ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-07

[全般] ドル売りと円買いの材料

ドルは前日発表された米耐久財受注やベージュブックの内容が米国経済への回復鈍化を示したことなどで、昨日の米国債利回りは一段と下落。金利差からのドル売りの動きが強まった。また、ムーディーズが米国財政赤字見通しか顕在化すれば格付け見直しの可能性を示した事や、一方で欧州の危機は去った事を示しユーロは対ドルで上昇。更に、カリフォルニア州が財政赤字を巡り非常事態宣言を発表した事もドル売りを加速させた。ドルはほぼ全通貨に対して弱含みとなった。
一方で、円の買いが進んでいる。各国の外貨準備額に円の割合を増やす動きが見られ、同時に政府系ファンドが円買いの動きを強めているということだ。ただ、この話は今出て来たようなものではなく、円上昇の理由付けをしているように見え一時的な動きとみる。反対に、少しでも米国景気回復の力が強まれば一気に円売りに動くだろう。
今日は週末で月末と言うことからポジション調整の動きが強まるとなれば、ドル買い戻しの動きがみられそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] NYダウの動きに翻弄され

(米ドル円時間足)

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ドル円はドル売り材料と円買い材料で下落が強まった。ユーロドルの上昇にともなうドル売りや、ムーディーズの米国格付け見直しの話、そしてカリフォルニアの非常事態宣言などドル売り材料が満載。更に国債利回りが低下した事でドル円の売りが見られた。一方では各国が円の外貨準備比率を高める動きが取り沙汰され、政府系ファンドの円買いも見られたことでドル円は再び86円ミドルへ押し戻された。今年最安値を更新するという見方も聞かれる。NYダウも昨日と前日二日間利食い売りが先行し上値の重い展開が続いたこともドル円の上値を抑えている。ただ、この動きも上昇の過程での一時的なものとみる。今日は月末で週末と言うことからショートカバーや実需の買いが期待できる。87円を挟みながら徐々に底を固めてくるとみる。

米ドル円予想レンジ87円70銭~86円70銭

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[ユーロ米ドル] 豊富なユーロ買い材料

(ユーロ米ドル時間足)

EURUSD2010_0730_jikanashi.jpg

欧州時間に発表されたユーロ圏経済信頼感指数が高水準となったことやドイツの失業率が低下した事でユーロは一気に上昇。更にカリフォルニア州の緊急事態宣言などもありドル売りの動きも加わり堅調に推移した。また、NY時間に入ると1.31ドルにオプションのトリガーがあるという噂や、ダウも1万500ドルを割り込むなどドル売りが進むとユードロルは1.31ドルを試す展開となった。結局トリガーらしきものは見当たらずユーロ買いの材料にされたようだ。ただ、1.31ドルを完全に抜けた事でユーロの上昇は第2段階に入ったとみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3200~1.3020

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[NZドル円] 窓埋めが終わり再び売りが

(NZドル円日足)


早朝に行われた利上げ発表だが、RBNZが声明文で利上げペースが前回予測よりも更に穏やかになる事を明らかにした事でNZドルは下落。薄商いの中という事もあり東京時間に入ると買い戻しが出て発表前のレベルの63円ミドルまで戻された。イングリッシュ財務相がNY経済の回復には依然ムラがあると発言した事や、RBNZの『最近のNZドル上昇は経済見通しの弱まりに合致せず』という声明文の文言を再び意識されNZドル円は下落に転じた。目先のサポートであった62円75銭を一時下回り62円50銭をつけたものの跳ね返されている。豪ドル円も強いサポートレベルの77円75銭で跳ね返されており、NZともに一旦下値サポートを確認したとみる。ドル円が86円を目指せばまたシナリオが変わるが、底堅い動きとみられNZドル円は62円75銭レベルで買いに向かう。

NZドル円予想レンジ:63円30銭~62円75銭

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[全般] レバレッジ規制の影響は

8月からいよいよ日本のレバレッジが一律50倍以内に規制される。大分前からこの規制によりリスク通貨が売られ始めているという話は聞かれる。昨日もユーロ円の売りに影響したという話が広がった、なぜ金利が高いわけでもない通貨が売られるのだろう。確かに昨日の直物スポットは8月1日の日付になることから何らかのポジション調整はあったと思うが、市場への影響はほとんどないと思ってよい。結局昨日はアジア株式市場が上昇した事でリスク選好の動きが強まった。その動きからNYダウも上昇するとの期待が高まったものの、米国耐久財受注が予想を下回りベージュブックも米国景気鈍化が示すものであった。それによりアジアとは打って変わりリスク回避の動きが強まるなど一日で市場のムードが変化する不安定な相場が続いた。ドル円は88円、ユーロドルは1.3ドルの上値を終値ベースで超えられないでいることから、まだ本格的な勢いが見られない。今日は週末ということから調整が入るとすればクロス円などに売りが出やすいものの、それが終わり安定すれば上昇しやすくなるとみる。

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[米ドル円] 88円の上値の重さ

(米ドル円時間足)

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(米ドル円日足)

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アジア時間には日経平均が大きく上昇した事もあり円売りが強まった。欧州時間に入ると更にその勢いが増しドル円は何度か88円台に乗せた。しかし、このレベルでは実需の売りやクロス円の調整の売りが上値を抑えたことから結局押し戻された。NYダウは上昇付疲れもあったのか元気がなく、耐久財受注が予想を下回った事やベージュブックの内容が弱かったことでダウは4日ぶりに下落に転じた。ドル円もNYの引けにかけてこの日安値の87円26銭まで下落した。時間足を見ると上昇チャネルの底までの下落には届かず、依然として穏やかな上昇の動きに変化はないと見る。ただ、日足のボリンジャーバンドの中心線で上値を抑えられておりこのライン87円90銭付近を超えられれば上昇力が強まると見る。

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[豪ドル円] 利上げ期待後退

(豪ドル円日足)

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(豪ドル円時間足)

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東京時間に発表された豪州第2四半期消費者物価が前期比で0.6%前年比3.1%と予想された1.0%と3.4%を下回った事で下落。基調インフレも2.7%となりRBAが3%を下回ると示唆した事を裏付ける結果となった。これにより次回発表される利上げの可能性は遠のいたことから短期筋が売りを仕掛けて来た。当面の上値抵抗線の79円を前日超えたものの、結局そのレベルを終値でキープできなかった事で上値が重い展開がまだ続きそうだ。
しかし、日足の一目の雲の下限が77円ミドルにあり、時間足の50%戻しも同レベルをサポートしていることから底もそれ程深くなさそうだ。一旦振り落としが終われば88円台を再び試す展開とみる。

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[NZドル円] RBNZ利上げ実施

(NZドル円日足)

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(NZドル円時間足)

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RBNZは先ほど予想通りオフィシャルキャッシュレートの利上げを実施。0.25%引き上げ3.0%とした。既に市場は織り込まれており発表後下落。61円70銭付近から61円を瞬間割り込んだ。まるで昨日の豪ドルのCPIが発表された時と同じ動きとなった。この時間帯は薄商いということもあり損切りを巻き込んでいると見られる。東京市場ではもう一段の下げがあるとしても、このギャップ(窓)をいずれ埋めに来るだろう。下値の目安としては7月23日の安値である62円75銭とみる。このレベルはフィボナッチの61.8%戻しと同レベルだ。

NZドル円予想レンジ:64円00銭~62円75銭

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[全般] クロス円の買いが始まる

アジア時間では殆ど動意も乏しく動かないというよりも動けないという状況が続いた。その後欧州の株式市場が堅調な動きで始まると安心感が広がりクロス円を中心に買いが強まった。特に豪ドルや南アランドなど資源国通貨やリスクの高い通貨に買いが集中。これらのクロス円は直近ではレンジの高値に位置していたこともあり、利食い売りや実需の売りなども散見された。しかし、それぞれ高値を更新するとほぼ全面的にクロス円は上昇したことで市場では新たなマネーの動きが見られる。NY時間に発表されたケースシラー住宅価格は予想を上回ったことでドル円など買いが強まった。しかし、その後発表された米7月消費者信頼感指数は予想を下回り2カ月連続のマイナスとなったものの市場の反応は薄く、市場は楽観的なムードが高まる。結局ユーロは1,3ドル台が重く、ストレステストが終わっても積極的なユーロ買いはまだみられない。一方でドル円が出遅れ感が強いことから86円付近を底に上値を試す動きが目立つ。

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[米ドル円] 主役はドル円に

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

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前日最も売られたドル円が昨日は最も上昇。欧州時間に入りドル円はほぼワンサイドに上昇しNY株式市場が終わってもその勢いは止まらず、この日高値の87円97銭を付けた。前日はストレステストの結果が公表されたことでドルが全面安となり、特にドル円の売りが強まった。ドルの上値の重さから実需の売りなどがクロス円なども含め見られたが、それらが一巡した事で上昇しやすい状況になったともいえる。NYダウも4日連続で上昇しリスク選好の動きが強まりクロス円を中心に円売りが本格的になったとみる。ただ、トレンド形成というところまではまだ決めつけるには早そうだ。少なくとも今週金曜日辺りまではこの動きが続くと見る。88円付近では実需売りが並んでくると見られるが、88円25銭を抜ければ89円付近までの上昇もありそうだ。

ドル円予想レンジ:89円00銭~87円50銭

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[ユーロ米ドル] 1.3ドルの上値の重さ

(ユーロ米ドル日足)


ストレステストが終わりユーロ買いが先行したものの、その上昇力に限界が見られる。市場ではストレステストに対する一応の評価はみられたが、結局ソブリンリスクに対する査定基準の甘さがあった事で積極的な買いを入れるのは難しそうだ。ただ、ギリシャなど財政再建の道のりを今後見守るとなれば、それはかなり長い時間を要する事になる。それまでは逆にユーロの下落もない事になる。今後は欧州の経済指標などファンダメンタルズに市場の目は移るとみる。昨日発表されたドイツ8月GFK消費者信頼感調査が3.9と予想の3.5を上回る好結果となった。また、スペイン政府の3カ月・6か月証券もの入札も低い利回りで調達するなどプラス材料が見られ株式市場は堅調に推移。ユーロが1.3ドルを完全に抜けてくるのはそれ程遠くはない。

ユーロドル予想レンジ:1.3050~1.2950

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[ポンド円] レンジの上限を超え

(ポンド円日足)


ストレステストの結果懸念された英国大手銀行が合格した事でポンド買いに安心感が広がった。前日の高値である135円55銭を上に抜けた事でその動きに拍車がかかり昨日は一方的な上昇が続いた。フィボナッチの61.8%戻しのレベルが137.円28銭となり、昨日は結局この同レベルの137円18銭で抑えられた。しかし、ほぼ高値での引けとなった事で買いの強さはまだ継続すると見られる。この上の140円ミドルまでは強いレジスタンスは見られない。下降トレンドもちょうどその位置にかかっており、一先ず140円の大台を意識すると見る。

ポンド円予想レンジ:140円~136円60銭

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[全般] ストレステストを終えドル全面安

ストレステストを終えた週明けのアジア市場では欧州がストレステストに対して甘さを指摘してくるだろうという思惑からユーロは積極的な買いが見られず寧ろ上値の重い展開が続いた。円もリスク回避の動きが後退するとの見方からクロス円を中心に円売りにいた。しかし、ドル円が一旦88円にも届かなかったことなどもあり欧州勢がドル円の売りから入ると損切りを引き込みながら87円付近まで下落。ユーロはストレステストの懸念は見られず、寧ろ株式市場などが堅調な動きを示した事でユーロも上昇。NY市場に入ると米6月新築住宅販売件数が33万件と予想の31.1万件を上回りNYダウやドルが上昇。しかし、前回の数字が下方修正されるなど米国景気回復への足取りは依然おそいということもあり、徐々にドルは売りが強まった。ロンドンフィキシングのすぐ後にユーロのまとまった買いが出た事で、ドルは全面的に下落が強まった。ユーロへの懸念がある程度払しょくされたことから、今後はドル中心の動きが始まるとみる。

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[米ドル円] ドル売りの動きは短期的

(米ドル円時間足)


週明けと同時にドル円は上値を試す展開から始まった。当面上値の抵抗線と見られた87円ミドルを上抜き87円70銭まで上昇したものの、後が続かずもみ合いが続いた。欧州時間に入りドル円のロングの炙り出しの動きが強まると87円手前まで下落。ドル円を中心とした動きから欧州市場は始まった。ストレステストの結果が発表された事で欧州市場は素直に前向きな捉え方をしたとみられる。結局ドルが全般的に弱含みに推移した事でドル円も上値の重い展開となった。ただ、この動きはそう長くは続かないだろう。NYダウは100ドル余り上昇し、NY市場もリスク後退の動きが今後強まると見るとクロス円の買いも近々強まるとみる。今日は76.4%のフィボナッチレベルである86円65銭付近を底にもみ合いから徐々に底堅い動きになると見る。

ドル円予想レンジ:87円30銭~86円65銭

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[ユーロ米ドル] テストの結果を欧州勢は前向きに捉え

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ米ドル日足)

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先週末に発表されたストレステストの結果は欧州市場が既に終わっていたことから、昨日の市場の動きが注目された。結果的に混乱はなく落ち着いた動きで始まった事が好感されたのか、ユーロはしっかりとした動きが目立った。ECB専務理事やギリシャの中銀総裁などテストの結果に対し前向きな姿勢を示したことなどでユーロにファンドなどの纏まった買いが見られた。NY時間に入り更に買いが強まると1.2965付近の損切りを巻き込み1.3ドルの大台を付けた。当面のレジスタンスであった1.3ドルを今後抜けるかどうか注目。ストレステストというイベントを終えた事で、当面ユーロは売り材料には反応しにくくなるだろう。ただ、だからと言って大きく買って行けるものではないが目先上値を抜ければ高値を探る展開とみる。76.4%戻しの1.3260が最初のポイントだろう。

ユーロドル予想レンジ:1.3260~1.2960

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[ポンド米ドル] ユーロに引き攣られ堅調なれど

(ポンド米ドル日足)


先週末に発表された英国第二四半期GDPが予想以上に強い伸びになった事でポンドは底堅さが目立っていた。そこにストレステストの結果が公表され堅調な動きに転じたユーロの動きに触発されたのかポンドに買いが集中。目先のレジスタンスであった1.5470を抜けると損切りを巻き込みながら1.5518ドルまで上昇した。しかし、大分短期の投機筋の動きが入ったと見られ利食いの動きも強まった。結局1.5470のレジスタンスレベルまで押し戻されている。このレベルは欧州危機が本格的に強まった4月から5月にかけての高値レベルでもある。このレベルを超えるという事はユーロが完全に反転する時と同じだろう。ユーロが1.3ドルを完全に上抜けすればポンドも次のターゲット1.57ミドルを試す展開とみる。

ポンドドル予想レンジ:1.5750~1.5450

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[全般] ストレステストの結果が出て

注目のストレステストの結果が発表された。発表を前にストレステストの基準などが発表され、その甘さが指摘されるとユーロ売りが加速。リスクの高まりを懸念しドルが全般的に上昇。その後ストレステストの結果が発表され、91行の中で不合格となったのは7行のみとなった。内容はともあれ一先ず結果が発表されたことで安心感が広がると一転、待ち構えたようにユーロやドル円が上昇したが、すぐに押し戻されるなど荒っぽい動きが目立った。その後は落ち着きを取り戻すとNYダウの上昇などに伴いユーロやドル円は再びじりじりと底堅い動きで引けた。ストレステストを通過した事は当面のリスクは後退したと見て良い。ただ、これで安心してどんどんユーロを買って行けるという事ではなく、あくまでスタート台に戻ったということだろう。先週はバーナンキ議長の発言も含め今回のストレステストなどイベントリスクを超えた事から強気の動きが先行しそうだ。しかし、市場にはまだ不透明感が完全に払しょくされたわけではなく、高値では利食いが出やすく、一方向の上昇とまではいかないだろう。

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[米ドル円] ダブルボトムを形成するか微妙なレベル

(米ドル円時間足)


ストレステストの結果を終えた事で下振れリスクが後退。アジア時間では87円を挟んで動意の乏しい動きが見られたが、欧州時間にその基準が発表されたことでドルが全般的に買われた。ドル円もショートを巻き込みながら87円45銭まで買われる場面があった。結果が悪ければリスク回避からのドル買いが強まり、良ければリスク選好からのクロス円の買いが強まるという動きが考えられた。どちらにしてもドル円の下値は限定的という見方があったようだ。NY市場で発表された欧州のストレステストの結果が発表されると予想通り数行の不合格はあったものの大半が通過したことからNYダウも前日に引き続き堅調に推移。100ドル余りの上昇となり、これに合わせてリスク選好の動きが強まりドル円はこの日の高値87円49銭まで上昇。終値も87円40銭とほぼ高値圏で引けた。ただ、ダブルボトムを形成するにはこの87円ミドルを抜けきれないと達成したとは言えず微妙なレベルで終わったといえる。フィボナッチの50%戻しのレベルの87円60銭にあり、ここを抜けないと再び売りが強まりそうだ。ただ、クロス円全般に底堅い動きが予想されるだけに下げも限定されそうだ。上値を抜けていけば88円前半へ上昇するとみる。

ドル円予想レンジ:88円20銭~86円90銭

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[ユーロ米ドル] ストレステストのイベント終了

(ユーロ米ドル日足)


今年前半の動きはギリシャ問題から発した欧州全体の危機が広がりユーロの存在そのものに不安は拡大するという相場展開が続いた。その中でも大きな懸念材料でもあった金融不安が今回のストレステストの結果が出た事で不透明感が一先ず払拭。一つの区切りを示すものとも言えるものだった。その査定基準には甘さも見られたが結果としては成功と言える内容であった事は間違いない。この事で当面の下値リスクが払しょくされたと考えて良いだろう。ただ、だからと言ってここから大きく買われるという事までは行かないだろう。今後の財政再建の道のりが悪い方に偏ればそれだけ金融機関の不良債権の負担が増し、再びユーロ不安につながりかねない。目先は1.3ドルを超えられるかが一つのポイントとみるが、一目の雲の上限に沿った底堅い動きになるとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.2950~1.2750(雲の上限)

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[ポンド米ドル] 第2四半期GDPが予想以上の伸び

(ポンド米ドル時間足)


(ポンド米ドル日足)

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英国2010年第2四半期GDP速報値が前期比で+1.1%(予想+0.6%)、前年比+1.6%(予想+1.1%)と予想を大きく上回りポンドは上昇。これまでの英国経済に対してネガティブな見方が広がっていただけにこの数字に市場は大きく反応した。また、この日発表された欧州ストレステストの結果が納得いくものであったことから、ユーロの上昇もポンドの下値を支える要因となった。結局ポンドドルはこの日の安値1.52ミドルから1.54ミドルまで200ポイント余り上昇した。しかし、このレベルは日足で見ても分かるように半年余りこのレベルを超えられずにいる強いレジスタンスとなっている。今回もこの山を越えるのは簡単ではないと見る。もし上に抜けるようであれば1.57ミドルまでの上昇を見込み順張りの買いを入れる。

ポンドドル予想レンジ:1.5470~1.5350

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[全般] NYダウは一転、大幅上昇

NYダウは200ドル余りの上昇となり、市場はリスク選好の動きが強まる。前日のバーナンキ議長の発言で市場はNYダウが1万ドルを割り込むのではと言う弱気の意見が多く聞かれるなど、昨日のダウの動きは注目された。そのNYダウは欧州からの堅調な動きを引き継ぎ前日と打って変わって楽観的なムードが漂う1日となった。NY時間に発表された米6月中古住宅販売件数が予想された510万件を上回る537万件と発表された事が市場を一気に活気付ける事になった。ここ最近発表された米国指標が殆ど予想より悪化したものが多かった事もあったのか、今回の数字に大きく反応。また、米企業決算内容も好調。ドル売り円売りの動きが一気に進むとドル円などはショートのロスカットを巻き込みながら87円台に上昇。その他クロス円なども南アランドや豪ドルなどリスクの高い通貨に特に買いが集まった。今日は欧州の銀行のストレステストの結果が発表されることから、目先のポジションがかなり一掃されたとみて良いだろう。今日の結果発表後のユーロの動き次第で今後の市場のリスクの見方が大きく変わりそうだ。今日の動きを見てもそうだが、NYダウの1万ドルはかなり底堅い印象が出来、バーナンキ議長の発言に対しても売り材料をこなしたことで峠が一つ過ぎたと見る。今日のストレステストの結果発表により市場の流れが見えてくる。

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[米ドル円] 86円、87円ミドルを超えればダブルボトム

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

USDJPY20100723_hiashi.jpg

東京市場では前日のバーナンキ議長発言から米金利低下の動きに合せて上値の重い展開となった。ドル円は一時86円33銭と先日付けた今年最安値86円26銭近くまで売り込まれた。しかし売りの勢いもここまでで欧州勢が入ると寧ろ買い先行で始まった。欧州の経済指標が軒並み堅調な数字となり欧州市場の堅調な動きもドル円を押し上げた。NY市場もこの動きを引き継ぎ、企業決算などの好結果などから大きくダウは上昇。クロス円の買いが強まりドル円は86円後半のストップを巻き込むとこの日の高値87円20銭まで上昇。その後はポジション調整でじりじりと押し戻されている。NY終値ベースでは87円台を保てなかったものの、86円30銭付近ではダブルボトムの形成しつつあり、87円50銭を抜けるとその形が完成すると見る。今日はストレステストの結果発表を控え、東京市場は86円後半でのもみ合いになりそうだ。

ドル円予想レンジ:87円50銭~86円60銭

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[ユーロ米ドル] ストレステストの結果発表前に既に楽観ムード広がる

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ米ドル日足)

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本日発表のストレステスト結果を前に欧州の株式市場は堅調な動きを見せた。この日発表のドイツやユーロ圏の製造業PMIが予想を大きく上回った事で市場の雰囲気は一気に楽観的ムードが強まりリスク志向に変わった。ユーロは堅調に推移し前日のバーナンキ議長発言で下落した分をほぼ取り戻し、NY市場が始まると更に上昇が加速。1.29代前半まで上昇するなど、ストレステストへの懸念が殆ど見られない。ただ、1.3ドルが天井圏として依然上値を重くしており、今日の結果発表後に1.3025ドルを超えるかどうかで今後の展開が大きく左右しそうだ。一目の雲の上限1.2780を一旦は割り込んだものの、再び浮上してきた事で、当面この雲の上限に沿った堅調な動きになると見る。

ユーロドル予想レンジ:1.3000~1.2800

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[南アフリカランド円] 政策金利据え置き

(南アフリカランド円時間足)


(南アフリカランド円日足)

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昨日発表されたSARB(南ア準備銀行)は政策金利を現行の6.5%で据え置く事を発表。金利自体はそれ程市場に影響したわけではないが、この日は欧州の株式市場が堅調に推移していた事や、NYダウが大きく上昇した事でランドも上昇。特に原油価格上昇によりコモディティー価格全般が強まったことで資源国通貨としてのランド買いが強まったとみる。
ドル円も86円を底に反発してきた事もあり、ストレステストの結果発表後にリスク志向が高まると考えられる。そうなればランドや豪ドルなどのリスク通貨に買いが更に集まりやすくなるだろう。

南アランド円予想レンジ: 11円76銭~11円58銭

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[全般] バーナンキ議長、追加緩和策を出さず

アジア時間には目立った動きはなかったものバーナンキ議長の発言を控えクロス円全般に軟調な地合い。欧州時間に入る頃にポンドが一時急落。何処かの銀行が誤発注で数億ポンドの売りを出したためと言われる。直ぐに買い戻しが入ったもののこの動きが相場全体に刺激を与えたようだった。クロス円なども含めユーロや豪ドルなどのロングポジションの手仕舞いを促し始めた。NYダウは前日の終値を挟んでのもみ合いで始まった。注目のバーナンキ議長証言は「米国経済見通しは引き続き異例な程不透明」と発言。市場は追加緩和策が打ち出されるという期待感があったが、何も示されなかった事で失望売りが出た。NYダウは100ドル余り下落するとクロス円を中心にリスク回避からの売りが強まった。バーナンキ議長の発言は前回のFOMCの内容と殆ど変らなかったが、質疑応答では景気の2番底リスクは高くないとみていると発言。この内容には市場は反応していないことから、今回の下げは一時的なリスク回避の動きとみる。明日のストレステストの発表も控え市場は神経質な動きが目立つ。

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[米ドル円] クロス円の売りで上値重い展開

(米ドル円時間足)


アジア時間からドル円は上値の重い展開で始まった。前日に87円ミドルまで上昇した反動と見られた。特に豪ドル円などの利食い売りとみられる動きがドル円の上値を抑えた。
欧州時間に入りポンドの急落などもあり不安感からか一時纏まった売りが見られたがNY市場に向けて買い戻しが入り堅調な動きとなった。しかし、バーナンキ議長が景気見通しに対しFOMCの内容と同様「経済は引き続き異例なほど不透明」と言う見通しを示した事でNYダウが急落。追加策も打ち出されなかったことからクロス円の売りが強まり87円を割り込んだ。しかし、先週末のような86円を下抜けするような弱気の動きと言うわけではなくポジション調整的な売りとみられた。時間足ではチャネルのバンドが上昇トレンドを示しており、そのバンドの下限で跳ね返されている。今日の東京はNYダウの下落から慎重な動きが予想されるが徐々にバンドの上限を試す展開になるとみる。

ドル円予想レンジ:87円40銭~86円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[ユーロ米ドル] ストレステストを控えポジションの縮小

(ユーロ米ドル日足)


昨日もポルトガルが1年物国債入札を行ったが、利回りが2.452%と前回の1.036%から上昇。応札倍率も1.3倍と低調に終わった。欧州時間の始まる直前にポンドが誤発注とみられるポンドの大量の売りが入りポンドが乱高下する場面があった。これに触発されたのかユーロもロングのポジションを手仕舞いする動きがみられた。ユーロドルは1.28ドル付近でもみ合うなか注目のバーナンキFRB議長証言を待った。議長はFOMCの内容と変わらず米国景気に対し悲観的な見通しを示し、それに対して追加的な刺激策が示されなかった事でNYダウは急落。この動きからユーロ円の売りなどからユーロドルも急落。一目の雲の上限であった1.2770付近を割り込み1.2733ドルまで押し戻された。明日のストレステストを控えているだけに、リスク回避からのユーロロングのポジションを縮小する動きとみる。一時的に基準線の1.26ドル付近までの下落も考えておいた方が良さそうだが、調整の動きが終われば雲の上限へ再び顔を出すとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.2800~1.2600

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[ポンド米ドル] 誤発注で急落した後遺症

(ポンド米ドル時間足)


(ポンド米ドル日足)

GBPUSD20100722_hiashi.jpg

欧州時間が始まる直前にポンドが急落。欧州の銀行が誤発注から数億ポンドの売りが一気に出た事で100ポイント以上下落しその後買い戻しが入ったものの、不安感が強まったようだ。この日BOE議事録が公開された。センタンス委員以外に利上げを主張する委員がいたかどうかに市場は注目したが、結局一人だけであり資産買い入れ策の据え置きも8対0で決定された事がわかった。これらにより、ポンドはじりじりと売りが強まりNY市場に入った。NY市場では結局バーナンキ議長が悲観的な経済見通しを示したことからNYダウが急落しポンドも下落。結局誤発注で付けた安値1.5180を更に下回る1.5120まで売られた。ただ、ポンドの上昇トレンドの流れを崩すほどの売りには見えない。日足ボリンジャーバンドの中心移動平均線は1.51ドルにあり強いサポートとみる。また、時間足のフィボナッチの76.4%戻しがこのレベル付近の1.5085ドルにあることからそろそろ上昇に転じるとみている。

ポンドドル予想レンジ:1.5280~1.5080

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[全般] NYダウ1万ドル割れを回避しクロス円堅調

NYダウは一時1万ドル割れ寸前でスタート。IBMやGSの決算が大きく減益となった事や、8月ぶりの低水準となった住宅着工件数の影響でダウは低調な動きから始まった。そんな中でカナダ中銀が予想通り0.25%の利上げに踏み切ったがカナダドルの買いは見られなかった。声明文ではこれまでの文言を踏襲し10年と11年の経済見通しを下方修正した事が響いた。ユーロは前回格付け引き下げとなったハンガリーの国債入札が目標調達額に達しなかった事が上値の重石となった。NYダウは引けにかけアップルの高決算や明日の未明に行われるバーナンキFRB議長の証言で追加金融緩和が実施されるとの思惑なども急速に回復。結局ダウは75ドルのプラスで終了。このダウの回復によりクロス円全般に買いが強まりドル円もストップを巻き込みながら87円ミドルまで買われた。これまでのユーロの強気なムードが一旦後退し、ドル円も86円割れが阻止された事で今日はドル買いの動きがまだ継続とみる。しかし、バーナンキ議長の発言で大きくムードが変わる可能性もあり要注意だ。

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[米ドル円] 介入警戒感も

(米ドル円時間足)


アジア時間には堅調な動きで始まり一時87円台に戻したものの前日の高値87円21銭に届かず失速。86円75銭付近でもみ合いながらNY市場に突入。米住宅着工件数も予想を下回った事で一時ドル売りとなりNYダウもGSやIBMの決算が減益となり1万ドル割れ寸前で始まった。これを受けドル円は86円70付近まで押し下げられたが、じりじりとNYダウが上昇し、0時のロンドンフィクシングになるとドル円、ポンド、ユーロなどで纏まった買いが出た。ドル円はクロス円の買いに押され87円25銭付近まで上昇した。その後はNYダウが引けにかけて上昇するのに伴い損切りを断続的に巻き込んで87円ミドルまで買われた。アジア時間に急速な円高に対して当局の介入の可能性が高いという話で一旦買われたが直ぐに押し戻されるなど神経質なレベルに入ってきた。介入は多分87円付近で公的な機関を通して行った可能性は高いと見る。今日明日には88円台に押し戻されるとみている。

ドル円予想レンジ:88円25銭~87円20銭

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