ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-09

[全般] 欧州の経済見通し上方修正

ECBは予想通り政策金利を1%に据え置いた。その後行われたトリシェ総裁の記者会見ではECBが流動性供給措置の延長を決定し、2010年・11年のGDP見通しを上方修正した。最近のユーロ安による好調な輸出に支えられ企業業績や内需に貢献したという。介入に関してはノーコメントということから一時ドル円が売られる場面も見られた。米国の悲観的な景気見通しに対して欧州の景気が上向きな事からユーロの底堅さが確認された。しかし、金融政策は依然として非伝統的な低金利政策を継続させるということから、市場は売り買いが交錯した。NY時間に発表された7月中古住宅販売成約は5.2%と予想のマイナス1%を大きく上回った。また、新規失業保険申請件数も予想を下回った事でNYダウは堅調な動きに。これまで米国景気指標にはまだら傾向がみられることから悲観的な意見が強過ぎたようにみえる。今日の米雇用統計も予想通りか少しでも良い数字が示されればドル買い戻しの動きが強まるとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円] 84円割れの底堅さ

(米ドル円日足)


欧州時間には再び84円を付けに行ったもののそれ以上の売りは続かず跳ね返されている。ただ84円前半でのもみ合いから、何処かで再び下値を試そうという動きは根強い。日銀や政府の対策は一通り出尽くした。後は介入しか残されていない事から無暗に突っ込めないということもある。小澤氏は菅首相との討論会で介入に対して覚悟を決めてやるといい、海外の資源への投資を積極的に行うと発言。もし小澤氏が首相に選ばれれば円安に反応しそうだ。今日は雇用統計が発表されるが、これまでの雇用関連の指標が悪いことから既に悪材料に対して織り込まれた観がある。今日はドル円の買い戻しが強まる可能性が高いとみる。もし、良い数字が出たとしても介入警戒感などから直ぐに買い戻しが入りやすい。パラボリックのSARが85円90銭にありここを上抜け出来るかがポイントとみる。

ドル円予想レンジ:85円90銭~84円00銭

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[ユーロ米ドル] 景気見通しを上方修正

(ユーロドル日足)


ECBは政策金利を1.0%に据え置く事を発表。また、市中銀行に対する無制限の資金供給を2011年に入っても継続すると発表。前回の独ウエーバー総裁の発言に沿ったものだ。しかし、それでは景気見通しはこれまでと一緒かと言えばそうではなかった。2010年のGDP見通しを+0.7%~+1.3%→+1.4%~+1.8%へ。11年を+0.2%~+1.6%→+0.5%~+2.3%へと上方修正し、景気回復の動きが見えるにもかかわらず非伝統的な金融政策が続くという。今回の上方修正にはユーロ安の恩恵がかなり影響しており、今後ユーロ高になった時の事を考えているのか。また、欧州金融機関の脆弱さが依然として強い事もありそうだ。ただ、昨日は米国の悲観的な見方に対する一方、欧州の楽観的な見方がユーロの底を支えたといえる。NYダウの上昇が継続すればクロス円の買いが強まることからユーロドルも50%戻しの1.29ミドルまでの上昇も期待できる。

ユーロドル予想レンジ:1.2960(~1.2780)

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[豪ドル円] 暫く横這いか

(豪ドル円日足)


今月に入り豪州の4-6月期GDPが予想を上回った。また、最近の中国元安が豪ドルの買底を支えている。ドル円がここまで下落したものの豪ドル円は比較的堅調な地合いが見られるのは利上げ期待が強まり始めている事もありそうだ。NYダウが一時1万ドル割れリスクが高まった時は豪ドルの下落も見られたが、ここにきてNYダウも底堅い動きを見せている。目先はドル円の動きが大きく影響しそうだが、今日の雇用統計次第では買いが強まりそうだ。ただ、日足の一目を見ると雲の上限に沿った動きが見られることから横這いの動きがもう暫く続くとみる。
豪ドル円予想レンジ:77円50銭~76円20銭

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