ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-09

[全般] 注目のFOMCは追加緩和なし

アジア市場ではドル円がじりじりと値を下げた。FOMCでは何らかの追加緩和策が行われるとの観測も先立ち、ドルは全般的に売りが強まった。また、元財務官による年内中にドル円は最安値を更新するだろうという憶測記事が流れるなどドル売りを加速。また、欧州時間に入り資金調達が危ないとされたアイルランドやギリシャの国債入札が好調な結果に終わった事でユーロが更に上昇した。NY時間では米8月住宅着工件数が予想の55万件を上回り59.8万件となったが、FOMCを控え市場の反応は限られた。
FOMCは8対1で政策金利を据え置くと発表。また、期待された追加緩和策はなかった。しかし、声明文では「景気回復を支援しインフレを上昇させるために必要ならば追加緩和を実施する用意がある」とし、次回の11月の会合での追加緩和の可能性を示唆するものとなった。これにより、発表後はドル買いが強まったものの、その後の声明文の解釈が進むとドル売りが進んだ。しかし、この日の住宅着工の好結果も含め、思ったよりもこれまで発表された指標は悪くない事から、追加緩和策の可能性はこれまでよりも低下したとみて良いだろう。一旦はドルを売り込んだものの、徐々にその勢いは弱まる可能性もある。11月の会合まで、再び米国の経済指標を見極めることになりそうだ。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 介入を試す展開

(米ドル円時間足)

USDJPY2010_0922_jikan(new).jpg



東京時間からドル円は上値の重い展開が続いた。FOMCでは追加緩和策が行われるという観測が高まった事が背景にあるが、同時に介入が再びどのレベルで入るのかを試す動きのようにも見えた。結局、FOMCでは追加緩和策が行われずに瞬間買いも出たが、その後の声明文では今後も追加緩和の可能性を示唆した事で長期金利の低下とともにドル円は一時85円を割り込み84円97銭を付けた。しかし、このレベルになると介入警戒感が一気に強まり、短期のショートの買い戻しが強まった。86円台には相当売りが並んでいる事も分かっており、市場は86円以上を介入で買う動きが見られなかった事から恐々と下値を模索する動きが今日も続くとみる。

米ドル円予想レンジ:85円50銭~84円75銭(フィボナッチ38.2%)


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[ユーロ米ドル] ドル売りとユーロ買いが重なる

(ユーロ米ドル日足)



欧州時間に行われたアイルランドやギリシャの国債入札は当初調達が困難になると懸念された不安もなく好調な結果となった。FOMCでは追加緩和策が行われるとの期待感が強く、アジア市場からユーロ買いが見られていた。この入札結果によりユーロはユーロポンドなどの纏まった買いも入り1.31ドル台に乗せた。注目されたFOMCでは追加緩和策は行われず発表後ユーロ売りも出たが1.31ドルはしっかりとした買いが並んでいた模様。結局、声明文では今後も追加緩和策を行う可能性を示唆する内容であった事からユーロは更に買いが強まりこの日の高値である1.3284ドルまで上昇したが、8月6日に付けた高値1.3332ドルには届かなかった。FOMCの声明文では具体的な緩和策が示されたわけではなく、これまでのFOMCのハト派スタンスに変化が見られたとみて良い。このユーロ買いはドル売りと同時にユーロの上値を試すものとみられ、1.33ドルをクリアに抜ける事が出来なければダブルトップを形成するとみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3310~1.3180


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[豪ドル円] 利上げ期待強まる

(豪ドル円日足)



アジア市場ではFOMCで追加緩和策の期待が高まりドル円が上値の重い展開になると、豪ドル円などクロス円も同時に利食いの売りなどが見られた。9月は中間決算のレバトリなど、クロス円の売りが強まるが、その一環とも見られた。一方でRBA議事録が発表され「豪経済は資源ブームが影響し堅調な勢いを増している。」「インフレ抑制のため、ある時点で金利引き上げが必要になる公算」とした事が豪ドルの底値を支えた。この内容は既に前日RBA総裁が示した事もありそれ程大きな影響は見られなかった。しかし、FOMCが発表されると、ドル売りが強まる中、特に豪ドル買いの動きが目立ち81円32銭まで上昇。17日の高値が81円29銭、20日が81円39銭、今回が81円32銭と三日連続でこのレベルで押し戻されている。今日の高値がこのレベルを抜ければ81円80銭付近までの上昇が見込まれる。逆に抜けきれなければ反動の売りが強まり80円前半まで売り込まれるとみる。

豪ドル円予想レンジ:81円80銭~80円20銭


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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
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