ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-07

[全般] ストレステストの結果が出て

注目のストレステストの結果が発表された。発表を前にストレステストの基準などが発表され、その甘さが指摘されるとユーロ売りが加速。リスクの高まりを懸念しドルが全般的に上昇。その後ストレステストの結果が発表され、91行の中で不合格となったのは7行のみとなった。内容はともあれ一先ず結果が発表されたことで安心感が広がると一転、待ち構えたようにユーロやドル円が上昇したが、すぐに押し戻されるなど荒っぽい動きが目立った。その後は落ち着きを取り戻すとNYダウの上昇などに伴いユーロやドル円は再びじりじりと底堅い動きで引けた。ストレステストを通過した事は当面のリスクは後退したと見て良い。ただ、これで安心してどんどんユーロを買って行けるという事ではなく、あくまでスタート台に戻ったということだろう。先週はバーナンキ議長の発言も含め今回のストレステストなどイベントリスクを超えた事から強気の動きが先行しそうだ。しかし、市場にはまだ不透明感が完全に払しょくされたわけではなく、高値では利食いが出やすく、一方向の上昇とまではいかないだろう。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円] ダブルボトムを形成するか微妙なレベル

(米ドル円時間足)


ストレステストの結果を終えた事で下振れリスクが後退。アジア時間では87円を挟んで動意の乏しい動きが見られたが、欧州時間にその基準が発表されたことでドルが全般的に買われた。ドル円もショートを巻き込みながら87円45銭まで買われる場面があった。結果が悪ければリスク回避からのドル買いが強まり、良ければリスク選好からのクロス円の買いが強まるという動きが考えられた。どちらにしてもドル円の下値は限定的という見方があったようだ。NY市場で発表された欧州のストレステストの結果が発表されると予想通り数行の不合格はあったものの大半が通過したことからNYダウも前日に引き続き堅調に推移。100ドル余りの上昇となり、これに合わせてリスク選好の動きが強まりドル円はこの日の高値87円49銭まで上昇。終値も87円40銭とほぼ高値圏で引けた。ただ、ダブルボトムを形成するにはこの87円ミドルを抜けきれないと達成したとは言えず微妙なレベルで終わったといえる。フィボナッチの50%戻しのレベルの87円60銭にあり、ここを抜けないと再び売りが強まりそうだ。ただ、クロス円全般に底堅い動きが予想されるだけに下げも限定されそうだ。上値を抜けていけば88円前半へ上昇するとみる。

ドル円予想レンジ:88円20銭~86円90銭

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[ユーロ米ドル] ストレステストのイベント終了

(ユーロ米ドル日足)


今年前半の動きはギリシャ問題から発した欧州全体の危機が広がりユーロの存在そのものに不安は拡大するという相場展開が続いた。その中でも大きな懸念材料でもあった金融不安が今回のストレステストの結果が出た事で不透明感が一先ず払拭。一つの区切りを示すものとも言えるものだった。その査定基準には甘さも見られたが結果としては成功と言える内容であった事は間違いない。この事で当面の下値リスクが払しょくされたと考えて良いだろう。ただ、だからと言ってここから大きく買われるという事までは行かないだろう。今後の財政再建の道のりが悪い方に偏ればそれだけ金融機関の不良債権の負担が増し、再びユーロ不安につながりかねない。目先は1.3ドルを超えられるかが一つのポイントとみるが、一目の雲の上限に沿った底堅い動きになるとみる。

ユーロドル予想レンジ:1.2950~1.2750(雲の上限)

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[ポンド米ドル] 第2四半期GDPが予想以上の伸び

(ポンド米ドル時間足)


(ポンド米ドル日足)

GBPUSD20100726_hiashi.jpg

英国2010年第2四半期GDP速報値が前期比で+1.1%(予想+0.6%)、前年比+1.6%(予想+1.1%)と予想を大きく上回りポンドは上昇。これまでの英国経済に対してネガティブな見方が広がっていただけにこの数字に市場は大きく反応した。また、この日発表された欧州ストレステストの結果が納得いくものであったことから、ユーロの上昇もポンドの下値を支える要因となった。結局ポンドドルはこの日の安値1.52ミドルから1.54ミドルまで200ポイント余り上昇した。しかし、このレベルは日足で見ても分かるように半年余りこのレベルを超えられずにいる強いレジスタンスとなっている。今回もこの山を越えるのは簡単ではないと見る。もし上に抜けるようであれば1.57ミドルまでの上昇を見込み順張りの買いを入れる。

ポンドドル予想レンジ:1.5470~1.5350

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