ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-08

[全般] 日銀政策は織り込み済み

アジア市場午前は9時から開かれた、日銀の臨時金融政策決定会合での追加政策に期待するドル円の買い、日経平均が高値で寄り付いた事、リスク回避許容度が高まったことを受け、ドル円は85.90、ユーロ円は109.52まで値を上げた。しかし、お昼すぎに発表された日銀の追加政策では、市場で予想された新型の6カ月物オペの金額を10兆円追加して30兆円にするに留まった事から、ドル円、ユ-ロ円とも急速に値を下げ、84.50、107.02の安値を付けた。ロンドン市場がバンクホリデ-の為、NY市場に入ると、薄商いで流動性も低く、小動きな相場展開でじりじりと値を下げた。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円] 円高修正局面は終わり

(米ドル円時間足)


昨日の市場は、あくまでの円高の修正局面であった。86円台は日本の輸出企業からの売りが多く見られた。市場の流れはまだ円高方向にある。しかし、いきなり84円を割り込む相場になるとは思えない。当面は84.0から85.50のレンジでの上下を繰り返す相場が継続すると思われる。本日は、欧米株価の下落、米長期金利の下落を受け、午前中はドル売りの展開が継続すると思われるが、84.00を割り込む事は難しいと判断される。84.25から下のレベルでは一旦はドルの買いを、84.70から上では売りのポジションをとってみたい。今日は小動きな展開を予想。波乱があるとすれば23時に発表される米8月消費者信頼感指数が市場予想の51.0から大きくぶれた時ではないか。

ドル円予想レンジ:84.80-84.10

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[ユーロ円] 売り買い柔軟に対応

(ユーロ円時間足)


昨日は東京の午前に付けた109.52円が高値となり、日銀の追加緩和策が出た後は大幅に値を下げNY市場では107.02円の安値を付けた。中期的にユ-ロ円の売り基調は変わらないものの、2円50銭も下げており、107.00割れは、ドル円と同様に一旦買いのポジションをとってみたい。しかし、利食いは大きく狙わず107.50手前に置きたい。

ユーロ円予想レンジ:107.90-106.60

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[ユーロ・スイスフラン] 介入効果

(ユーロ・スイスフラン週足)


ユ-ロスイスはあまり日本人にとってはなじみがないが、円の介入が昨今取り上げられているので、少しふれてみたい。2009年から2010年にかけてスイス国民銀行はスイス高を回避する為に、ユ-ロ買い、スイス売り介入を実施している。なぜドル買い、スイス売りでないのかは、スイスにとっては経済圏であるユーロのレートが重要であるからである。2009年初頭に1.500が割れたレベルでスイス国民銀行は大規模な介入を実施した。その後は2009年後半まで、1.500を割り込む事が無かった事からこれは一定の成果が見られたと判断される。しかし、2010年になって投資家のリスク回避志向が強まって円とスイスが買われた事から、1.500が割れスイスはじりじりと強くなっていった。さらに、2009年の介入は不胎化を伴った介入であったが、2010年に入ると不胎化を伴わない介入となった為に、効果は薄れていった。現状は1.300を割り込んでおり、介入が出てもおかしくないレベルである。しかし2009年ほどの効果は得られないと判断される。スイスの介入から見てとれるのは、介入の効果はあくまでもスイス高を一時的に抑え、スピ-ド調整をした事であり、大きな流れを変えるまでにはなってない。
ちなみに、現在の日本はデフレ状況にあるので、介入の有無は別にして、不胎化を伴う介入を実施する事になるであろう。介入が出て1.35近くまで戻す局面があれば売りのポジションを持ってみたい。

ユ-ロスイス予想レンジ:1.300-1.2970

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