ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-02

[全般] 原油価格の上昇も落ち着く

サウジアラビアが原油相場の高騰を抑えるために原油を増産すると発表。この報道により原油価格の上昇は一先ず勢いは落ち着いたものの依然として高止まり状態が続いている。週末という事もあり、この日はリスク回避からこれまで買われていたスイスフランや円などの巻き戻しがみられた。リビアの混乱は更に激化していることで地政学的なリスクは高止まり状態だが、市場の反応は徐々に弱まってきている。
この日発表された米国第4四半期GDP改定値は2.8%と速報値の4.4%から下方修正された。個人消費も4.4%から4.1%に下方修正された事でドル売りの動きも見られたが一時的で、ドルは全般に買い戻しの動きが目立った。今週は米雇用統計の発表を控えていることやECBやRBAなどの政策金利発表もあり、金融政策を中心とした相場展開が予想される。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 週末の調整買いも限定的

(米ドル円日足)


アジア市場では週末ということもありオセアニア通貨等のポジション調整の買い戻しが先行した。ドル円もクロス円の動きから一時82円台まで乗せた。しかし、欧州時間に入りユーロやポンドの売りが強まるとクロス円も大きく下落に転じた事でドル円は再び下落。NY市場に入ってもこの動きは止まらず一時81円63銭を付けた。しかし、前日の安値である81円62銭を抜けきれなかった事で短期的なダブルボトムを形成したとみる。82円05銭を上に抜けるようであれば一目の基準線でもある82円50銭付近まで上昇するとみる。

米ドル円予想レンジ:82円50銭~81円60銭


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[米ドルスイスフラン] 安全通貨としての買い継続

(米ドルスイスフラン日足)


(米ドルスイスフラン2時間足)

USDCHF20110228_2jikanashi.jpg

アジア市場は朝方からリビア情勢の緊張からリスク回避の動きが更に強まりスイスフランは上昇して始まった。しかし、サウジアラビアが原油を緊急増産するとのニュースが広がると上昇も一服。その後は週末のポジション調整の動きも加わり対円や対ドルでスイスは下落に転じた。しかし、中東から北アフリカにかけた混乱は依然として収まる気配はなく、スイスの需要は今後も続くとみて良いだろう。
ドルスイスは歴史的な安値を更新してきており、この勢いはまだ続くとみる。一旦先週末に買い戻しが入った事で再び下げの勢いが出る可能性が高いとみる。下落幅としては約100ポイントずつ下げて来ている事から、今日は高値から100ポイント下の0.92ドルを目指すとみる

米ドルスイスフラン予想レンジ:0.9315~0.9200


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[ポンド米ドル] ポンド乱高下

(ポンド米ドル日足)


(ポンド米ドル時間足)

GBPUSD20110228_jikanashi.jpg

ポンドは連日激しい動きを繰り返している。
前日は利上げ期待の高まりから上昇したものの、当面の高値レベルであった1.6250付近を抜けきれずに押し戻されてしまった。結局週末という事もあり欧州市場では売りが先行。NY市場でもこの売りの勢いが止まらず、ロンドン・フィキシング・タイムにかけてポンドはこの日の安値1.6030まで下落した。その後ビーンBOE副総裁が「インフレ上伸の理由はポンドの下落、原油、VATの動向だ」と発言した事でポンドの上昇を容認する発言と捉えられ買い戻しが強まった。
利上げ期待などで先週上昇したポンドも大分織り込んできた事もあり、今週は下落リスクが高まるとみる。

時間足で見ると下降トレンドラインを上に抜けきれなかった。日足では61.8%戻しの1.59ミドルはダブルトップのネックにもあたる事から、このレベルが抜けるかどうかがポイントになるだろう。今日はその手前の50%戻しにあたる1.60がサポートとみる。

ポンド米ドル予想レンジ:1.6140~1.6000


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[全般] クロス円ほぼ全面的に下落

アジア市場での株価下落は少しずつ落ち着きを取り戻してきており中国などは上昇に転じた。
この日はクロス円を中心に上値の重い展開となり、ドル円も81円台に突入。NY原油のWTIは市場外取引で前日を上回る103ドル台を付ける場面も見られたが伸び悩み、結局97ドル台まで押し戻され一服感が出始めている。NY株式も前日までの大きな下落はおさまり一先ず落ち着きを取り戻してきたようにみえる。
安全通貨であるスイスや円の買いは強い一方でドルは全般的に上値の重い展開が続いている。NY時間に発表された米新規失業保険申請件数は予想より改善したものの、耐久財受注や新築住宅販売件数などは予想を下回るなど強弱入り混じる展開。しかし、前日に引き続き市場は経済指標に対しての反応は薄く、中東情勢による影響が市場の中心となっている。リビアのガダフィ大佐の死亡説などの情報まで交錯する混沌とした状況だ。今日は週末という事から、そろそろクロス円も下げ止まり一旦は買い戻しが強まるとみている。


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[米ドル円] クロス円の売りに押され

(米ドル円日足)


(米ドル円4時間足)

USDJPY20110225_4jikanashi.jpg

前日からの売りを引き継ぎアジア市場からドル円は上値の重い展開で始まった。クロス円の売りを中心にした下落はこの日も止まらず、ドル円は一時フィボナッチの76.4%戻しにあたる81円80銭を下回り81円62銭まで下落。しかし、NYダウや原油価格の下落が収まると買い戻しが強まり82円手前まで上昇。中東情勢が市場を大きく左右する状況は変わらず、今日のNY株価や原油の動向で次第では81円付近までの下落も考えておいた方がよい。ただ、中東情勢の動きも大分市場は織り込んでおり、原油も一旦はパニック的な買いが収まってきた。82円60銭付近を再度跳ね返されるようであればクロス円のショートカバーなどでドル円の買い戻しが強まるとみる。

米ドル円予想レンジ:82円30銭~81円40銭


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[スイスフラン円] 安全通貨としての買い継続

(スイスフラン円週足)


(米ドルスイスフラン日足)

USDCHF20110225_hiashi.jpg

中東情勢は依然不透明な状況が続く中で最も安心して買える通貨としてスイスに資金が流れ込む動きが継続している。円以上に買いの勢いが勝っており、スイス円は90円の大台を試す動きもありそうだ。対ドルでも既に歴史的な下落になり、一時0.9233フランまで下落した。
しかし、あくまでスイスフランは一時的な避難通貨であって、いずれ資金は再び逃げ出す通貨であり、一旦戻し始めたら一気に売られるリスクは忘れてはいけない。週末という事から、そろそろポジションを閉じる時だ。

スイスフラン円予想レンジ:88円60銭~87円60銭


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[南アフリカランド円] 北アフリカまでの混乱で南は買い

(南アフリカランド円日足)


中東から北アフリカまで広がった民主化運動は南アフリカまでは広がりを見せていない。南アフリカには石油が全く出ないことから、今のところ注目は低く出遅れ感があった。
この日発表された1月生産者物価が予想の0.8%を上回る1.1%となった事でランドは上昇。ドル円の下落で一時11円45銭を付けてパラボリックに届いた事で売りサインが出たものの、その後は寧ろ新たな買いが待ち構えていたようだ。結局この日は長い下髭を伸ばして終了。前日の動きと全く反対の動きになった。下値では中長期の買いが常に待ち構えており底堅い。今日は前日の高値11円70銭を再度試しに行くとみる。

南アフリカランド円予想レンジ:11円65銭~11円52銭


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[全般] 原油高株安

リビアの混乱が更にサウジアラビアにまで波及し兼ねないといった懸念から原油の上昇が止まらない。NY市場でもWTIが一時2年4カ月ぶりに100ドル台に乗せるなど世界的な景気悪化を引き起こす可能性が高まる。そうした背景からNYダウも一時150ドル下落する場面もあったが、原油価格が伸び悩むと株価も100ドル余りの下落に落ち着いた。
米国中古住宅販売件数は536万件と予想の522万件を上回り昨年5月以来の高水準となったものの、株価の下落は止まらずドル安が強まった。まだ中東情勢の混迷は収まる気配が見えない事から、リスク回避の動きは今日も続くとみて良いだろう。しかし、今回の混乱は直ちにドル安に反応するということでもない。投機的な動きが原油を押し上げ始めるとドルから資金が流れやすくなる。暫く原油価格の動きを見ながら為替は動かざるを得ない。

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[米ドル円] 辛うじてパラボリックの寸前で下げ止まる

(米ドル円日足)


北海原油やドバイ原油に続きNYの原油WTIが一時100ドル台に乗せるなど原油価格の高騰が止まらない。投機的な動きも出始めているとみられドルから資金がシフトし始めた事でドル安が進んだ。ドル円は一時82円32銭まで下落。流れの転換を表すパラボリックが82円30銭付近にあったが、辛うじてその手前で跳ね返された。
このレベルが抜けると81円80銭(フィボナッチ76.4%)が次の安値目標となる。
一目の雲の下限でもあり基準線もある82円50銭を抜けた事で損切りを誘発したが、終値ベースでは何とかこのレベルに戻している。昨日の下げで一旦は下げ止まったとみる。

予想レンジ米ドル円:82円80銭~82円30銭

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[NZドル円] 予想以上に被害の影響が大きく

(NZドル円日足)


(NZドル円時間足)

NZDJPY20110224_jikanashi.jpg

NZランドで起きた大地震の被害の大きさは予想以上のもののようだ。昨日はキー首相が地震の影響は短期的な経済成長を抑制するだろうとし、今回の影響がいかに大きいかを示された。日足チャートでは長期・中期・短期移動平均線全てを下回った。時間足を見ても上値が切り下がってきている。この下げ方は下落の勢いがまだ続いている事を示すもので下げパターンとしては非常に深刻だ。
61円20銭を下回ると昨年10月の底値60円50銭まで強いサポートは特にない。

予想レンジ NZドル円:61円70銭~60円50銭

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[ポンド米ドル] BOE議事録で利上げ主張

(ポンド米ドル日足)


昨日はBOE議事録が公開され、この中で金利引き上げ主張者が3人に増えていた事が明らかとなった。これを受けてポンドは上昇時転じたが結局1.6275ドルを抜け切れずに押し戻されている。2月3日に付けた高値を今回も抜けきれなかった事からダブルトップを形成する事になりそうだ。21日移動平均線の位置する1.61を下回ると下落が加速するとみる。

予想レンジ ポンド米ドル:1.6250~1.6100

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[全般] 3連休明けのNY株式急落

アジア市場は荒っぽい動きで始まった。この日はNY市場が休場の後の薄商いを狙ってシドニー市場ではドル円がいきなり83円ミドルまで上昇。その後ショートカバーが終わると82円台後半まで下落。また、ニュージーランドで大きな地震が起こり、ニュージーランドドルが急落すると豪ドルまで下落。その後ムーディーズが日本の格付け引き下げを発表し再びドル円は上昇するなど目まぐるしい動きで始まった。また、リビア情勢の緊迫化で原油価格が大きく上昇するなどリスク回避の動きから日本や香港中国などアジア株が軒並み下落した。この動きを引き継ぎ3連休明けのNY市場でも株価が下落。長期金利の低下を受けてドル売りが強まった。また、ECBの利上げ期待が再び高まった事でユーロが上昇に転じた。中東情勢の混乱は株式に影響し始めた事で、米長期金利に一時的な影響を与えた。
3連休明けということで過剰に反応し過ぎた事もあるが、これまでの上昇の調整の動きが出たと考えられる。しかし、依然NY株式市場は強気の意見は多い。ドルの長期金利も調整的な下落とみている。今日のアジア市場の株価の動きに注目したい。


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[米ドル円] 格付け引き下げとドル安

(米ドル円日足)


朝方ドル円は83円付近から一気に83円53銭まで上昇。薄商いのオセアニア市場でショートを狙った動きが出た。ショートカバーの後は買いの少なくなったところで82円台後半に押し戻された。その後ムーディーズが日本の格付けをネガティブに引下げた事で再びドル円は上昇するなど荒っぽい動きで始まった。リビアの混乱が強まった事から原油価格が上昇するなどリスク回避の動きからアジア株が軒並み下落。この動きを受け3連休のNY株式市場は下落して始まった。この日発表のケースシラーが予想を下回った事も株価を押し下げ180ドル近くまで下落した。これを受け米長期金利も下落した事でドルは全面安の展開となった。
一目の雲の下限で辛うじてサポートされた事で、一旦は下げ止まった。今回の下げはドル安円安の両面からきただけに下げにも限界があるとみる。
当面このサポート付近でもみ合いが続きそうだが、2月25日の雲のねじれ辺りからドルは上昇に転じるとみる。

米ドル円予想レンジ:83円20銭~82円50銭


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[NZドル円] 大地震の影響でNZドルは急落

(NZドル円日足1)


(NZドル円日足2)

NZDUSD20110223_hiashi2.jpg

東京の朝方に起きたニュージーランドの地震はNZドルを一気に押し下げた。元々リスク回避の動きが強まっていた時だけに下落幅は予想以上に大きくなった。この地震でRBNZの利上げは更に遠のくとの観測が強まった。一目の雲を一気に下回った事でも弱気の動きが加速したようだ。安値付近の61円ミドルは昨年12月にサポートされたレベルでもあり一旦は下げ止まった。しかし、このレベルが抜けると60円前半まで強いサポートが見られない。今日のドル円の動きがポイントとみる。

NZドル円予想レンジ:62円00銭~61円20銭


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[ユーロ米ドル] 利上げ期待とドル安

(ユーロ米ドル日足)


アジア市場からユーロ売りの展開で始まった。中東情勢の混乱からその後もアジア市場では下落が続き1.35ミドルのストップも巻き込み1.3525ドルまで下落。
しかし、欧州市場に入るとユーロは一転して上昇。ビーニスマギECB理事が「物価圧力が高まればECBは利上げの可能性もある」との発言やメルシュ・ルクセンブルグ中銀総裁の「3月3日のECB会合でインフレ警戒をする可能性」と発言。更に、ウエリンク・オランダ中銀総裁も短期のインフレ動向に懸念を示したことでECBの利上げ期待が一気に高まった。この動きで日足のトーソク足は長い下髭を伸ばし何とか下落を回避。ただし、今回も1.37ドルで上値を抑えられたことで天井感が出始めている。一目の雲の上限が本日から大きく下落していることから下落リスクは依然燻る。1.3610にある基準線がサポートになるとみるが、このレベルを下回ると雲の上限にあたる1.3480まで下落するとみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3700~1.3610


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[全般] リビア情勢悪化でもNY休場で値動き乏しく

G20では結局為替に関して特に影響を与えるものはなく週明けのアジア市場は静かに始まった。この日はNY市場もプレジデンツでーという事から休場ということもあり、新たなポジションを作るという動きは見られなかった。先週から激化している中東やアフリカ情勢だが、この日は特にリビアの首都でもデモ隊との衝突があり緊迫した情勢となった。また、リビアの油田ではストライキが発生したとの報道でドバイ原油が100ドル台に上昇した。この影響は為替市場には今のところ影響は見られないが、連休明けのNY市場では改めてこのニュースの焼き直しがみられそうだ。また、本日はケースシラーや消費者信頼感指数の発表を控える。市場予想と異なった数字が発表された場合悪い場合はこれまでのように良い数字に反応してくるのか、或いはその動きに変化があるのかで今後の動きが見えてきそうだ。


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[米ドル円] 83円前半で小動き

(米ドル円時間足)


G20では人民元切り上げに関してはこれまでと変わらず特に目新しい決定は見られず、ドル円にも影響はなかった。先週から拡大している中東情勢は更に混沌とした状況に入り、この日はリビアの首都でも大きな衝突があった。また、油田でのストライキが起こった事で原油価格は大きく上昇。北海ブレンドは一時105ドルまで買われ高値引けで終わった。混乱は今のところ為替市場にはそれ程影響は見られないものの、全般にクロス円の売りの動きが目立った。そのため、ドル円の上値も重くなり一時83円02銭と83円割れ寸前まで接近。本日はNY市場が3連休明けとなり、もう一段のクロス円の売りが強まるようであれば82円後半までドル円は下押しがありそうだ。しかし、長期金利が休み明けで再び上昇する可能性もあるため、ドル円はもみ合いがしばらく続くとみる。

米ドル円予想レンジ:83円50銭~82円90銭


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[ポンド米ドル] ダブルトップを形成か

(ポンド米ドル2時間足)


欧州時間にはウイールBOE政策委員が「現在小幅に金利を引き上げる事は、後に大幅に引き上げる必要をなくす」との発言を受け一時ポンドは上昇。しかし、既に前回のBOE議事録で利上げを主張していた事もあり影響は限定的となった。結局NY市場では取引が閑散となり値動きが乏しかった。結局この日も1.6250を抜ける事が出来ずに押し戻されており、このまま下落が続けば短期的にダブルトップを形成する事になりそうだ。そうなれば1.6ドルの下値を試す展開とみる。

ポンド米ドル予想レンジ:1.6250~1.6000


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[スイスフラン円] 中東情勢の混乱でも上昇一服

(スイスフラン円日足)


(米ドルスイスフラン4時間足)

USDCHF20110222_4jikanashi.jpg

リビアの情勢は更に悪化し、首都でも大きな衝突が起き多数の死傷者が出た模様。原油価格も上昇するなど緊迫感が高まる中、これまで有事の時の安全通貨として上昇したスイスは押し戻されるなど一服感が漂う。88円付近というのは過去も何度か跳ね返された事もあり、一旦は利食い売りの動きとみる。今日からNYは3連休明けとなり再び値動きが活発になれば、再度上値を試す展開とみる。ドルスイスも0.93ミドルの底値を再度試す展開とみる。

スイスフラン円予想レンジ:88円90銭~87円60銭


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[全般] 金利面からドル全面安

米国3連休を前にドルが全面安の展開となった。
欧州市場が始まると最初にポンドが上昇。前日センタンスBOE金融政策委員が「CPIを目標に戻すには市場予想以上の利上げが必要」「利上げはポンドの引き上げる利点がある」との発言が意識されるなか1月小売売上高が予想を上回った事で利上げ期待からのポンドに買いが集まった。また、ユーロもこの日は上昇。ビニスマギECB専務理事が「物価上昇が高まれば利上げの可能性もあり、必要であればECBは先手を打つ事が出来る」との発言でユーロも利上げ期待から上昇。一方、米国長期金利は前日から更に下落するなど、金利差からのドル売りが強まった。米国の長期金利低下は前週の上昇による調整の動きとみられ、その動きがおさまれば再び上昇するとみる。
また、欧州時間に中国が預金準備率を0.5%引き上げた事で豪ドルが売られた。また、バーレーンやスエズ運河のイラン艦艇の航海などまだ中東情勢の混乱は続いている事からリスク回避の動きもみられる。本日はNY市場がプレジデントデーとなり、欧州市場でユーロやポンドを中心とした動きになるとみる。
週末のG20では結果的に中国の主張に押された格好となり、人民元の切り上げもこれまでと同様急激な変化を促す事は出来ず為替相場への影響はないだろう。


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[米ドル円] ドル安と円安の綱引き

(米ドル円4時間足)


欧州時間に入りポンドやユーロなどが上昇するとクロス円に押されてドル円も上昇。しかし、スエズ運河へのイラン艦艇が航行するとの報道やリビアやバーレーンなど中東情勢の混乱がリスク志向に傾いた。これにより米国債利回りが低下するとドルが全面的に売られドル円も83円07銭まで下落。また、この日はG20で中国人民元切り上げが強まるとの観測もありドル円の売りが強まった。
結局この日は83円台を何とかキープしたものの、ドル売りの動きはまだ市場には根強く残っている。今日は米国のプレジデントデーで祝日となる事から83円前半でのもみ合いとみる。

米ドル円予想レンジ:83円50銭~82円90銭(フィボナッチ38.2%)


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[ポンド米ドル] 利上げ期待とポンド高容認発言

(ポンド米ドル日足)


(ポンド円日足)

GBPJPY20110221_hiashi.jpg

欧州市場が始まりポンドがいきなり上昇した。
前日センタンスBOE金融政策委員がポンドの利上げの可能性や、利上げがポンドを押し上げる利点があるといった発言などから、発表の小売売上に期待が高まった。結果的に1月の小売売上は1.6%と事前予想の0.2%を大きく上回ったことから利上げ期待が高まりポンドは更に上昇。NY市場に入るとドルの長期金利の低下も手伝いポンドの上昇は続いた。終値ベースでもほぼこの日の高値である1.62ミドルで引けるなど買いの勢いは続くとみる。
一先ず2月3日に付けた高値1.6275ドルを超えられるか試されそうだ。ポンド円も三日連続135円50銭で跳ね返されている事から、一旦は利食い場とみてポンドドルもポンド円も売りを出したい。

ポンド米ドル予想レンジ: 1.6280~1.6120


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[ユーロ米ドル] 利上げ期待の高まりから上昇

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル週足)

EURUSD20110221_syuuashi.jpg

この日はユーロの利上げ期待と同時に米国長期金利の低下からユーロが上昇。
ECBのビニスマギ理事が「物価上昇が高まれば利上げの可能性もあり、必要であればECBは先手を打つ事が出来る」と発言するとユーロの利上げ期待が一気に高まりユーロは上昇。
一方で、先日公開のFOMC会議でメンバーが雇用の伸びについて引き続き満足していないとの認識を示した事から米長期金利の低下が目立ち、金利差からのユーロ買いドル売りの流れが短期的に出たものとみる。日足の一目の雲の上限から大きく放れ、週足でも三空叩き込みとみられる底打ちのサインも現れた。ただし、本格的な上昇となるには2月10日の高値1.3750を超えて行けるかどうかに注目。抜ければ今年の高値1.3860を目指すとみるが簡単には抜けさせてくれそうにはない。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.3760~1.3620


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[全般] 強弱入り混じる米経済指標

この日発表された米国新規失業保険申請件数は41.0万件と予想の40万件を上回った。先週は逆に大きく改善していただけに、ある程度予想は出来たのだろうが株式などは売りで始まった。また、同時に発表された消費者物価が0.4%と予想の0.3%を上回ったもののコア指数が年率1.0%とFRBの目標とする2%には程遠いものとなった事も売りに繋がった。しかし、その後発表されたフィラデルフィア連銀指数が予想の21を大きく上回る35.9となった事を受けNYダウは反発。最終的に株式市場は米国の良い数字に特に反応するなど、米国の景気回復期待が強い事を表すものといえる。ドルは寧ろ長期金利の下落を受け昨日は軟調な地合いが続いた。スエズ運河にイランの軍艦が向かっているとの一部報道やバーレーンでデモの混乱から死者が出るなど有事のスイスフランが強まった。
原油や金もこの日は買われた事でドルの上値を重くしている。ただし、消費者物価は7カ月連続でプラスとなるなど、世界的なインフレ懸念が高まるなかで米国の利上げはそれ程遠いモノとは思えない。中東情勢などこれらの動きも一時的な反応となればドルもいずれ上昇するとみる。
今日はG20や米国3連休前という事から、昨日の反動の動きが中心となりドルは買い戻しが強まるとみる。


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[米ドル円] 83円台の底固め

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USDJPY20110218_jikanashi.jpg

米国の新規失業保険申請件数や消費者物価指数などが悪化して始まり米長期金利を押し下げる要因ともなった。また、スエズ運河へのイランの軍艦が向かっているとの報道やバーレーンのデモ隊に死者が出るなど中東情勢も緊迫。有事はドル買いには繋がらずスイスや原油、金などに資金がドルからシフト。ドル円もクロス円の買いが強いもののドル売りに押されて昨日は83円15銭まで下落した。このレベルはフィボナッチの38.2%戻しでもありしっかりとサポートされた。
今週は84円台の上値を何度か試したものの失敗した事から一旦利食いの売りが出たとみる。今日から始まるG20や米国3連休を前にして、一旦はドル売りが強まりそうだが、83円台を底固めの後に最終的にドル買い戻しが入るとみる。

米ドル円予想レンジ:83円90銭~82円90銭(一目の基準線、50%戻し)


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[ポンド米ドル] BOE委員のポンド高望む発言

(ポンド米ドル日足)


前日は利上げ期待後退からポンド売りが加速したが、この日は再び上昇に転じた。
センタンスBOE政策委員が「CPIを目標に戻すためには予想以上の利上げが必要」「強い通貨は世界的なインフレ上昇からの風よけになり、それはポンド高の利点」等、ポンド買いを煽るような発言が出た事でポンドは前日の高値とほぼ同等のレベルまで上昇。
しかし、ポンドの上昇もそろそろ第1幕の終わりに近づいてきたようにみえる。ボリンジャーバンドの幅が狭まってきた事で値動きも徐々に落ち着く頃だ。また、センタンス委員は元々タカ派で有名なだけに、この発言も一時的な反応になるとみる。
週末という事もあり今日は昨日の高値である1.6185付近を再度試した後にポジション調整の売りが出やすいとみている。

ポンド米ドル予想レンジ:1.6230(ボリンジャーの上限)~1.6070


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[スイスフラン円] 有事のスイス買い強まる

(スイスフラン円日足)


(スイスフラン円時間足)

CHFJPY20110218_jikanashi.jpg

この日、イランの国営放送はイランがスエズ運河に船艇2隻を送ったとの報道が広がった。また、バーレーンでも多数の死傷者を出すなど中東情勢の緊迫が高まった事で安全通貨としてのスイスフランへ買いが集まった。この情報は既に前日も出ている事もあり、それ程長く買いが続くとも思えずいずれ戻しがありそうだ。長い陽線が三日連続の赤三平であり、底堅さを現わすものだが、ユーロスイスが下げ止まり始めているうえ、スイス円も昨年末から88円が大きな抵抗線になっている事から、そろそろ売りが出やすい状況とみる。
下値はフィボナッチ50%戻しの86円80銭付近とみる。

スイスフラン円予想レンジ:88円00銭~86円80銭


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[全般] 米国成長見通し上方修正

ドルは全般的に方向感の乏しい動きとなりクロス取引が中心の相場展開が続く。
この日はFOMC議事録が発表された。この中のメンバー全員が景気回復持続への自信を深めているとし、米国経済見通しを上方修正した。しかし、雇用情勢など引き続き不十分とし現在の金融政策を継続する事が明らかとなった。また、この日発表された米国住宅着工件数が59.6万件と予想の53.9万件を大きく上回り米国景気への期待が高まった。しかし、以前に比べて依然低い数字であるとしドルの上昇は限られた。FOMC議事録や住宅着工など米国景気回復ペースは順調に回復しているとみられ、市場は6月末でQE2が終了するとの見方が強まる。それまではFRBのスタンスが変わらないとの見方からドルの方向感は掴み難い。ドルの方向感がみえてくるまで、ポンドなど他の通貨荷市場の関心が一時的に移り始めているようだ。
昨日は英国のインフレ目標が引下げられた事で利上げ期待の後退から急落するなど荒っぽい動きが見られた。週末のG20や米国3連休を控えそろそろポジション調整の動きが始まっている。


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[米ドル円] 上値を試す動き継続

(米ドル円日足)


83円後半まで上昇したドル円は東京市場に入り実需などの売りに押され上値の重い展開で始まった。NY時間に入り米住宅着工件数が予想を上回る数字が発表されると再び買いが強まり前日の高値を上回る83円95銭まで上昇。しかし、84円には依然として実需等の売りが並んでいるとの観測から押し戻された。
FOMC議事録でも米国経済成長率を上方修正するなど現在の金融政策を見直す時期が近いとの観測が強まっている。ドル円は時間をかけて84円台乗せを試す展開とみる。

米ドル円予想レンジ:84円50銭(12月15日高値)~83円45銭


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