ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-09

[ユーロ米ドル] アイルランドの支援

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ米ドル日足)

EURUSD2010_0921_hiashi.jpg


週明けの東京市場が休みの中でユーロは堅調な地合いで始まった。特にこれといった材料はないものの、先週末のNY市場で大きく下落した反動とも見られた。欧州勢が入るとユーロポンドの買いなどもみられ、ユーロ買いが更に強まって始まった。しかし、先週発表されたアイルランドの支援の話が蒸し返されてユーロは急落。ポルトガルやアイルランドの国債利回りがドイツに対してユーロ誕生以来最大となった事も売りを加速。その後は再び買い戻しの動きが強まるなど、方向感の見られない一日となった。日足では依然として雲の上限に沿って底堅い動きが継続するとみられる。同時に、時間足のボリンジャーバンドでは中心の移動平均線にぴたりと張り付いていることから今日は1.3ドル付近を底にもみ合いの動きが続きそうだ。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3100~1.3020


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[豪ドル円] 利上げ期待強まる

(豪ドル円日足1)


(豪ドル円日足2)

AUDJPY2010_0921_hiashi(2).jpg


RBAのスティーブンス総裁がアジア時間に「国内経済の見通しは強く、金融政策により対処する必要がある。豪州経済の力強い上振れに対して利上げの必要もある。」と述べた事で、一時後退した金利引き上げへの期待が再び高まり始めた。同時に、RBAウオッチャーも利上げの可能性を示した事も豪ドルの買いを促進。豪ドルは唯一この日しっかりと方向感を持って上昇した通貨となった。ただ、前日の高値である81円25銭を一旦は上回ったものの引けでは下回った事から天井感が出始めた可能性もある。フィボナッチの61.8%にあたる81円80銭付近に届くか今日は注目。それにはドル円が86円に乗せる事が必要だ。

豪ドル予想レンジ:81円80銭~80円80銭


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[全般] ユーロが再び注目

介入で上昇したドル円は85円台でもみ合いが続いている。戻し売りを狙っていたところも更なる介入の警戒感があり、手を出しにくい状況がまだ続くとみる。市場の注目は一時的にドル円からユーロに移りそうだ。先週末再び市場の注目を浴びたのがアイリッシュインディペンデント紙の「アイルランドはEUやIMFに支援を求める程危険が差し迫っている」との報道だ。IMFは否定したもののこの報道により「ポルトガルもIMFの支援を求める事になるのでは」といったユーロ圏における債務問題への懸念が再び高まるのか。
本日は日本が祝日となり邦銀への介入の動きが制限される可能性から市場はドル円で仕掛けてくるのか注目。

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[米ドル円] 85円台でのもみ合い継続

(米ドル円日足)


ドル円は85円台でのもみ合いが継続。介入により売りを仕掛けたところの多くが火傷を負ったことで、戻し売りを狙っていたところも手を出せない状況が続いている。いずれは上値が確認されたところで再び売りを出してくるとみられるが、その時期はまだ先になりそうだ。86円台に乗せると見られたがこのレベルでは実需も含め相当売りが並んでいる模様だ。その売りを消化するほどの介入の買いがもう一段出る事はこの時点ではないとみる。ボリンジャーバンドの上限や雲の下限が少しずつ下げてきていることから実勢レートもここから上を仕掛けにくくなっている。
通常、日本が祝日ということから値動きは乏しくなるのだが、介入自体も出にくくなることから短期的に仕掛けの入り易い日でもあり注意したい。

米ドル円予想レンジ:86円20銭(ボリンジャーの上限)~85円60銭

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[ユーロ米ドル] アイルランドの支援

(ユーロ米ドル日足)


ドル円の介入に隠れて注目が薄くなったユーロだが、ここにきてドル円がこう着状態に入った中で市場は再びユーロに注目し始めた。先週末にアイリッシュインディペンデント紙が「アイルランドはEUやIMFに支援を求める程危険が差し迫っている」と報道しユーロは軟調な地合いに終始。IMFはこの報道を否定したものの、市場にはユーロ圏の債務問題に対する懸念が再び火が付くのではといった不安が見え隠れする。日足の一目の雲の上限がサポートしていることもあり底はそれ程深くはないとみる。雲の上限レベルである1.2980を下回ってNYが終われば下落トレンドに変わるとみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3080~1.2980

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[スイスフラン円] インフレ見通し下方修正

(スイスフラン円日足)


アジア市場ではアジア株全体が上昇した事で安全資産のスイスフランは軟調な地合いを見せた。先日の海外市場で発表された声明文では2012年のインフレ見通しを大幅に下方修正し、2011年にはマイナスに落ち込む可能性を示唆した。ドル円の介入によりユーロスイスの買い介入への思惑も高まることからユーロは一時的に上値の重い展開が予想される。ボリンジャーバンドの上限で上値を抑えられたものの、バンドウオークに入る可能性もある。
当面は下げたところを買いが入り易いとみる。

スイスフラン円予想レンジ:85円25銭~84円25銭

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[全般] 人民元への圧力

ドル円の介入が功を奏しドル円は85円台前半を維持しながらじりじりと86円付近まで上昇した。欧州からはユンカーユーログループ議長が「日本の単独での介入には不満。介入のアイデアも実際に行った事実も好ましくない」などと発言。日本の介入に対して批判的な発言が見られた。この発言は中国人民元の上昇が依然として過小評価しているという考えから、日本の介入により中国の自国通貨を引き下げる介入を正当化させてしまう事を恐れたものとみられる。また、ガイトナー財務相も中国に対して人民元の上昇を加速させる事を求めるなど矛先は中国人民元へと強まっている。同時に、ドット米上院議員の日本と中国に対する発言など円高阻止の介入にも非難的な声が少しずつ増える中、今後のドル円への介入もそろそろ限界に近付いてきた事を示すものかもしれない。


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[米ドル円] 市場は日銀の介入が持続されるか注目

(米ドル円日足)



前日の大量介入により市場はドルショートに陥ったようだ。東京時間では実需や利食いのドル売りやクロス円の売りが散見され、ドル円は一時押し戻される場面も見られた。しかし、昨日の介入が効いたのか結局85円23銭までと押し下げの力は弱く、再び欧州NY市場ではじりじりとドル買いが進んでいる。依然として介入が断続的に行われているという報告もあり、86円台に当局は押し上げようとして言うように見える。実需などの売りを助けるという事では83円から3円近い上昇になったことから、効果はそれなりにあったと言える。
問題はこの上昇が終わったと見極めた時の市場の売りがどこまで強まるか。そして、その売りに対する介入の規模や当局の姿勢がどこまで強いかを市場は再び試す事になるとみる。

米ドル円予想レンジ:86円30銭(ボリンジャーの上限)~85円40銭


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[ユーロ円] 雲の中に突入

(ユーロ円日足1)


(ユーロ円日足2)

EURJPY2010_0917_hiashi(2).jpg


東京時間ではクロス円全般に利食いの売りが先行。ユーロ売りも実需なども含め散見される中上値の重い展開に終始。特にユーロの材料は見られなかったが、欧州時間に入るとユーロドルが再び1.3ドル台に上昇。また、ドル円の下げも85円前半で支えられた事もありユーロ円は再び買いが強まり112円38銭まで上昇した。フィボナッチの76.4%戻しである112円55銭が上値を抑えており、ここからの上昇はドル円が再び86円台に上昇する勢いが必要だろう。ただ、雲の上限を上抜けした事で当面底堅い動きは継続とみる。

ユーロ円予想レンジ:112円55銭~111円75銭


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[NZドル円] RBNZ、金利据え置き

(NZドル円時間足)



RBNZは政策金利を3%に据え置く事を発表。ほぼ市場の予想通りという事でNZドルは軟調な動きが見られた。発表後ボラード総裁は「NZの金利上昇はより緩やかになる可能性が高い。NZドルの強さは経済のファンダメンタルズに基づいていない」との認識を示したことも売りを誘った。声明文では、9月4日にクライストチャーチで発生した地震は第3四半期GDPを0.3%下押しするだろうと指摘され、インフレ見通しを下方修正したこともNZドルの上値を重くしている。ドル円の介入でクロス円は全般的に上昇した事で、東京時間では塩漬けとなったロングの売りが62円台では見られた。しかし、それも一巡すると新たな買いも出始めている。61円70銭付近はフィボナッチの50%戻しでもあり、今日は買い先行で臨む。

NZドル円予想レンジ:62円50銭~61円80銭


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[全般] ドル円買い介入実施

菅氏が民主党代表に再選されたことで介入への期待感が若干後退したところを日銀は2004年以来の介入を実施。海外でもその介入は継続され83円割れにいたドル円は約3円近い85円75銭まで上昇。欧米からも介入について批判的な意見が聞かれなかったことで、単独介入であってもその効果は大きかった。更に、規模的にも過去最高の2兆円という金額で市場の円売りを行った事でその真剣さが市場にも伝わった。クロス円での介入はなかったものの、結果的に対円で殆どのクロス円の上限と思われたレベルが上抜けした。
これによりテクニカル的な分析はいびつなものになり今後の動きは荒っぽいものになる可能性もあり要注意だ。介入はいずれ終わり調整的な動きが出る事は間違いないが、当面ドル円の底は切り上がったままになるだろう。その間はクロス円なども底は確実に上がったままの上下の動きの中で推移するものとみる。


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[米ドル円] 日銀が2兆円の大量ドル介入、海外でも

(米ドル円日足1)


(米ドル円日足2)

USDJPY2010_0916_hiashi(2).jpg

(米ドル円日足3)

USDJPY2010_0916_hiashi(3).jpg


民主党党首選のごたごたで隙が出来たところを狙って前日ドル円は82円台まで下落した。菅氏が当選すれば介入もそれ程怖くないという意識も働いたのだろう。菅氏がまず日本を変えるという約束は介入で始まった。当然政治生命をかけたもので市場はその真剣さを甘く見たようだ。これまでの介入とは違う真剣さが見られるのはそのためだろう。当面はこれでドル円を安易に売るところはなくなったとみて良い。売りが強まる場面で下げたところは今後も介入を行うはずだ。
昨日の高値はフィボナッチの23.6%である85円75銭であり、パラボリックも上昇トレンドへ転換。ボリンジャーバンドも中心移動平均線を抜いてきた。一目の基準線と転換線も抜けるなどあらゆるテクニカルポイントを壊したことで、ショートは完全に切らされたとみて良い。今後も値ごろ感で売りが出ても、一時的な下落があっても、直ぐに戻される展開となるだろう。こんな時は短期ディールに徹してさや取りを行う方が効率はよさそうだ。

米ドル円予想レンジ:86円60銭(雲の下限)~85円40銭


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[ユーロ円] 雲の中に突入

(ユーロ円日足)



ドル円の介入でまさかと思われた雲の下限を超えて雲の中に突入した。理屈も何もなく日銀の介入でこれまでのテクニカル分析を一気に転換させたことになる。今後もユーロの動きよりもドル円の動きがユーロ円を動かす事になるだろう。ECBからは一切介入に関してのコメントは見られないことから、前もって根回しはされたようだ。だからこそ日銀は委託介入が出来たのだろう。

ユーロ円予想レンジ:112円50銭~110円70銭


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[ポンド円] 今後もドル円を中心の相場展開

(ポンド円日足)


(ポンド米ドル日足)

GBPUSD2010_0916_hiashi.jpg


日本時間の午前10時半ちょうどにドル円の介入が行われた。介入の直後はドルが全面高となりポンドも対ドルでは1.55ミドルから1.54ミドルまで下落した。しかし、その後はドル円の上昇力が余りに強く、ポンド円のショートを巻き込み始めるとこの日だけで5円余りの上昇となった。1日でこれだけの上昇するというのは介入以外では殆どみられないことだ。134円に控えた一目の雲の下限まで一気に上昇し、ポンドドルも雲の上限である1.5620を突き破った。ポンドドルの1.5620が天井となるか底となるのか。同時にポンド円の134円というのが天井になるのか底になるのかはこの時点ではドル円次第ということから何とも言えない。しかし、ショートのほとんどが切らされてきた事を見ると、流石に当面は売りは仕掛けにくくなった。雲の上限に沿った動きが続きそうだ。

ポンド円予想レンジ:135円~133円


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[全般] 菅氏再選、FOMCへの思惑

東京市場の注目はやはり民主党の党首選という事になった。東京時間の午後3時半過ぎに菅氏が再選された事を発表。瞬間的に介入への期待が弱まるとの思惑からドル円は83円直前まで下落。投機中心の動きだけに直ぐに買い戻しが入ったもののドル円はその後も上値の重い展開が続いた。NY時間に入ると米小売り売上が予想の0.3を上回る0.4と発表されドル買いに反応。しかし、前回の0.4が0.3に下方修正されたことでドルの上昇は限られた。その後ロンドンのフィクシングにかけてドルは全面安の展開となった。来週のFOMCで資産買い取り再開を決定するとの予想が広がった事が原因とみられる。これにより米長期金利が下落し、ドル円は一時82円台に突入した。豪ドルやポンドなど主要通貨全てがドルに対して上昇。NYダウは日中堅調な地合いが見られたが引けにかけて下落。結局マイナス17ドルと小幅安となったが1万500ドルはキープするなど依然として株価は底堅い。米国景気の2番底への懸念はかなり遠のいたとみられるが、市場はドル売りに反応しやすい。今日のNY時間に発表される米鉱工業生産などの数字如何では更にドル安の動きに反応しやすいとみる。


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[米ドル円] 菅新政権誕生で円高対応強化か

(米ドル円日足)



東京の午後に発表された民主党党首は菅氏が選出された。この発表でドル円は一時83円前半まで下落した。小澤氏が介入に積極的な姿勢を見せただけにそれに対して菅氏がこれまでの為替対策に大きな変化がないと見られた事が原因とみられる。しかし、今後の菅新政権は円高が目先最優先で行われる可能性が高く、今後は介入への警戒感が高まるとみる。しかし、いずれにしてもこのごたごたの狭間で市場はどこまで円高が進むか試しにきている。NY時間にはドル円は82円91銭まで下落。これは先週発表されたベージュブックの結果が景気減速をしめすものであったことから、来週のFOMCで追加緩和策が決定されるとの予想が広がったことが要因だ。米国経済のネガティブ材料が出るたびにドル円は売りに反応しそうだ。

ドル円予想レンジ:83円70銭~82円80銭


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[ユーロ米ドル] 雲の上限まで上昇

(ユーロ米ドル日足)



ドイツやユーロ圏の9月ZEWが欧州時間に発表されたが、予想を双方ともに下回りユーロは下落。ドイツZEWは09年2月以来、ユーロ圏は09年3月以来の落ち込みとなった。しかし、NY時間に入ると21日発表予定のFOMCで追加緩和策が決定されるだろうとの思惑からドルが全面安の展開。ユーロドルも1.28ミドルから一気に1.3ドル台の大台に乗せた。一目の雲の上限が1.3030にあり、この日の高値が同レベルで跳ね返されている。結局NY引け値では1.3ドルをキープできずに終わった事で、今日は上値の重い展開となりそうだ。当面この1.3ドルの雲の上限を天井に雲の中でのもみ合いが続くとみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3030~ 1.2910(基準線)


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[ポンド米ドル] 基準線に抑えられ

(ポンド米ドル日足)



欧州時間に発表された英国8月消費者物価指数は前年比プラス3.1%と前回から横ばい。ただ、予想された3.0%を上回ったことで6カ月連続インフレターゲットの2%を上回る結果となったため金融政策への展開が期待される。ウイールBOE委員はインフレ期待が抑制されておらず、CPIがターゲットを執拗に上回る要素がいくつかみられると語った。これにより欧州時間は底堅い動きが続き、その後FOMCで追加緩和策が決定されるだろうとの期待が高まった事でドルが売られるとポンドも上昇。目先のレジスタンスと見られた1.5530を上抜け1.5584まで上昇したが、この上の1.6ドルには一目の基準線が上値を抑えている。また、雲の上限が1.5620にも位置しているだけにここから上値を狙うのはかなり難しい。もし、1.5620を抜ける勢いがあれば、次のターゲットは1.57ドル付近とみる。

ポンド米ドル予想レンジ:1.5600~1.5470


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[全般] 民主党代表選の結果は

週明けのアジア市場ではユーロを中心にクロス円などの買いが先行して始まった。前日にバーゼルⅢの新たな自己資本規制が合意されたが、ほぼ予想の範囲内となった事で欧州の銀行の追加資本への懸念が後退した事が要因とみられた。また。中国の鉱工業生産や小売売上高が予想を上回る強い数字となり、リスク回避の動きが後退。しかし、欧州市場からNY市場にかけてユーロ上昇がドル売りを加速。中でもドル円に対して仕掛けもみられ、再び83円ミドルの今年最安値付近まで下落。本日の東京午後に民主党の代表が選出される。小澤氏が当選すれば円安に動きやすいという思惑があるが、管首相が再選されたとしても介入を行う可能性は強い事もあり、どちらが選出されてもそれ程変わらないだろう。寧ろ、実際の介入が入らない限りドル円の売りは止まりそうもない。ただ、NYダウは堅調な地合いを示していることから、長期金利の利回り上昇が強まれば介入とは関係なくドル円の買い戻しも入るとみる。


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[米ドル円] 今日の午後に民主党代表選出

(米ドル円日足)



週明けの東京市場では中国の経済指標の予想以上の強い数字などが発表され、リスク回避の動きが後退しドル円も堅調な動きから始まった。しかし、バーゼルⅢの新たな自己資本規制が合意された、それがほぼ予想の範囲内となった事で欧州の銀行の追加資本への懸念が後退。これによりユーロが対ドルで上昇するとドルは全般的に上値の重い展開となり、ドル円もじりじりと下落。NY市場に入るとドル円の売りが加速。一時今年最安値に迫る83円50銭を付けた。今日の民主党の党首選ではどちらも円高への対応として介入の可能性を示しているものの、その実効性には懐疑的なこともあり市場は先回りして売りを進めた模様。東京市場では選挙を前に静かな動きとなりそうだが、発表後はどちらにしても最安値を見に行く動きになるとみる。ただ、一旦安値を更新したとしても直ぐに買い戻しの入る神経質な展開が予想される。リスクが高い程リターンは期待できそうにない。

ドル円予想レンジ:84円75銭(ボリンジャー中心線)~83円00銭


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[ユーロ円] バーゼルⅢの新たな規制は予想範囲

(ユーロ円日足)


(ユーロ円時間足)

EURJPY2010_0914_jikanashi2.jpg


12日に発表されたバーゼルⅢの内容は新銀行の全面適用までの期間が8年と予想以上に長期間の猶予が与えられたことから欧州の銀行の追加資本への懸念が後退。ユーロは対ドルでも対円でも買いが強まり朝方から上昇して始まった。欧州時間に入ると、欧州委員会が経済見通しで2010年のユーロ圏GDPを0.9%から1.7%に上方修正。更に、イタリアの5年と30年の入札が55億ユーロ全て調達したこともユーロの買いを強めた。一方でドル円の下落が強まりNY時間では上値の重い展開も見られたが、総じて底固い動きに終始。108円90銭付近にパラボリックの転換ポイントがあるが、ドル円の上値が重いだけに届くのは難しいだろう。時間足のフィボナッチの76.4%戻しにあたる108円60銭付近は射程内に入る。

ユーロ円予想レンジ: 108円60銭~107円20銭


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[南アフリカランド円] 利下げ打ち止め感

(南アランド円日足)

ZARJPY2010_0914_hiashi2.jpg


先週SARBは政策金利を0.5%引き下げ6.0%とした。その後の声明では当面利下げの可能性を否定。11月の最後の会合では据え置きの可能性が高まる。利下げ後の現在の6%という金利は投資家にとっては依然魅力的な水準である事は間違いない。NY市場が昨日は1万500ドル台で終わり、中国の景気の勢いを背景に今後も底堅い動きが継続されるとすれば、資源国である南アランドは買い場となりそうだ。日足の一目の雲がもう暫く薄い状態が続き、その先もそれ程雲の厚さはみられない。当面11円ミドル~12円を挟んだもみ合いが予想されるが、その中でも11円50銭付近では買いが強まりそうだ。じっくりと安値を仕込んでスワップを稼いでいくのも面白そうだ。

南アランド円予想レンジ:11円75銭~11円62銭


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[全般] 短期的なポジション調整後の動きは

全般的にNY株式市場へのプラス材料が先週末は多く見られた。アジア時間に発表された8月中国貿易黒字は大きく縮小。その背景には前年比プラス35.2%と大きく輸入が拡大したことがある。この材料はNY市場で再度好感された。また、昨年後半に起こったドバイショックの原因となったドバイワールドも約249億ドルの債務再編で殆どの債権者と正式合意に至った。ギリシャの失業率は予想11.9%を下回る11.6%と発表されるなど欧州の財政再建にとって明るいニュースだ。NYダウはこの日プラス47ドルと堅調な動きを示したことでクロス円も全般に底堅い動きとなった。ドル円も振興銀行のペイオフの話が少しずつ浸透すると円売りの動きが強まった。また、今週の民主党代表選を控え小澤氏当選時には積極的な介入の可能性もあるというイベントリスクからドル円の買い戻しが強まった。一先ず週末の短期的なポジション調整が全般的に入ったが、中期的な動きは依然とし円高への動きは変わらないとみる。欧州問題は中長期で見ていくことからユーロの上値も限定されそうだ。今週は先週の動きに沿って動くと予想するがあくまで短期的な調整とみる


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[米ドル円] 民主党代表選を控え

(米ドル円日足)



日本振興銀行が初めてペイオフが適応された事で、じりじりと円売りの動きが強まった。また、明日の党首選で小澤氏が決まれば積極的な介入や国債の増発などの政策を打ち出すとのことから円買いの動きに歯止めが掛った。83円ミドルを何度か試したものの抜けきれず、ここからドル売りで攻めても短期的にはそれ程利益が見込めない事から買い戻しが強まったとみる。明日の党首選まではもう一段の買い戻しや一時的に買いのポジションも出来やすいとみる。クロス円も中国の輸入が大きく拡大していることから豪ドルなど資源国通貨も堅調な地合いとなり易く、円キャリーの動きも見られそうだ。

ドル円予想レンジ:84円85銭(ボリンジャーの中心線)~83円90銭


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[ユーロ米ドル] ドバイワールドの債務決着から欧州リスク一部後退

(ユーロ米ドル日足)

EURUSD2010_0913_hiashi.jpg


ドバイ首長国連邦と政府の持ち株会社ドバイワールドは銀行などの債務者99%と合意したと発表。昨年11月に湧き起こったドバイショックがここにきてやっと解決した。ギリシャショックを引き起こす切っ掛けともなったが、これで一部欧州のリスクが軽減されたことになる。また、欧州時間に入りギリシャの6月失業率が11.6%と予想の11.9%を下回る数字が発表された事でユーロは堅調な地合いとなった。その後NY市場に週末のポジション調整とみられる売りが再び強まり、この日は結局行って来い。日足の一目の雲の中に完全に入り方向感を失っているため、今日もまだ1.26ミドルから1.27ミドルのレンジとみるが、雲の下限の1.26ドルを下に抜けると下落の勢いが強まるとみる。

ユーロ米ドル予想レンジ: 1.2750~1.2600


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[カナダドル円] 利上げ観測は当面後退

(カナダドル円日足)

CADJPY2010_0913_hiashi.jpg


中国の輸入が大きく伸びた事や、先日の利上げの効果もありカナダは堅調な地合いが見られた。ただ、カーニーカナダ中銀総裁はこの後の政策は世界景気の不透明性が要因となるなど、今後の利上げには慎重な意見を示した。
昨日はドル円の買い戻しも手伝いカナダ円は堅調な地合いが続き81円70銭まで上昇。しかし、このレベルは日足の下降トレンドがちょうど上値を抑えており跳ね返された。ここはボリンジャーバンドの上限とも重なることからテクニカル的にみるとかなり重いとみてよい。今日はリンジャーバンドの中心線のある80円30銭付近を目指してくるとみるが、中心線の方向が少し上向きに傾き始めているのが見える。そろそろ底値感が出てくる可能性もありそうだ。

カナダドル円予想レンジ:81円30銭~80円30銭


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[全般] 底堅いNYダウ

ドル円は欧州時間に再び83円49銭まで下落。これといった材料はないが下落ペースは相変わらず遅い。ポンドはBOEが予想通り政策金利を据え置くとともに、資産買い入れ枠も維持すると発表。市場の反応は見られなかった。また、南アフリカ中銀は予想通り0.5%の金利引き下げを行ったが寧ろランドの買いは強まるなど、依然として高金利の買い意欲は高い。NY時間には米貿易収支と新規失業保険申請件数が発表され双方ともに予想を上回る好結果となった事でNYダウは小幅ながら1万400ドルを回復するなど堅調な地合いとなった。NYダウの底堅さがこのまま続けば米国の景気に対する悲観的な見方も少しずつ下火になるとみてよい。また、欧州の信用不安も昨日のアイルランドの短期債入札が先日のポルトガルと同様順調に消化された事で安心感が広がった。一先ず欧米への極端な悲観的見方も少しは収まりつつあり、そうなるとドル円も売りの勢いがやや後退気味となってきている。今日は週末という事で東京市場ではドル円のショートカバーも出やすいが、円高の流れは変わらず。

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[米ドル円] ペイオフも影響は見られず

(米ドル円日足)


日本振興銀行に対し日本で初のペイオフ発動が行われた。驚いた事にはこの報道で円売りの動きが見られなかった事だ。これは一体何を意味するのだろう。日本の信用力はここまで高いという事かも知れない。この報道で日本の当局者には円安へ反応してくれるものと秘かに期待していたのではいだろうか。しかし、市場ではこの程度で日本の金融市場が不安になるとは思っていないようだ。実に不思議な国と言える。中国が円債を買うというのもこの信用力が背景にあるのだろう。しかし、これは現在の欧米市場の不安定な地合いも大きく影響しているとみて良い。世が世なら大きく円安に傾くほどのニュースではある。
NY時に発表された米貿易収支や新規失業保険申請件数の結果が予想以上に好結果となった事でNY市場は楽観ムードが広がった。これを受けクロス円の上昇からドル円も底堅い動きが続いている。今日の東京市場では週末という事もあり一先ず振興銀行の話もありドル円はショートカバーの入りやすい展開とみる。

米ドル円予想レンジ:84円25銭~83円50銭

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[ポンド米ドル] BOE、政策金利据え置き

(ポンド米ドル日足)


BOEはこの日政策金利を0.5%に据え置くとともに資産買い入れ枠を1000億ポンドに維持する事を決定。一部で更なる緩和策も打ち出すのではという噂もあったが、特に何も見られなかった事で市場の反応は殆ど見られなかった。寧ろ、7月商品貿易収支がマイナス86.67憶ポンドと予想のマイナス75億ポンドを大きく上回り過去最高の赤字額を出した事でポンドは下落。しかし、その前から既に売られていた事もあり下げも限定的となった。NY市場で発表された事でポンド円の買いが強まりポンドドルも上昇に転じるなど、相変わらず荒っぽい動きに終始。日足のパラボリックは1.5530に位置し、ここを上抜ければ上昇に転じる。

ポンド米ドル予想レンジ: 1.5525~1.5375

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[南アフリカランド円] SARB、0.5%利下げ

(南アフリカランド円日足1)


(南アフリカランド円日足2)

ZARJPY2010_0910_hiashi02.jpg

南ア準備銀行であるSARBはこの日予想通り0.5%の利下げを行い6.0%とした。元々この通貨は金利を下げても売られた事は過去余り見られず、今年3月にも利下げを行ったがその時も利下げ後に上昇した。SARBは「為替水準に特定の目標はもたない。」とし、為替介入の可能性について否定。ここ最近のランドの水準は比較的高かったが、そのためにインフレが抑えられたこともあり介入はまずないとみて良い。次回の金利政策の発表は11月となり、当面の利下げもないことからそれまでは堅調な地合いが続くとみる。

南アフリカランド円予想レンジ:11円75銭~11円53銭

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