ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-08

[全般] ECBのスタンスにサプライズ見られず

ストレステストの結果発表後初のECB金融政策決定会合が行われた。注目のトリシェ総裁発言はそれ程大きな驚きは見られなかった。主な内容は「政策金利は適切」、「インフレはしっかり抑制されている」、「流動性供給策は本来一時的」、市場安定化に伴う債権買い取りの縮小については驚くことではないとしたことで、出口戦略には含みを残した。総合的にみるとユーロにとってはややプラスに働くものだが、大きな影響は見られなかった。
同時刻のNY時間に発表された米新規失業保険申請件数の発表の方が市場は反応した。予想の45.5万件を上回る47.9万件となった事で一気にドル売りが強まり、86円を底に堅調は動きを見せたドル円も再び85円台に突入。本日発表予定の米雇用統計に対して悲観的な見方が強まった事が要因とみられる。8月はドル売りが強まるという統計もあり、ドル円の下落に対する懸念が強まっている。今日の米雇用統計の結果次第ではその動きを先取りする事もありそうだが、口先介入の入る可能性は十分考えられ深い追いは危険とみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円] 再び85円台へ

(米ドル円30分足)


前日の上昇で底が一旦固まったかと思われたが再びドル売りが強まった。アジア時間では86円に買いが並んだことから底固い動きを見せていたドル円もNY時間に入り再び下落。注目のECBトリシェ総裁の発言では殆ど動きは見られなかったが、新規失業保険申請件数が47.9万人と市場予想を上回った事でドルは全面的に売りが強まり、ドル円は再び85円台に突入。本日発表される米雇用統計に対して直接影響はないものの懸念が広がった。8月中旬には過去何度か円高が進んだ事もありドル買いを手控える動きが増えているようだ。しかし、85円を割り込むと一気に円高が進む可能性もあることを当局も知っているだけに意外な買いが入る可能性もあり注意した方がよいだろう。

ドル円予想レンジ:86円50銭~85円30銭

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[ユーロ米ドル] トリシェ総裁発言

(ユーロ米ドル時間足)


ECB政策金利は予想通り1.0%で据え置かれた。注目されたトリシェ総裁の発言ではユーロ圏経済が早いペースで回復している事を挙げたものの、先行きには不透明感があることから拡大ペースは均一ではないとした。しかし、金融政策も早期の引き締めは必要ないとしたものの先行き出口戦略の可能性も残した。結局ユーロドルは上下に激しく揺れたものの終わってみれば1.32ドル付近と底堅い動きで引けた。今日の雇用統計を控え今日は動きにくそうだが、ユーロ上昇の動きはまだ終わっていないとみる。ボリンジャーバンドでは中心移動平均線が上向きになっており再び上限を試す展開とみる。

ユーロドル予想レンジ:1.3260~1.3130

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[ポンド米ドル] BOE政策金利据え置き

(ポンド米ドル日足)


BOEは政策金利を0.5%に据え置き資産買い入れ枠も2000億ポンドに維持する事を決定。殆どポンドへの影響は見られなかったものの、相変わらずアジア時間でもポンドは激しい動きを繰り返している。しかし、1.6ドルの大台を前に上昇ペースが劣ってきていることからそろそろ一時的に天井を付ける可能性もあるとみる。
日足のパラボリックをみると昨日は1.57付近まで上昇しており、実勢価格がこのレベルを下回るとダブルアップ(倍返し)のサインとなる。今日の雇用統計でドル買いの動きが強まり、このレベルを下回った時には注意した方が良さそうだ。

ポンドドル予想レンジ:1.5950~1.5750

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