ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-10

[全般] ドル円最安値を更新

東京市場から欧州にかけてドル円は大きく下落し、その勢いは止まらずNY市場では82円12銭をつけた。日本の当局者が円高阻止に対して悲観的な発言が聞かれたのがきっかけとなった。同時にユーロはこの日1.4ドルを抜けて上昇。ECBの金利据え置き発表後のトリシェ総裁の記者会見の中で現在のユーロ高への言及は見られず過度な変動に対する懸念を表した事でユーロ高容認と市場は捉えた。結果的に円高というよりもドルの全面安といった方がよさそうだ。ただ、NY時間にはフィッシャー・ダラス連銀総裁やホーニング・カンザスシティ連銀総裁が追加緩和策に対して批判的な姿勢を示した事でドル売りの動きに歯止めがかかった。市場は殆ど次回のFOMCで追加緩和を織り込んでいる事からそろそろドルの底も近いとみる。今日の米雇用統計で予想よりも良い数字が出ると更にドル買い戻しの動きもありそうだ。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 介入に批判的な声が円高を助長

(米ドル円日足)



G7を控え各国からの介入に対する批判的な発言が相次ぎドル円は東京の日中から上値の重い展開が続いた。その後桜井財務副大臣が「為替がどう振れるかはマーケットが決める」とした事で介入への懸念はないと市場は判断しドル売りを強めた。その後もユーロが1.4ドル台に突入するとドル安が更に強まりNY市場では一時82円12銭を付けた。市場は既に80円割れを視野に入れてドル売りを進めた。しかし、その後フィッシャー・ダラス連銀総裁やホーニング・カンザスシティ連銀総裁が追加緩和策に対して批判的な姿勢を示した事から来月のFOMCでの追加金融緩和の実施は難しくなるとの観測も浮上。ドルは一転して買い戻しの動きが強まった。ただ、ドル円に関しては上値の重い展開は変わらず82円ミドルへの戻しがせいぜい。介入の可能性が薄まる中ドル円を売り込みやすい状況は継続とみる。特にG7が開催されている間にどこまで下値を試す事が出来るか注目。今日の雇用統計次第では更に円高が進みやすい状況だが、連休を控え最終的にショートカバーがでるとみる。

米ドル円予想レンジ:82円70銭~81円80銭


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[ユーロ米ドル] トリシェ総裁発言でユーロ上昇

(ユーロ米ドル日足)



ECBは政策金利を予想通り据え置いた。その後トリシェ総裁が記者会見で追加緩和には追随しない事を述べたのと同時に「過度な為替変動は悪影響を与える」とし、何度も「過度」という言葉繰り返した。先日も為替に関しては「言う時が来たら言う」としている事から現在のユーロ高のレベルは容認と市場は受け止めた。この発言でユーロは心理的な大台であった1.4ドルを抜けて1.4027ドルまで上昇。しかし、その後フィッシャー・ダラス連銀総裁やホーニング・カンザスシティ連銀総裁が追加緩和策に対して批判的な姿勢を示す発言が相次ぎドルは上昇。ユーロドルは一気に1.38ミドル付近まで押し戻されるなど荒っぽい動きが見られた。一旦1.4ドルの大台を見た事で達成感も漂う事から今日は1.4ドル付近では売りを出したい。ユーロが上昇するのはG7を終えて来週から再びドルの追加緩和の話が強まるときとみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.4000~1.3860


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[豪ドル円] 対ドルで17年ぶりの高値

(豪ドル円日足)


(豪ドル週足)

AUDJPY20101008_shyuashi.jpg


アジア時間に豪州9月雇用統計が発表され、新規雇用者数がプラス4.95万人と予想の+2万人を上回り豪ドルは急上昇した。先日政策金利据え置きを発表したものの市場は利上げ期待が強まっていたところの今回の好結果が火を付けた。豪ドルは対ドルでリーマンショック前の高値0.9850ドルを上抜けて0.99ドル台に乗せた。これは1983年以来の高値となる。しかし、NY時間に入りFRB総裁の来月FOMCでの追加金融緩和に対して批判的な発言が相次いだ事でドルが上昇。結局豪ドル円もこの日は往って来いとなりチャートも十字線が現れた。週足チャートでも十字線が現れており、それも雲の上限を超えられなかった事から当面天井を見た可能性がある。パラボリックが80円割れのすぐ下にある事から、このレベルを下回ると売りが加速しそうだ。ただ、今日は連休前という事もありポジションの調整が入り易く下値は限定的とみる。

豪ドル円予想レンジ:81円30銭~80円50銭


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