ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-11

[全般] ドル高止まらず

米国の景気回復ペースの動向が注目される中、昨日発表された米10月生産者物価は0.4%と予想の0.8%を下回った。一瞬ドルは売られたもののすぐに買いが出て上昇。市場は既に大きな流れとしてドル金利上昇からドル買いが本格的に始まる気配を感じているようだ。ヘッジファンドのドル買い戻しの動きも11月決算に向けて目立ってきた。長期金利は昨日はやや低下したものの短期債と長期債のスプレッドが拡大しているのは、いずれ金利が上昇に転じるという思惑の現れだ。欧州では現在もユーロ圏財務相会合でアイルランドへの支援を巡り協議中だがアイルランドは支援を受け入れない方針が強まっている。これによりポルトガルやギリシャの国債利回りが上昇すれば更にEUの負担は高まるといった思惑もありユーロの下落は更に強まった。結果的にドルの買い戻しやユーロの売り戻し、そしてドル円の買い戻しといったポジション調整の動きを早める材料があるだけに、この動きは更に強まるとみる。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

[米ドル円] 売りが徐々に逃げる

(米ドル日足1)


(米ドル日足2)

USDJPY20101117_hiashi(2).jpg


ドルは東京時間にドル売りが強まりドル円も一時82円台へ押し戻された。欧州問題も織り込んだという意見もあり一旦は短期のポジション調整が入ったとみる。しかし、欧米時間に入ると再びドル買いの動きが活発。83円前半でのもみ合いを制し83円60銭まで上昇した。このレベルは今年5月初めのまだ急落前のレベルから取ったフィボナッチの23.6%戻しにあたる。また、一目の雲に久しぶりに突入するなど流れに変化が出て来た事を表す。終値が83円30銭でこれは雲の下限と全く同じで微妙ではあるが、雲の上限である84円30銭を抜けていけば38.2%戻しの86円が視野に入る。

米ドル円予想レンジ:84円30銭~83円00銭


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[ポンド米ドル] 売りサイン点滅

(ポンド米ドル日足1)


(ポンド米ドル日足2)

GBPUSD20101117_hiashi(2).jpg


この日発表された英国消費者物価指数はプラス3.2%と予想の3.1%を上回り9カ月連続でBOEターゲットの2%の許容範囲を上回った。この発表後はポンド買いも見られたがポンド売りの勢いは止まらず戻し売りを狙われた。所々でストップを巻き込みながら下落。アイルランドの負債問題も不透明感が強まる事や、ドル金利の上昇によるドル買いの動きが後押ししている。日足のパラボリックがあった1.5980を抜けた事で売りサインが点滅し一斉にポンドのロスカットを引きずり出した。一目の雲に向けての下落はまだ続くだろう。

ポンド米ドル予想レンジ:1.5940~1.5770


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[ユーロ米ドル] アイルランドの不透明感が払しょくされず

(ユーロ米ドル日足1)


(ユーロ米ドル日足2)

EURUSD20101117_hiashi(2).jpg


現在まだユーロ圏財務相会合で協議されているアイルランドの支援に関して結論がみられない。アイルランドはあくまで支援に対して拒否の構えを崩していないようだ。もし、受け入れたとしても今後ポルトガルやその他の支援は拡大する事でリスクは残る。そのため、市場はこれまで買っていたユーロのポジションの解 消売りが止まらない。日足チャートでは一目の雲に突入し終値ベースでも雲の中。1.34ミドルはフィボナッチの50%戻しにあたり一旦は支えられた。ドル高の流れも強い事もありもう一段の下落もありそうだ、下値の目安は雲の下限にあたる1.33ドルから61.8%戻しの1.3270付近とみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3540~1.3300


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