ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-10

[全般] G20を終え

G20の共同声明では通貨安競争を回避する事が明記された。米国が提案したGDP比で一定水準以下に抑える数値基準の導入は見送られた。全般的に中国への配慮が大分感じられるもので、それ程大きなインパクトがあったとはいえない。寧ろ、協調体制の難しさがにじみ出た今回のG20だ。結局米中問題を持ちこんで、それに他国が振り回されているだけともいえる。米国は強いドル高政策の維持を強調したが、それはFRBが追加緩和策を行う事を念頭に入れたものと捉えられる。それだけまだドル安のリスクが市場に残る事を意味するものだろう。野田財務相はこの協調して通貨の不均衡に対処するという政策は必要な時には適切な協力を行うという意味であるとした。週明けの市場ではこれを受けてドル高に反応すると予想されるが、一時的な動きになるとみる。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] ドルの戻しを探る

(米ドル円日足)



G20では結局米国が提案したGDP比で一定水準以下に抑える数値基準の導入は見送られたことで、日本の様な貿易黒字国が自国通貨安を促す動きにストッパーがかかる事は取り敢えず回避したことになる。元々中国に対する措置であるものの、日本にも飛び火してきただけに介入も非難の的になっていた。米国は強いドルを強調したが、追加緩和策がドル安を誘導するものではない事をアピールし非難を回避させようとする発言とみられ、実際にドル安が進む時に協調介入に応じるかは分からない。いずれ市場はそれを試す時期がきそうだ。今日はどこまでドル円の戻しがあるのかを見極めてから売りを出す。

米ドル円予想レンジ:82円50銭~81円00銭


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[ユーロ米ドル] 次期ECB総裁は誰

(ユーロ米ドル日足)



次期ECB総裁にウエーバードイツ連銀総裁の名が取りざたされたが、フランスのサルコジ大統領が反対の意向を示した。ウエーバー総裁は現在の異常な低金利政策に対しては否定的で出口戦略を早期に行う必要性を訴えていただけに、ユーロはこのニュースを受けて下落した。結局この日は1.4ドルに届かず終わり天井圏を形成する可能性が高まった。G20では強いドル政策を維持する事を改めて強調された事で、どこまでユーロドルの下げ(ドル買い)があるかを見極める事になりそうだ。それでも19日と20日に付けた安値1.37ドルを下回らなければ再び1.4ドルを試しにくるとみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3970~1.3750


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[豪ドル米ドル] G20の終了で中国株上昇か

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル米ドル時間足)

AUDUSD20101025_jikanashi.jpg


G20では通貨安競争を回避する事で一致。これは特に中国人民元の上昇を促す目的が強い。また、米中の貿易アンバランスの修正もある程度前進した事は中国にとっては景気を抑える要因となる。しかし、G20では具体的な政策が見られずこれまでと大きな変化を期待するのは難しい。米国からの中国への圧力もG20の終了で弱まれば株価も上昇する可能性が高まる。中国経済は豪ドルにとっても影響が強い事から豪ドルの上昇は強まりそうだ。
他の主要国通貨と比較しても金利面からも依然有利であり、対NZドルとの金融政策のギャップからオージー・キウイにも上昇余地はありそうだ。
時間足の三角持ち合いがそろそろ収束しており、上に放れる可能性が高いとみる。

豪ドル米ドル予想レンジ:0.9960~0.9790


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