ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-07

[全般] 米国景気回復鈍化裏付ける指標

アジア時間に発表された中国4-6月期GDPの伸び率が+10.3%と予想+10.5%を下回った。また、1-3月期の11.9%を下回るなど景気の減速感が高まったが最初の反応はふたケタ台の成長を維持した事で豪ドルなど資源国通貨の買いが強まった。しかし、中国農業銀行の公開価格が予想程上昇しなかったことなどから上海総合指数が下落。株価の下落からGDP結果も次第に悪材料として捉え始めるとリスク回避からのドル買いが全般的に強まった。NY時間では7月NY連銀製造業景気指数が5.08と予想の18.0を大きく下回り、前日のFOMC議事録で明らかとなった景気回復ペース鈍化を裏付けるものと受け止めた。ただ、この時特に反応したのはドル円だった。豪ドル円などのロングの投げも影響し、断続的に損切りを付けながら87円前半まで下落。その後を追うようにユーロやポンドが対ドルで買いが強まるなど、最終的にドル全面安の展開。米国の景気鈍化は既に前回FOMCが開催された時点でマーケットは織り込んできたとみられるが、敢えてここで再びドル売りを出すというのは不自然な感じもする。ユーロはスペインの入札が好調に終わった事など安心感が強まる中買いが強まったドル売りとみる。ドル売りはリスク選好の動きを示すもので、今後クロス円の買いなどからドル円の下落も限界とみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円] ストップを誘発し大きく下落

(米ドル円時間足)


FOMC議事録が公開され、あらためて米国景気回復ペースが減速している事が明らかとなった。しかし、議事録公開後一時的にドル円は売られたがアジア時間では寧ろ買いが強まるなどFOMCの影響は見られなかった。NY時間に入り7月NY連銀製造業景気指数が5.08と予想の18.0を大きく下回り、前日のFOMC議事録で示された景気回復ペース鈍化を裏付けるものと受け止めドル円は急落。断続的に損切りを巻き込みながら88円前半から約1円下の87円前半まで売り込まれた。NYダウは一時120ドル余り下落しリスク回避の動きが出ると見られたが、引けにかけ買いが強まると寧ろクロス円の買いが強まった。結局ドル売りが主役の相場展開となり、ドル円はドル売りの動きに押されそのまま安値付近で引けた。前回87円を超えられなかった事で、ここで下値を割り込めばかなり売りが強まると見る。逆に、87円を割り込まなければトリプルボトムを形成する。今日は金曜日ということで、抜けたとしても買い戻しが入り行って来いとみる。

米ドル円予想レンジ:88円10銭~87円00銭

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[ユーロ米ドル] 雲の上限を抜けだす

(ユーロ米ドル日足)


いよいよ一目の雲の上限を抜けだしてきた。昨日行われたスペインの15年国債入札は目標額を達成。また、イタリアの銀行がストレステストを通過する見通しが高まるなどユーロに安心感が強まった。一方、昨日発表された米国の経済指標の悪化がFOMC議事録の結果を裏付けドルが軟調な地合いとなったこともユーロの上昇に拍車をかけた。これらからユーロドルは一目均衡表の雲の上限の1.2780を突き破った。次の上値目標は1.3ドルの大台だ。ただ、週末ということから一旦1.3ドルを付けた事で達成感から利食い売りを入れてくると見る。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3000~1.2870

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[豪ドル円] 中国GDPで一時上昇

(豪ドル円時間足)


(豪ドル円日足)

AUDJPY20100716_hiashi.jpg

アジア時間に発表された中国4-6月期GDPやその他経済指標が発表され、その直後に豪ドルは上昇。しかし、豪ドル円は東京市場が始まると直ぐに下落した分を取り戻しただけで中国の経済指標とはあまり関係なかったとみる。ただ、この動きにより豪ドルの動きが俄かに活発となった。NY時間に発表された7月NY連銀製造業景気指数が5.08と予想の18.0を大きく下回ると豪ドル円の売りが一気に出て急落。時間足のフィボナッチ50%戻しのレベルである76円前半まで下落した。その後はNYダウの回復に伴いクロス円全般に買いが入り豪ドル円も77円台に回復している。ただ、個人投資家も含め利食いの売りなどから上値は重く、今日も戻し上値は売りが並ぶと見る。日足の一目均衡表の雲の下限で撥ね返された事で、当面この下限に沿った動きになるとみる。

豪ドル円予想レンジ: 78円00銭~76円20銭

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