ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-03

[全般] ECBに次ぎBOE利上げ観測期待

日本の巨大地震により急速に円高が進んだ事を受けG7により先週金曜日に協調介入を実施した事でドル円は落ち着きを取り戻し、この日は81円を挟んでの小動きに終始。また、ECBのシュタルク専務理事は日銀が再び円売り介入に踏み切る事を容認する考えを示した事で投機的な売りを抑える結果となっている。
一方、利上げ期待の高まったユーロは前日に今年高値の1.42ミドルまで上昇後は一服感から押し戻された。アイルランドの国有銀行が債務利払い延期を計画しているとの噂もあり売りが先行した。一方で、英国の消費者物価が予想を上回った事でBOEが5月に利上げの可能性が高まった事でポンド買いが強まった。市場は先週の介入でクロス円によりドルやユーロなどの動きが予想しにくくなり、ユーロやポンドの目先の動きを中心に次の方向感を探る展開が続くとみている。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 手が出せずにもみあい

(米ドル円日足)


協調介入により急激に上下に振り回されたドル円だけにかなり損失を被ったところも多くあったのか、ドル円は手の出せない状況が続く。この二日間ドル円は81円を挟んで50銭足らずの動きしかない。介入後に82円まで上昇後最安値は80円50銭までで、その後もみ合いが続く。実需の売りは既に円高の場面で大分売りを消化し、輸入もほぼ手当が終わったとみる。機関投資家の期末に向けたレパトリも円高局面でクロス円の投げが見られた事から、大分軽くなったとみる。昨日はECBのシュタルク専務理事が日銀に対し再び介入するのを容認する考えを示した事で投機筋の売りも今のところ静まっている。日銀の介入規模は当初見積もった2兆円の4分の1程度であったと言われ、今回の介入は協調という名のもとで行われた事がインパクトを市場に与えたといえる。底堅い動きが続けば更にドル円は上値を探りにいくとみる。

米ドル円予想レンジドル:81円70銭~80円70銭


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[ユーロ米ドル] アイリッシュバンクの債務利払い問題

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EURUSD20110323_jikanashi.jpg

前日の利上げ期待からの買いがアジア市場でも継続しユーロは底堅い動きが続いた。欧州市場でユーロは一時今年最高値の1.4247まで上昇したものの1.4250には届かなかった。その後アイルランドの国有銀行であるアイリッシュバンクが債務利払いで遅延するとの観測からアイルランドの2年債利回りが03年以降最高となった。これを受けユーロは高値観からのリスクもあり利食い売りに押された。
これまでの上昇に対し下げ幅は小さい事から利上げ期待からの買い意欲は依然強いとみるが、今日は調整売りが短期的に継続するとみている。下値の目標はもみ合いが続いた1.4125か、その下にある50%戻しの1.4060付近。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.4200~1.4060


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[ポンド米ドル] 利上げ期待高まる

(ポンド米ドル日足)


ユーロに対する利上げ期待から上昇したユーロも一旦高値を超えた事で達成感が出たのか、次はポンドに買いが集まった。この日は英国2月の消費者物価指数が発表され、予想の4.2%を上回る4.4%となり利上げ期待が急速に高まった。4%を超えたのはこれで2カ月連続。更にBOEのインフレターゲットの上限を超えたのが12カ月連続となった。これを受け次の5月にはBOEが利上げをするとの観測が広がりポンドは今年高値の1.6340を上抜いて1.6398まで上昇。また、ユーロ売りポンド買いのポジション調整も入りポンドの買いが強まった。既にこれまで何度か利上げの話が出るたびにポンドが買われたこともあり、今回のこのテーマは長続きしないだろう。しかし、短期的にはもう一段の上昇が続き、1年前の高値レベルである1.65ドルを目指すとみる。

ポンド米ドル予想レンジ:1.6500~1.6350


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