ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-03

[全般] 米利上げ期待からドル全面高

俄かにドルの利上げ期待が高まった。ブロッサー・フィラデルフィア連銀総裁はこの日「FRBは近い将来、出口戦略が必要になるだろう」と発言。先日のFOMC議事録では長期間現在の政策を継続するとの文言に対し「近い将来」と表現した事が意識された。また、コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁も「FRBは現在実施しているQE2を延長することはないだろう」とした。更に、ロックハート・アトランタ連銀総裁、エバンス・シカゴ連銀総裁など多数からタカ派的な発言が相次いだことで急速に利上げ期待が高まった。
また、この日発表の第4四半期GDP確報値が3.1%と改定値の2.8%から上方修正されたこともドル買いを加速させる事になった。ECBやBOEはすでに利上げ期待から買われていた事から次は米国という事からこのドル買いは今週も意識されるとみて良い。今週末に発表を控える米雇用統計でもドル買いに反応する可能性は高いとみる。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] ドル全面高でドル円も底を上げる

(米ドル円日足)


協調介入後のドル円は81円を挟んでプラスマイナス30銭以内で小幅な値動きが続いたが、この日は久しぶりにそのレンジを上抜けした。ブロッサー・フィラデルフィア連銀総裁はこの日「FRBは近い将来、出口戦略が必要になるだろう」と発言した事を皮切りに複数の連銀総裁による相次ぐタカ派的な発言でドルの利上げ期待が一気に浮上した事が要因だ。また、第4四半期GDP確報値が上方修正された事も次のFOMC声明文に期待感が高まった。日本の原発問題などで円高に振れやすいとの観測もあったが円自体のリスクであり今後円や売られやすくなるだろう。日足チャートで見るとパラボリックのSARが下落か上昇に転換した事で今日も上値を試す展開とみる。介入後の高値を付けた82円が上値目途として意識される。

米ドル円予想レンジ:82円00銭~81円10銭


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[ユーロ米ドル] 欧州危機のリスクを意識

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EURUSD20110328_jikanashi.jpg

ユーロは連日大きく陽線と陰線を繰り返した事で高値でのリスクが高まり始めた。格付け会社S&Pはこの日ポルトガル国債を格下げし見通しもネガティブにすると発表。更に、ESMの全容がはっきりすればもう一段の引き下げもあるとした事でユーロは前日と打って変わって上値の重い展開となった。ドイツの3月Ifoが事前予想を上回る好結果となったもののユーロ買いにはつながらなかった。一方で、米国第4四半期GDPが上方修正された事や、ブロッサー・フィラデルフィア連銀総裁やその他複数のFRB総裁が金融政策に対しタカ派的な発言を繰り返した事で利上げ観測が浮上。これを受けてドルが全面高となった事もユーロの上値を抑える結果となった。辛うじてこの日は前日と同様に一目の転換線の位置する1.4050で下を支えられた。しかし、1.42ミドルを高値に三日間大きく上下に振らされた事で高値警戒感が強まる。フィボナッチの50%戻しのレベルも1.40ミドルにある事から、このレベルを下回ると61.8%戻しの1.40付近が次のサポートになる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.4120~1.4000


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[豪ドル円] 対ドルで最高値更新

(豪ドル米ドル日足)


(豪ドル円日足)

AUDJPY20110328_hiashi.jpg

世界的な株価上昇からこの日はVIX指数が大幅に下落しリスク回避の動きが後退。また、原油価格の上昇によりコモディティー価格の上昇が豪ドルの後押しをした。更に、日本の東北大震災による日本の被害により、今後銅など大量な資材を輸入する事になるとの観測から豪ドルは底堅い動きとなった。対ドルでは83年のフロート制に移行してから最高値となる1.0293ドルまで上昇。対円でも急落前のレベルである83円ミドルまで戻した。
日足の一目の雲を上抜けした事も買い安心感が強まるものの雲の厚さは薄く、それ程大きな上昇も今のところないとみる。米ドルの上昇が始まったとみると豪ドルの上昇も限界があり84円丁度が目先の高値とみる。当面は雲の流れに沿ったもみ合いが続きそうだ。

豪ドル円予想レンジ:84円00銭~83円20銭


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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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