[全般] 日銀ゼロ金利へ、しかしドル安に押され
欧州市場に入ると一時下落したユーロが再び上昇。トリシェ総裁が最近のユーロ高に対して不満を持っていないような発言をした事が背景にある。また、ユーロ圏の経済指標が予想を上回った事で更にユーロの買いが強まった。また、フランスの財務相がロシアとドルの多様化について協議した事が明らかとなりドル売りが優勢となり主要通貨が更に上昇。米9月ISM非製造業景況指数が予想の52.0を上回る53.2となり、雇用指数も50.2と50の大台に回復するなど米国の景気回復を示すものの、ドル買いには繋がらずドル売りの動きは結局ドル円の金融緩和さえも押し戻すものとなった。通貨安戦争は言葉とは裏腹に既に激しい戦いが始まった。
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[米ドル円] 日銀ゼロ金利政策発表

日銀はこの日政策金利の誘導目標を0.1%から0.0-0.1%に引き下げる事を発表。更に、5兆円の資産購入を行う事も同時に発表した。ドル円は83円前半から83円97銭まで上昇したが、それでも84円台には届かなかった。結局数時間後にドル円は上昇前のレベルに戻されるなど、ドルの上値の重さを再認識させるものとなった。その後フランスのラガルド財務相とロシアがドルの多様化について協議したとのコメントなど、米国追加緩和策などの思惑からドルは全面安の展開。NY時間に入り米9月ISM非製造業景況指数が予想を上回る好結果となりNYダウは大きく上昇したにも拘らず、長期金利は2.47%と低下しドルは寧ろ売りが優勢となった。依然としてFRBの追加緩和策を示唆する発言が繰り返されるなど、ドル安誘導とも取れる様な動きがドル円の上値を重くする。今回の日銀の利下げでも円高が止まらないとなれば、介入の効果も期待できなくなる。83円を既に瞬間的ではあるが割り込んでしまったことで、市場の悲観的なムードが一層強まるだろう。
米ドル円予想レンジ:83円40銭~82円80銭
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[ユーロ米ドル] ドル売りがユーロを押し上げ


欧州時間にトリシェ総裁が「ECBは為替に関して言う事がある時は言う」、「仮にユーロが為替調整に於いて弱い方向に偏り続けるのなら経済は傷つくだろう」と述べるなど、ユーロ高をほぼ容認するような発言が聞かれた。また、ユーロ圏PMIサービスが54.1と予想の53.6を上回るなどユーロ買いの動きが活発となった。NY時間に入るとシカゴ連銀のエヴァンス総裁が「これまで以上の大幅な追加緩和を支持する」とのコメントが流れるとドルの長期金利下落と共にドル売りが加速。ユーロも対ドルで前日の高値1.3780を超えて1.38ミドルまで買いが優勢となった。前日は高値圏で陰線となりパラボリックの転換点を下回り売りが強まると見られたが違った。ドルの下落などから再び上値を狙う展開が始まったと見る。調整である程度ガス抜きをした事で1.4ドルの大台を目指すと見る。
ユーロ米ドル予想レンジ:1.3940~1.3780
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[豪ドル円] RBA金利据え置き


まさかと思われた利上げ据え置きだった。RBAはこの日政策金利を4.5%に据え置く事で決定。市場は既に0.25%の利上げを織り込んでいただけにその衝撃は大きかったことから1円近い下落となった。まさにサプライズである。声明文では「ある時点で利上げが必要」とし、利上げ再開を示唆したものの、市場では今回の据え置きというインパクトが強すぎたようだ。ただ、その後日銀が金利引き下げというサプライズ続きではあったが瞬間ドル円の上昇で底が反発したものの戻し売りが目立った。しかし、NY市場に入ると次回のFOMCでの追加金融緩和の観測の高まりからドル売りが強まり、対ドルで豪ドルは上昇に転じた。結局前日の高値0.9715を上抜き0.9725まで上昇し高値圏での引けとなった。豪ドル円も金利政策発表前のレベルである80円75銭を超えて80円90銭まで上昇するなど完全に往って来い。ただ、ドル円の上値が重くなってきた分だけここからの買いは慎重にした方がよさそうだ。買うのであればユーロドルのストレートがよい。
予想レンジ:豪ドル米ドル:0.9750~0.9680
豪ドル円:81円25銭~80円50銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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