ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-12

[全般] サプライズの米雇用統計

注目された米国雇用統計と失業率は市場の予想を大きく下回った。非農業部門雇用者数は3.9万人と予想の15.0万人を下回り、民間部門の雇用者数も5.0万人とこちらも予想の15.8万人を大きく下回った。プラスが2カ月続き前月と前々月の分が上方修正されていたものの市場は無視。更に失業率も予想された9.6%を上回る9.8%と大きく悪化した事も市場に動揺を与えた。遅行性の高い失業率だが0.2%も予想と違った事で流石に失望感は歪めず大きなサプライズとなった。これによりドルは一斉に売られドル円は1円以上、ユーロドルは最終的に200ポイント下落した。バーナンキ議長がこれまで失業率は高止まりするとの見通しから6000億ドルの追加緩和策を行った正当性を後押しした事になる。しかし、その前のADP雇用や新規失業保険申請件数などの結果は改善されているものであり、今回も2カ月連続してプラスになってなど明るい兆しはみえるため一方向のドル売りもないとみる。週末という事や、期待感が高過ぎた反動が大きかった。今週前半はこのショックが後を引きドルの上値は重そうだが、後半には買い戻しも含め再びドル買いが強まるとみている。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 底値を試す展開

(米ドル円日足1)


(米ドル円日足2)

USDJPY20101206_hiashi(2).jpg


これまで発表された米国景気指標は米国の好調な回復を示すものが多く、今回の米11月雇用統計には期待が高まっていた。結果的に、発表された数字は市場の予想を大きく悪化し、特に失業率が悪化した事でドル円の売りは加速した。
アジア時間から週末のポジション調整とみられるドル売りが見られ、ポジションは大分軽くなっていたと思われる。ところが、この発表を受け82円ミドルまで売られたのはショートメークでの売りとみる。クロス円も特に売られているわけではなくドル円単独の売りのようだ。今日はドル円の底が何処かを試す動きが先行するとみるが、ショートの買い戻しも出やすく後追いのドル売りは避けたい。日足の雲の中で終わり依然として不安定な動きが続くだろう。フィボナッチの50%戻しが82円30銭でサポートしている事からこのレベルが抜け切れないと一旦買い戻しが始まるとみる。

米ドル円予想レンジ:83円00銭~82円30銭


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[ユーロ米ドル] ドル売り加速

(ユーロ米ドル日足1)


(ユーロ米ドル日足2)

EURUSD20101206_hiashi(2).jpg


米雇用統計発表前にはじりじりとポジション調整のユーロ買いも見られたが殆ど動意の乏しい状態が続いた。期待された米雇用統計は結果的に予想を下回りFRBの追加緩和の正当性を示すものであり、米国の金融政策は当面継続するとの見方が強まった。
ユーロドルはこの日安値からみると250ポイント近く上昇した事になり、これまでのユーロ信用不安は一体どこに行ってしまったかのようだ。一目の雲に再び突入したが雲の厚さが気になる。雲の下限に沿ってもみ合いの動きも考えられるが、ボリンジャーバンドの中心線と一目の基準線が1.36ドル付近にあり、そこに向かって動きだす可能性もある。
取りあえず高値で引けた事もありその勢いがどこまで続くかみてから入りたい。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3470~1.3350


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[カナダドル円] カナダの雇用統計も米国雇用統計に押され

(カナダドル円日足1)


(カナダドル円日足2)

CADJPY20101206_hiashi(2).jpg


米国雇用統計の始まる1時間前にカナダの失業率が発表された。
結果は7.6%と予想の7.9%を下回るものでカナダの買いも見られたが、その後の米雇用統計を控え小幅にとどまった。結果的に米国失業率と雇用が大きく悪化した事を受けカナダドルは米ドル以上に下落。米国と最も貿易などを通して関係が深いだけに度々米ドルの先行指標になり易く、この日もドル以上にカナダドルが売られる結果となった。それだけ振れが大きい事から戻しが始まると米ドルよりも先行しやすい事も確かだ。前日と前々日の二日間の上昇分をまだ押し下げたわけではなくまだ上昇のポテンシャルを残した。81円10銭付近が50%戻しのレベルであり、このレベルは先週の安値でもある。更に、ここには一目の雲の上限が位置する事からかなり固いサポートになっている。ドル円がそろそろ下げ止まるとみればこの辺で買いを入れたい。

カナダドル円予想レンジ:82円80銭~81円50銭


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