ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-11

[全般] ドル売り材料出尽くし

最もドル売り材料とされた米国追加緩和策が発表され、来年6月までの追加緩和規模が明らかとなった。その後発表された米国雇用統計が好調な結果を示した事でドルは上昇に転じた。追加緩和がドル安を誘導しているという非難の声もドイツや中国から強まっており、これまでのドル安の流れに変化が出始めて来たともいえそうだ。更に、アイルランドの債務問題が再び浮上した事でユーロが対ドルで下落した事もドルを押し上げる要因となった。ソウルで11日から開かれるG20では米国の求める経常収支の数値基準を導入する事で原則合意を目指す事が明らかになった。もし、これが20カ国で合意する事になればドル安誘導を行う必要性が薄れる。11月はファンド勢のポジション調整が活発になる時期であるだけにドル高の動きが今後も強まるとみる。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 介入は一度だけ

(米ドル円日足)



日本の財務相が昨日発表した介入額は9月15日の2.1兆円のみであった事が明らかとなった。あれだけ野田財務相が断固たる措置を行うと脅していた割には結局口先だけで一度も介入を行わなかったという事だった。しかし、それにしてはドル円は底堅い動きが続いたともいえる。米追加緩和策が発表された事で当面これ以上のドル安材料はない。また、今回の追加緩和がドル安を誘導するものであるとの批判もドイツや中国などから聞かれ、日本からも同様な意見が出ればドル円でも買い戻しの動きが強まりそうだ。今週のG20で経常収支に対する数値基準が設定されればドル安の流れが変化するきっかけにもなりそうだ。ドル円の底は80円から81円に切り上がってきた。パラボリックとボリンジャーの中心値の位置する81円65銭付近をブレーク出来れば82円台。

米ドル円予想レンジ:82円00銭~81円00銭


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[ユーロ米ドル] 弱い通貨志向せず

(ユーロ米ドル週足)

EURUSD20101109_syuashi.jpg

(ユーロ米ドル日足)

EURUSD20101109_hiashi.jpg


ユーロドルの下落が止まらない。アイルランドの債権問題が再び湧き起こり国債の利回りが過去最大に拡大した。また、2日後に大規模な国際入札を予定しているポルトガル国債も97年以来の利回り拡大となった。これらはまだ氷山の一角と見られることからユーロの下落リスクが高まる。そんななか、トリシェECB総裁はこの日「弱い通貨政策を目指している国はない、行き過ぎた変動を避ける必要がある」と述べた。ユーロ安が進むことを阻止したわけではないだろうが、ふたたび欧州危機が再燃すればユーロが急落するリスクは常にあるということだ。東京時間にユーロは1.4ドル付近にあった損切りを巻き込みながら1.4ドル割れとなった。このレベルは心理的にも重要なポイントでもありもう一段の下落が予想される。ドル強含みの動きと同時にユーロ圏の債務問題が更にユーロの上値を重くする。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3980~1.3820


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[NZドル円] 急激な上昇の調整売り

(NZドル円週足)

NZDJPY20101109_syuashi.jpg

(NZドル円日足)

NZDJPY20101109_hiashi.jpg


リスク志向の高まりから豪ドルより先に上昇し始めたのがこのNZドルだ。この1週間で4円余り上昇するなど、上昇速度が速すぎた反動もあるのだろう。昨日はキウイフルーツ果樹園で感染症が発見されたことが売りのきっかけとなった。この程度の材料で売られること自体ポジションがやや傾き過ぎたともいえる。リスク志向はまだ始まったばかりで今回は調整的な下げの域を脱しないとみる。下値目安はフィボナッチ38.2%戻しにあたる63円20銭から63円付近と見る。抜けでも50%戻しの62円70銭がせいぜいだろう。

NZドル円予想レンジ:64円15銭~63円20銭


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