ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-12

[全般] 欧州財政懸念と米長期金利

アジア時間ではオセアニア通貨の動きに攣られて投機的な動きを中心にドルが全面安の展開で始まった。早朝にはRBNZの政策金利発表で据え置きと決定されるとNZドルは急落。その後豪州の雇用統計が予想を大きく上回った事を受け豪ドルは急騰となるなど激しい動きを見せた。これを受けドル円やユーロなども対ドルで上昇。しかし、それもアジア時間だけで欧州時間に入るとその流れも一転しドル買い戻しが強まった。
NY時間には米新規失業保険申請件数が予想よりも悪化した事や長期金利の下落でドル売りが強まる場面も見られた。
ユーロはアイルランドの労働党が支援パッケージに反対を投じるだろうと下声明を発表した事で再び欧州財政懸念が高まった。また、フィッチがアイルランドの格付けを3段階引き下げたこともユーロ売りが加速。その後米国30年債の入札が好調であった事から長期金利が下落するとドル売りが強まりユーロ上昇。この様にドルやユーロは方向感が定まらない荒っぽい相場展開となっている。ただ、米国株式市場の動きを見ると基本的に米国景気の強さを現わしているとみて良い。長期金利も上昇速度の調整が入ったとみて良いだろう。ドルの堅調な動きは少しずつ始まっているとみる。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 84円付近でのもみ合い

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USDJPY20101210_jikanashi.jpg


アジア時間に発表された豪州雇用統計が予想を上回る数字となり豪ドルが上昇すると、ドル全般に売りが強まった。これでドル円は83円台に突入。欧州時間にはユーロがアイルランドの格下げなどからドル買いが強まり買い戻しが入ると再び84円台に上昇。NY時間に発表された新規失業保険件数の悪化や長期金利の下落によりドルは再び下落し、ドル円は一時83円52銭を付けるなど全く方向感の見られない動きが続いた。市場のポジションを見るとあまり偏りは見えないところから、円の材料というよりもユーロや豪ドル、米長期金利の動きで一喜一憂する動きが今日も続くと見る。中国の利上げ観測が高まる中、実際に利上げを行えば一時的にドル円の売りにつながると見るが、あくまで一時的ということから下げたところは買っておきたい。

米ドル円予想レンジ:84円30銭~83円50銭


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[豪ドル円] レンジの上限を抜けるか

(豪ドル円日足)



アジア時間に発表された豪州雇用統計では雇用者数が予想された2万人を大きく上回る5万4,660人となったことで豪ドルは急上昇。同時にこれを受けてドルも全般的に下落傾向となるなど豪ドルがここまでドルに影響するというのは珍しいといえる。結局欧米市場を終わってみると押し戻されてきたものの、未明からは再び豪ドルは堅調な地合いに転じてきている。日足で見ると7日連続で陽線が出ておりそのピークは11月の高値82円97銭に近づきつつある。既にひと月余り続くレンジの上限をそろそろ抜けるか時間の問題と見る。本日は明日の中国CPIの発表を前に中国の利上げが発表されるのではとの観測が高いことから、もし利上げに踏み切れば一時的に売りが強まるだろう。ただ、これまでの中国の利上げでも最終的に豪ドルは上昇に転じていることから、今日は寧ろ下げたところを買いで攻めたい。もし、利上げがなければ利上げリスクにより83円を抜けるのは先に持ち越すと見る。

豪ドル円予想レンジ:83円20銭~82円00銭


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[ユーロ米ドル] ユーロの売り材料満載

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EURUSD20101210_jikanashi2.jpg


アジア時間で豪ドルの上昇に伴いドルが下落したことでユーロも上昇。しかし欧州時間に入り大手格付け会社フィッチがアイルランドの格付けを3段階引き下げたことや、アイルランドの野党労働党がEUやIMFの支援に対し反対票を投じるということやムーディーズがポルトガルの10銀行格下げを発表したことを受けユーロは下落。の更に、イタリアの格付け引き下げの噂まで出るなどユーロにとってはネガティブな材料が多く見られ上値の重い展開が続いている。時間足での下降トレンドの上限が1.33手前に下がってきていることや、日足の下降トレンドが継続していることから上値の重さはこれからも継続するとみる。今日は一旦上値を試してみて、1.33手前で押し戻されるのであれば76.4%戻しの1.3080付近までの下押しもありそうだ。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3280~1.3080


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