ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-10

[全般] 騙しの多い相場展開

ドル安からドル高へと流れに変化が見られたかと思った途端、再び米国追加緩和の話からドル安の動きが強まった。NY時間に一部の情報会社がFRBは向こう6か月で5000億ドルの国債購入を実施する可能性がある」とのレポートを発表した事が切っ掛けになった。米国の追加緩和策実施についてはほぼ市場は織り込んでいたものの、これだけの大量の購入が実施されるのは想定外という事で反応。
このレポートがどこまで信ぴょう性があるかは別として、市場がここまで反応するという事自体、依然としてドル安への流れが続いている証拠といってよいだろう。前日の中国の利上げやガイトナー長官のドル高発言など一気に吹っ飛んでしまった。ドル円は80円85銭の安値を更新し、ユーロやポンドも対ドルでほぼ往って来い状態。騙しの動きが先週から続いており、明日からのG20を控えこの方向感のない市場の動きはまだ続くとみる。この場面で方向を決めつけてかかるのはリスクが高過ぎるようだ。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 80円85銭の安値更新

(米ドル円時間足)



前日に中国の利上げやガイトナー長官のドル高発言などで81円90銭まで上昇したドル円は、再び81円を割り込み80円85銭の安値を更新。メドレーグループアドバイザーズという情報会社のレポートFRBが5000億ドルの国債買い入れを6カ月以内に実施すると発表した事が原因だ。この情報会社は昔から市場では信頼の高いシンクタンクではあるものの、これ程市場が反応するのも珍しい。それだけ市場はG20を控えて神経質になっているのだろう。時間足で見るとこの1週間で3回80円台に下落し下髭を伸ばして跳ね返されていることから、底堅いという印象を与える。しかし、今回は介入警戒感での反発という事もあり、怖いもの見たさの動きは続くだろう。どちらにしても、最安値まであと1円余りとなった場面でここから無理してドルを売るのは無謀だ。ここは大きく上昇した時だけ売りで攻めていく事にする。

米ドル円予想レンジ:81円50銭~80円50銭


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[ユーロ米ドル] 往って来い

(ユーロ米ドル週足)


(ユーロ米ドル日足)

EURUSD20101021_hiashi.jpg

(ユーロ米ドル時間足)

EURUSD20101021_jikanashi.jpg


一晩で一気に前日の下落幅を押し戻してしまった。非常にトリッキーな動きであり、騙されやすい相場展開が続いている。1.4ドルという極めて悩ましいレベル付近に再び戻ってきた。日足では先週1.4ドルを超えた後にかぶせ線が現れて天井を売ったと判断。その次の日に十字線が出た後大陰線が出現した事で下落を確認したと思った矢先に再び前日の下落をかぶせる大陽線が現れた。ここから1.4ドルを超えていけるかどうかが焦点になる。
週足の一目の雲の中で陰線が長い下髭を出しているものの、依然として雲から出られないでいる。雲の中でのもがきあいは11月のFOMCまで続くとの暗示ともとれる。
G20前に市場は神経質になっており、どちらにここから転んでもおかしくない状態だ。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.4000~1.3850


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[ポンド米ドル] 強弱入り混じる

(ポンド米ドル日足)


(ポンド米ドル週足)

GBPUSD20101021_syuashi.jpg


BOE議事録ではボーゼン委員が資産買い入れ枠の拡大を主張し、センタンス委員は0.25%の利上げを主張したという。ボーゼン委員は量的緩和はCPIがターゲット以下に下落するリスクを低下させると主張。二つの意見が入り混じる結果となったようだ。その後発表された歳出削減案では予想を上回るものとなった。しかし、市場は英国の材料では殆ど反応を示さず、米国シンクタンクのレポートに反応。大規模の追加緩和策が実施されるとの思惑からドルは再び売りが強まると、ポンドも前日の下落幅を殆ど押し戻し往って来い。ただ、1.59ドルまでは戻せず、目先のショートカバーで終わったようだ。ここから再びドル売りポジションを持つかどうかの分かれ目とみる。日足ではボリンジャーバンドの中心線を挟んでおり、ちょうどどちらにもいける均衡レベルとみられる。週足の一目の雲の上限に終値がある事から、まだ下落トレンドとは見られない状況だ。このレベルでは売り買いがまだ交錯するところで、今週のG20後に再びトレンドが出来るまで短期決戦で臨みたい。

ポンド米ドル予想レンジ:1.5920~1.5720


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