ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-09

[全般] FOMCでの追加緩和期待後退

ドルの下落が一服している。アジア時間にはドル円は83円50銭まで下落し介入後の安値を更新。介入の動きは見られなかったものの市場ではいつ再び介入を実施するか警戒感が残るなかでじりじりと値を下げた。しかし、NY時間に入ると相次いで金融緩和を否定する発言が聞かれた。コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁はこの日「量的緩和は金利の引き下げ程影響のある手段ではない」と発言。また、ブロッサー・フィラデルフィア連銀総裁も「現時点ではいかなる資産買い入れ拡大も支持しない」と表明するなど、これ以上の追加緩和策を打ち出すのに対して消極的な姿勢を示した。これにより米長期金利は上昇に転じるとドルの下落も一服。一部のFOMCメンバーの反対はあるものの、依然として金融緩和期待は強い。しかし、これで次回のFOMCでの緩和実施に関しては簡単ではない事がわかった事で過度なドル安はそろそろ終わりに近いとみてよさそうだ。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 日銀の追加緩和策への期待

(米ドル円時間足)



東京時間でもドル売りが止まらず、この日は介入後最安値の83円50銭まで下落。介入の可能性に対して慎重な動きながらも、じりじりと値を下げた。ただ、介入が見られないのは日銀が追加緩和策を次回の会合で打ち出すためといった観測もあり売りは続かなかった。
83円50銭は介入が最初に入った時に一旦もみ合ったところでもあり、介入が纏まって行われたレベルでもあり節目でもある。また、フィボナッチの76.4%戻しがこのレベルにあることから、ここを下抜けすると83円割れの可能性が増すため、介入が実施される可能性が非常に高いレベルでもある。目先はドルの長期金利低下が一服した事で84円付近までの戻しがあるとみる。

米ドル円予想レンジ:84円05銭~83円50銭


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[ユーロ米ドル] ユーロ売り材料に反応せず上昇

(ユーロ米ドル時間足)



バローン欧州委員は「ポルトガルの状況は深刻だ」とするなど、依然として欧州ソブリンリスクが懸念されるもののユーロは堅調な地合いとなった。この日はNY市場で相次いで金融緩和を否定する発言が聞かれた事で米長期金利が上昇に転じた。これにより、前日に続きユーロは対ドルで堅調に推移。ユーロポンドでもソブリン系と思われる纏まった買いが入るなど投機的な動きも見られた。ユーロは1.33ドルのレジスタンスを抜けた事で次のレジスタンスである1.39ドルを目指す展開とみているが、その前に1.38ドルの大台が一旦利食いのレベルとみて良いだろう。時間足のボリンジャーバンドの幅が狭まってきたことから、そろそろボラティリティーが高まる頃だ。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3780~1.3580


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[豪ドル円] 豪ドルは過大評価?

(豪ドル円日足)



豪ドルは先日利上げ観測が高まったことから買いが強まったがIMFの報告でその上昇も一服。この日IMFの豪経済に対する報告書で「豪ドルは中期的にやや過大評価されている」と指摘。ただ、一方ではインフレ抑制のため金融引き締めが必要とも言及しており為替は行き過ぎだが金利引き上げといった矛盾が生じるものとなった。来週発表のRBA政策会合では0.25%の金利引き上げが大分織り込まれて来ていただけに、この報告書で一旦利食いの動きが見られた。81円を何とか底固めに動いているものの今日はやや上値の重い展開か。
日足のパラボリックでは80円付近に転換点が位置する。このレベル付近までの押し戻しもありそうだが、値動きはボリンジャーの幅が縮小に向かうとみられることから徐々にもみ合いにはいりそうだ。

豪ドル円予想レンジ:81円30銭~80円50銭


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