[全般] 米予算案難航からドルが全面安
米国の金融緩和策が6月末を境に転換すると見方も高まる中、今週は生産者物価指数や消費者物価指数、そしてミシガン大学消費者信頼感指数など今後の金融政策に影響する指標が相次ぎ発表される。次の市場の焦点が米国の利上げ期待に変る可能性が高く、ドル買いが再び強まるとみる。
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[米ドル円] ドル安と円安の綱引き


これまでの円安スピードが早過ぎた調整の売りが入り、NY市場でドル円上値の重い展開が続いた。この日は米国予算案協議が難航している事から米連邦政府機関が閉鎖に追い込まれるとの見方からドル売りが強まった。しかし、一方で日本の地震や原発への懸念が根強い事から円買いの動きはそれ程見られず、NYでのドル円の下落はスピード調整の円買い戻しが中心であったとみてよい。日足を見ると三日連続で85円ミドルを抑えられ、最後は長い上髭を伸ばしたトンカチと呼ばれるローソク足が天井で現れた事でもう一段の売りがでるとみている。時間足のフィボナッチ23.6%戻しの84円40銭付近から84円20銭は強いサポートになるだろう。
米ドル円予想レンジ:85円50銭~84円25銭
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[ユーロ米ドル] ユーロの利上げ期待とドル安

前日のトリシェ総裁記者会見で市場は今後も欧州が利上げを継続するとの観測が強まり、利上げ後も買いの勢いは衰えなかった。この日はスペイン財務相がスペインによる支援要請は問題外とし支援要請の可能性を否定。更に、ポルトガル救済での金融支援規模が800億ユーロになると見込まれ、これはアイルランドとほぼ同額であることから財政危機が再び拡大する懸念もあったが、結果的にユーロ売りには繋がらなかった。一方、NY市場に入り米国予算案協議難航から米連邦政府機関が閉鎖に追い込まれるとの見方が強まった事でドルが全般に売りが強まった事もユーロ買いに拍車をかけた。ユーロはこの日1.4485とこの日の高値で引けたことで買いの勢いは強い。週足でも下降トレンドを上に抜けた。今日は1.45を抜けて更に高値を試す展開とみる。
ユーロ米ドル予想レンジ:1.4580~1.4440
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[カナダドル円] 好調な雇用などカナダ買い止まらず


この日発表されたカナダの3月雇用ネット変化率がマイナス0.15%と予想の2.8万人を下回ったが、常勤がプラス9.06万人で非常勤がマイナス9.21万人と常勤が増えている事を好感。また、住宅着工件数も18.88万件と予想の18.1万件を上回りカナダは上昇。更に、米国予算案協議が難航し米連邦政府機関が閉鎖に追い込まれるとの見方からドルが売られた事もカナダを後押しした。対ドルで2007年に付けた安値以来の0.9550まで売られるなど、下落の勢いは止まらない。
また、短期から長期までの移動平均線が上向きに転換している事から長期的な上昇は継続するとみる。
ただ、今週は米国の物価動向を示す指標が相次ぐ事から米国利上げ期待が高まればそろそろポジション調整のカナダ売りも出やすくなるとみる。対円ではNY市場で円買い戻しの動きが強まった事で上値の重い展開となった。90円という大台は直近でも上値を抑えられたレベルでもあり短期的には抜けきれないとみて売りで攻めたい。
カナダドル円予想レンジ:89円30銭~88円20銭
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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