ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-10

[全般] G7では通貨に関して協議

ドル円は介入前の安値を下回る動きとなった。この日はG7前という事もあるが各国から自国通貨高阻止への動きに対して批判的な意見が相次いだ。ガイトナー米財務長官は「通貨政策には打撃を与え得る力関係がある」と直接的ではないが暗に日本の介入に批判的な発言をした。また、世界銀行のゼーリック総裁は「円に対する介入は流動性を抑制するためとみなす」とし、直接名指しで日本の介入に対して批判。カナダのプラハティ財務相はG7では通貨を巡る行動について協議すると述べた事でも介入を行うのは難しいとの思惑からドル円の売りは強まった。また、NY時間に発表された9月のADP雇用統計では-3.9万人と予想された1万人を大きく下回った事で8日の雇用統計の数字が悪化するとの見方が広がりドルは全般的に売られた。ただ、この数字が良かったとしても来月予定されているFOMCでは既に追加緩和策が打ち出されるとの観測が支配的である事から暫くドルが売られやすい状況は変わらないだろう。


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[米ドル円] G7を控え介入は難しいか

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

USDJPY20101007_hiashi.jpg


G7を前にして日本の介入に対する批判が強まった。ゼーリック世界銀行総裁は直接的に日本の介入に対して苦言を呈した。また、ガイトナー米財務長官は通貨政策に対して自国通貨を安く誘導する事に懸念を表した。勿論中国人民元を念頭に置いて発言した事だろうが、同時に大国としての日本への批判と受け止められた。カナダ財務相はこの日G7では通貨に関して協議される事を示唆し、日本は介入を行う事が難しいとの思惑からドル円は下落。一時82円75銭と介入前の安値を更新し15年ぶりの安値をつけた。82円台では小規模な介入が行われているようだが下落スピードを遅らせる程度の効果しかなさそうだ。じりじりと円高は進むとみる。

米ドル円予想レンジ:83円30銭~82円50銭


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[ユーロ米ドル] 悪材料にも反応せず

(ユーロ米ドル週足)

EURUSD20101007_shuashi.jpg

(ユーロ米ドル日足)

EURUSD20101007_hishi.jpg


前日トリシェ総裁は今のところユーロ高に対しては容認する姿勢を示した事で、更にユーロ買いは進んだ。この日格付け会社フィッチがアイルランドの格付けを引下げると発表。発表後にはい利食い売りとみられる動きも見られたが、その後すぐに買いが強まるなど買いの勢いが感じられる。結局前日の高値1.3870付近を抜けて1.3943ドルまで上昇しほぼ高値圏で引けた。この勢いは党居市場では継続するとみるがそろそろ1.4ドルに近付いたことから調整の動きがでるとみる。週足のフィボナッチ76.4%戻し1.3940を達成したこと。日足のボリンジャーバンドの幅が拡大し、上限から放れ始めていることなどから一旦は調整売りが入り易いとみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.4000~1.3820


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[豪ドル円] 豪ドルへ資金シフト

(豪ドル円週足)


(豪ドル円日足)

AUDJPY20101007_hiashi.jpg


ドル売りが進む中豪ドルやカナダ、南アランドなどの資源国通貨への資金シフトが進んでいる。前日のRBA会合では金利据え置きとなったものの、利上げ期待は依然として燻ぶる中豪ドル買いへの意欲は高まる。中国が人民元切り下げの速度を加速するとなればアジア通貨中心に豪ドルなどへの買いが強まるとの見方もある。NYダウも底堅い動きを示しておりリスク選好の動きは強く、金利の高さも含めて豪ドル買いは進むだろう。ただ、ドル円の下落が上値を抑えている事からそれ程対円での上昇はなさそうだ。日足のパラボリックの位置が81円30銭まで下げて来たが、ここを抜けるか注目したい。

豪ドル円予想レンジ:81円30銭~80円60銭


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