ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-12

[全般] 欧州格下げからユーロの下落止まらず

アジア時間に中国が欧州の財政問題への支援姿勢を示した事でユーロが上昇。リスク回避の後退からアジアの株式相場全般に底堅い動きとなった。しかし、依然として欧州の格付け引き下げが続いた。ムーディーズはこの日ポルトガルの格付けを、この夏に引き続き引下げを発表した。更にスペインの複数の債券の引下げやギリシャの発行体格付けをジャンク級に引き下げるなど、相次ぐ引下げ報道によりユーロは下落に転じた。中国支援の効果もどこかに消えてしまたったようだ。
この日は日米欧によるドル資金供給の期限を1年延長する事で合意したものの市場の反応はあまり見られなかった。欧州不安再燃を未然に防ぐ措置ではあるが、市場は格下げの話が支配していることからユーロの下落は続いた。格付けはある程度市場も織り込んでいるものの、この時期には市場は参加者が少なく反応しやすい。逆に、良い材料が出れば大きく戻す事もあるため今日の米国住宅関連やGDPなどの指標には要注意だ。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] ユーロ下落によりドル底堅い動き

(米ドル円時間足)



東京市場では円が上昇して始まった。中国が欧州の財政問題への支援姿勢を示した事によりユーロが急上昇した事でドル売りが強まったためだ。また、この日は日銀の政策決定会合が行われたもののこれまでの政策に変更が見られなかった事で円買いが強まる場面も見られた。しかし、欧州時間に入ると先週に引き続きムーディーズがポルトガルの格付け引き下げを発表した事でユーロが再び下落。更にフランスなどの格付け引き下げの噂などが相次ぎユーロ下落がドルを押し上げた。ドル円は結局83円台ミドルから後半でのもみ合いとなり蚊帳の外。日米欧のドル資金供給の1年延長を合意したものの市場の反応は薄かった。本来はリスク回避の後退から円売りに動きやすくなるのだが今のところ反応はない。
今日は米国GDPや中古住宅販売など重要な指標が発表される。欧州問題から米国長期金利の動向に市場の注目が移れば一気に今のポジションの巻き戻しが入る可能性もあり、ドル円も84円台に押し戻されるとみる。

米ドル円予想レンジ:84円20銭~83円60銭


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[豪ドル円] 個人マネーの買い

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUDJPY20101222_jikanashi.jpg


中国がユーロ危機回避のためEUへの支援を積極的に協力することを表明したことでリスク回避の動きが後退。これによりアジア株式が上昇したことなどから豪ドルも上昇。それまで83円25銭付近の上値が重かった豪ドル円は再び83円50銭台に乗せてきた。前回つけた高値83円66銭を超えられないと短期的なダブルトップを形成し82円75銭付近までの押し戻される可能性が高まる。反対に上抜けできればボリンジャーバンドの上限である84円が上値の目途になる。対ドルでは昨日0.9992まで上昇したものの1.0のパリティーには一歩足らずに押し戻されている。しかし、底が切り上がってきているだけにいずれパリティーは超えてくると見る。その時はドル円も84円台、豪ドル円も84円台に上昇している時とみる。

豪ドル円予想レンジ:84円~83円10銭


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[ユーロ米ドル] 格下げの報道と中国支援

(ユーロ米ドル日足)



アジア時間に中国がアイルランドなどの財政危機に陥ったEUへの支援を積極的に支援することを表明。これを受けユーロは1.3125を上抜け1.32付近まで上昇。その後も堅調な地合いで推移していたが欧州時間に入ると再び格付け引き下げの話からユーロは下落。ムーディーズがポルトガルの格付け引き下げに向けて見直しをすると発表。フィッチがギリシャ発行体格付けをジャンク級に引き下げる可能性を示唆。更に、欧州委員会が2011年に165億ユーロ、12年に100億ユーロを調達することを発表すると将来的なリスク拡大を表すものとしてユーロは更に下落した。日米欧のドル資金供給を1年延長するという話も市場には届かなかった。中国支援の話などユーロにとってプラス材料があるものの、少しユーロ売り材料に反応し過ぎているように見える。
日足フィボナッチ76.4%戻しにあたる1.3ドル付近は当面の底値とみる。特にこのクリスマス前にこのレベルを破ることはまずないと見る。1.30ドル台は買っておきたい。米国経済指標の発表いかんでは買い戻しのきっかけになると見る。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3170~1.3050

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