[全般] 欧米の利上げ期待から円独歩安
非農業部門雇用者数は21.6万人と市場予想の19万人を上回り2010年5月以来の伸びを示した。また、失業率も8.8%とこちらも予想された8.9%を下回ったことを受け発表直後はドル全面安となった。この結果により最近の連銀総裁のタカ派的な発言が一層現実味を帯びて来た事から米国の出口戦略は近いとみて良いだろう。また、ユーロに於いても利上げ期待が高まるなど世界的な利上げムードが高まる。
この日はウェリンク・オランダ中銀総裁が「ECBは民間部門や政府の買い入れをやめるべきだ。リスクがあまりにも高過ぎる」とし、低金利の解除に止まらず非伝統的手段の解除も行う事を示唆するものだ。これにより7日のECB政策会合での発表に期待が強まりユーロは底堅い動きを示した。欧米の利上げ期待に対して金融緩和が長期化する円との対比で円が売られやすく、この日は円全面安の動きとなった。
3月18日の為替における協調介入と同時に金融政策でも円安の動きを支える結果となった。この動きはまだ始まったばかりとみてよい。ただ、一旦スピード調整の動きがドル円やクロス円に入り易く、下げたところでは安値を拾うチャンスとみる。
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[米ドル円] 雇用統計の好結果を受け


米3月の雇用統計を控えアジア時間では値動きは動意が乏しくクロス円も静かな動きに終始。
NY時間に発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を上回り2カ月連続で20万人を超え、失業率も8.8%と2009年3月以来の低いレベルまで下がる好結果を示した。これを受けドルは長期に緩和政策の続くと思われる円との金利差拡大への期待が強まり円はクロス円でも全面安の展開となった。投機的な動きが先行しているとみるが、日本の機関投資家や個人の買いはまだ出遅れ観が強い。
発表後に84円台にすんなりと乗せた事で、実需の売りはまだ出ていないとみられるため、週明けの東京市場では輸出の売りが先行しやすい。しかし、下げたところでは個人などの買いを入れると考えられ下値は限られそうだ。
米ドル円予想レンジ:84円50銭~83円50銭
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[ユーロ米ドル] 7日のECB会合に焦点

米国3月雇用統計の結果は非農業部門雇用者数と失業率共に予想を超える好結果となった事でドルは発表後全面高。米国の量的緩和の終了期待が更に強まるものだ。
しかし、同時欧州での利上げ期待が更に高まった。この日はウェリンク・オランダ中銀総裁が「ECBは民間部門や政府の買い入れをやめるべきだ。リスクがあまりにも高過ぎる」とし、低金利の解除に止まらず非伝統的手段の解除も行う事を示唆した事でユーロは再び買いが強まった。3月21日に付けた高値とほぼ同レベルである1.4244を試しに行ったが抜けきれずに跳ね返された。米雇用統計後にユーロは1.4060まで下落した事で日足のパラボリックを一瞬下回ってしまい売りのサインであるSARが1.4250に点った。このレベルを超えられなければダブルトップを形成しユーロは再度下値を試す動きになるとみる。7日のECB政策決定会合を前に利食いの売りが出やすいとみる。
ユーロ米ドル予想レンジ:1.4245~1.4150
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[豪ドル円] リスク後退からの買い


米国の雇用統計が予想を上回る好結果となり市場のリスク回避の動きが後退。また、欧州のインフレの高まりもあり欧米共に利上げ期待が高まった。
一方で円の緩和政策が長期化するとの見方が強まり円を売って高金利通貨などリスク通貨に買いが入り易い状況が続く。円キャリーが始まったとはまだ言えないものの、短期的に海外の投機筋がいち早く買いを入れているようだ。残念ながら日本勢が買いを入れる頃が彼らの利食い売りを出すタイミングになりそうだ。対ドルでもフロート制に移行して以来の高値を更新し、ローソク足では実体部分が長い陽性で終わった事で底堅さを示すものとみてよい。米国の利上げ期待が本格化すれば対ドルで売りが強まるのが気になるところだ。
対円では週足でパラボリックの売りサインを超えて買いサインが点滅。一目の雲を2週続けて上回った事で底堅さは確認された。昨年4月に付けた安値88円04銭に迫ってきた事で、そろそろ一旦利食い売りが並んでくるとみる。昨年の5月連休後に急落した記憶もあり、そろそろ警戒感が強まるとみる。
豪ドル円予想レンジ:88円00銭~86円90銭
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