くとみられるが、寧ろその反動から92円付近までの上昇もありえる。

米ドル円予想レンジ:92円00銭~90円80銭

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[ユーロ米ドル] BNPの格付け引き下げ

(ユーロ米ドル時間足)


中国が元の柔軟化を発表した事で対中国のユーロの輸出競争力が高まるというポジティブな見方が強まりユーロは上昇。アジア市場で1.2465ドルまで上昇したユーロだが、買いの勢いは失速。欧州市場に入りファンドなどの利食い売りに押されて往って来い。
NY市場に入るとフィッチがBNPパリバの格付けを引き下げた事でユーロ売りが強まり1.23ドル付近まで押し戻されている。ストレステストの結果を7月に公表することから、その前に危ない銀行が表面化するという思惑もあり過剰反応にもみえる。1.24ドルを維持できなかった事でユーロは目先上値が重くなりそうだが、調整買いがこれで終わったとの見方は少ない。ただ、1.23ドルが割れてその勢いから1.2250を抜けると一旦天井を付けたという見方が出てきそうだ。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.2400~1.2275

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[豪ドル円] 中国への輸出拡大期待から上昇

(豪ドル円時間足)


元の切り上げにより中国への海外からの資源の輸入が拡大されるという思惑から資源国通貨の豪ドルに買いが集中。暫く上値の抵抗線であった79円50銭を上抜き80円後半まで買われた。しかし、その後NY市場に入りダウが下落に転じるとクロス円の売りが強まり豪ドルもじり安。結局80円台を維持できずにNY市場が引けた。三角持ち合いから上に放れたものの、長続きはしなかった事で今日は80円に乗せられないともう一段押し戻されるとみる。ただ、ボリンジャーバンドの下限が79円30銭付近にあり、先週のNY終値もこの近辺。このレベルを維持できれば再び上値を試しにいく力はあるとみる。

豪ドル円予想レンジ: 80円15銭~79円30銭(ボリンジャーバンドの下限)

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