ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-11

[全般] 米長期金利の上昇

ドル買い要因がここにきて目立ち始めた。アジア時間は比較的静かな動きではあったが、中国が一部の銀行に対して預金準備率を0.5%引き上げるとの報道が伝わり豪ドルの売りが対ドルで強まった。また、NZドルも中銀総裁の「長期的にNZドルは過大評価されている」との発言もありオセアニア通貨は全般に売り先行。欧州時間に入り英国4四半期インフレ報告が「今年2年のCPI上昇率は1.6%前後」と前回の1.4%から上方修正された事でポンドが上昇。発表前から一部の情報がリークしていたとの噂も流れたが反応は予想以上に大きかった。これによりクロス円の買いも上昇しドル円は82円を突破し上昇。
懸念されたポルトガル国債の入札利回自体は高いものの順調にこなした事でユーロも上昇に転じた。NY時間に入り米新規失業保険申請件数が好調であった事や、30年債入札の結果を受けて利回りが上昇したことで10円債利回りも上昇。これによりドル買いが強まった。また、本日からスタートするG20を前に各国から米国追加緩和に対する批判が強まった。この日メルケル首相は米国の追加緩和に対してドル安政策を誘導していると暗に批判。経常収支に対する数値基準を設けようとする動きを阻止したいとの思惑もあった。
G20が終わればイベントリスクも終わり更にドル安の流れに歯止めがかかるとみる。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 82円を突破

(米ドル円日足)



予想通りドル円は82円を突破し82円後半まで上昇。切っ掛けとなったのは英国四半期インフレ報告が上方修正されポンドが大きく上昇した事だった。クロス円も全般的に攣られて買いが強まりドル円は82円手前の実需などの売りをこなし上昇。また、ドイツメルケル首相の米追加緩和への批判的な発言や出口戦略の話し合いが今回のG20で話し合われるとの思惑もありドルは上昇。更に、米国長期金利が30年債を中心に上昇するなどドル円を押し上げる材料が目白押しとなった。一旦は82円78銭から押し戻されたものの、このドル買いの動きは少なくともG20の間は継続とみる。83円レベルはフィボナッチの50%戻しと重なる事から今日は82円台での攻防が続きそうだ。クロス円の買いが一段強まれば83円50銭もみられそうだ。

米ドル円予想レンジ:83円00銭~81円95銭


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[ポンド米ドル] 四半期レポート上方修正

(ポンド米ドル日足1)


(ポンド米ドル日足2)

GBPUSD20101111_hiashi(2).jpg


欧州時間に発表された英国四半期インフレ報告で「今後2年のCPI上昇率は1.6%前後」と前回の1.4%を上方修正した事でポンドは大きく上昇。CPIの上昇により今後BOEの金融政策が出口戦略の時期を探る展開が予想され、米国の金融スタンスとの違いからのポンド買いが強まったとみられる。日足の一目の雲が上昇トレンドに入っており、ポンドの下支えになる。また、前日の下落からパラボリックの位置する1.5880を下回らなかった事やボリンジャーの中心線の1.5935手前で折り返した事で底堅さを確認。更に日足では「はらみ」ともいえる様な形で終わった事で流れに変化が現れるサインとも受け止められる。

ポンド米ドル予想レンジ:1.6210~1.6050


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[ユーロ米ドル] ポルトガル国債入札無事終了

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EURUSD20101111_jikanashi.jpg



懸念されたポルトガル国債の入札利回りは高かったものの、何とか無事に終了した事でユーロの下落は回避された。ただ、アイルランド国債に対するへアカットに対して15%上乗せ売るとの発表もありアイルランド国債の利回りは9%近くまで上昇するなど依然としてユーロへの不安は強まる。また、米国30年債入札の不調から長期金利が上昇しドル買いの動きもみられる中でユーロは売り買いが交錯。上下に長いひげを出し、往って来いの十字線が現れた。明けの明星とみる事も出来るが、最近のユーロの動きは方向感が全く見られない事から信用するのはまだ早そうだ。ちょうどフィボナッチの38.2%戻しで折り返した事から、テクニカルで見た方が良さそうだ。時間足の23.6%戻し1.3815を上回る事が出来るかがポイントとみる。抜ければ日足の23.6%でもあり時間足の38.2%戻しでもある1.39ドルを試す展開とみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3900~1.3730


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