[全般] 欧州のソブリンリスク再燃
先日ムーディーズがギリシャの格付けを3段階引き下げ、続いて昨日はスペインの格付けをAa1からAa2へ引き下げると発表。これを受け一旦下げ止まっていたユーロは対ドルや対円で再び大きく下落した。これまでECBによる利上げ期待の高まりで買われていたユーロのポジションが解消に向かい始めているとみられる。また、昨日はBOE政策会合で市場の予想通り現状の0.5%に据え置かれたものの一部で利上げ期待もささやかれただけに失望感からのポンド売りが強まるなど、全般にドルの買い戻しの動きが活発になった。ドル円も特に材料はないものの、NY市場に入り先週の米雇用統計後に上昇したレベルを超える83円15銭まで上昇。全般にポジションの巻き戻しとみられる動きが目立ち始めている。NY原油も一時100ドル台に押し戻されたがサウジの暴動のニュースを受けて再び上昇。NYダウは中国や米国の貿易赤字拡大や失業保険申請件数の悪化などから一時1万2千ドルを下回るなど、不安定な動きが続いている。今日は週末ということから更にこの動きは強まるとみる。
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[米ドル円] 引け値が一目の雲の上で

スペインの格付け引き下げによるユーロ売りが加速した事を機に円安が強まった。これまでの有事の円買いという動きはほとんど見られず、円買いのポジションの巻き戻しを中心とした展開が始まっている。中東や北アフリカの混乱から原油価格が上昇し、世界的な景気不安の拡大からドルが再び見直されている。昨日発表された新規失業保険申請件数や貿易収支の悪化など米国経済の見通しを下方修正しなければいけないといった見方があったが、それ以上に他の国の状況が悪いという事だろう。テクニカル的にみるとドル円は一目の雲の上限を超える陽線が現れ、引け値ベースでも雲の上で終わった事で上昇の流れは今日も継続するとみる。次の上値目標は76.4%戻しの83円40銭~50銭。
米ドル円予想レンジ:83円50銭~82円70銭
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[ユーロ米ドル] スペイン国債の格付け引き下げで下落

ム―ディーズは先日のギリシャの格付け引き下げを決定したことに続いて、昨日はスペインの格付けを1段階引き下げると発表。一旦下げ止まりの状態にあったユーロはこの報道を受け再び下落に転じた。利上げ期待で買われたユーロの買い持ちポジションの巻き戻しとみれば下落の勢いはまだ継続するとみる。50%戻しの1.37ミドル付近は上昇過程でも何度か抑えられたレベルでもあり強いサポートになるだろう。しかし、週末に中東情勢などの不透明な動きが懸念される事から、その前にもう一段のポジションの巻き戻しが入るとみる。下値は61.8%戻しの1.3660付近。
ユーロ米ドル予想レンジ:1.3820~1.3660
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[豪ドル円] 中国の貿易収支悪化により豪ドル売りが加速


アジア時間に発表された豪州の雇用者数変化が-1.01万人と予想の+2万人を大きく下回った。また、中国の2月貿易収支が73億ドルのマイナスとなり、赤字額が過去7年間で最高を記録するなど豪ドルにとってネガティブ材料が続いた。これを受け豪ドルは対ドルや対円、更にNZドルに対しても大きく売られた。対ドルで一時パリティーの1.0を割り込み0.9990を付けるなど特に下落が目立った。
世界的な景気懸念の拡大から中国など新興国からの輸入が減少するという観測や、銅などの価格が下落している事も豪ドル売りを加速させている。
ただ、豪ドルの利上げ観測もまだ燻ぶる事からそろそろ下げ止まりが近いとみる。
下値は3月2日に付けた安値82円ミドル付近とみる。
豪ドル円予想レンジ:83円20銭~82円50銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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