ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-04

[全般] 円買いとドル安材料

東京時間に再び北関東などで大きな地震が起きた事でクロス円を中心に利益確定の円買いが強まった。更に、経済産業省安全保安委員が福島第一原発事故をレベル7に引き上げる事を発表。東京電力は放射線漏の放出量がチェルノブイリを超える懸念があるとした。最初は利益確定の円買いで反応したものの、その後は日本のリスクという事から円売りに反応するなど混乱。明らかに円を買えるような状況にも拘らず海外勢のポジション調整の動きが強く円買いが進むなか、クロス円自体の売り材料が目立った。欧州市場では英国の3月の既存売上がマイナス3.5%と大きく減少し消費者物価指数でも予想を下回った事でポンド円の売りも誘発した。NY市場に入るとBOCが声明文でカナダドル上昇に対して懸念を示した事でカナダ円も下落。更に、この日発表された米貿易赤字額がマイナス458億ドルと予想のマイナス440億ドルを上回り、IMFが2011年の米財政赤字が主要国の中で最大になるとの見通しを示した事でドル売りが強まった。結局、ドル円やクロス円が下落する動きが目立った。明日から始まるG7やG20では日本の原発に関する話も出ると思われるが、円高が進めば牽制する発言が出る可能性もあり、その前に円売りの動きが再び強まるとみる。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 福島原発の放射能レベル7

(米ドル円日足1)


(米ドル円日足2)

USDJPY20110413_hiashi2.jpg

NHKで経済産業省安全保安委員が福島第一原発事故をレベル7に引き上げる事を発表するとの報道から利益確定の円買いが強まった。東京電力は放射線漏の放出量がチェルノブイリを超える懸念があるとした。また、この日は東北地方を中止に激しい地震が複数観測された事も円買いの動きが強まった。ドル円では実需の売りも一部見られ一時83円ミドルまで下落。しかし、日本のリスクが高まる事から円売りの動きも強まるなど方向感が交錯する。この日は更にポンドやカナダドルの売り材料が出た事でクロス円自体の売りも強まった事や、米国の貿易赤字が拡大した事などもドル円の売りを加速。結果的には協調介入後の一方的な円安に対する調整の動きとみていいだろう。
下げ幅としてはフィボナッチの23.6%と最も低い比率で止まった。このレベルではパラボリックのSARがあり辛うじて留まった。このレベルを下回ると一目の雲の雲と38.2%戻しの82円ミドル付近までサポートが見られない。

米ドル円予想レンジ:84円30銭~83円40銭


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[ポンド円] 消費者物価、予想下回り

(ポンド円日足)


(ユーロポンド日足)

EURGBP20110413_hiashi.jpg

アジア市場では日本の原発に対する懸念が高まる中クロス円が上値の重い展開が続いた。この日発表された英国の3月既存売上がマイナス3.5%と大きく減少し、更に消費者物価指数でも予想を下回ったことからポンドが下落。特にユーロポンドやポンド円に纏まったポンド売りがみられた。これまで一本調子にポンドが上昇してきただけに調整の動きとみてよいだろう。対ユーロでもポンドの売りが強まりこの日はユーロに対し100ポイント近く下落し昨年の高値0.8940に迫った。そろそろポンド円の下落も最終調整が近付いているとみる。パラボリックのSARが135円付近に位置している事や、136円付近は23.6%戻しにあたる。また、135円付近は2月から3月に渡り上値を抑えられたレベルでもある。135円付近では買いを入れてみる。

ポンド円予想レンジ:136円80銭~135円00銭 


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[カナダドル円] 政策金利据え置き

(カナダドル円日足)


(カナダドル円週足)

CADJPY20110413_syuashi.jpg

アジア時間から円は全面的に買い戻しが強まるなかでBOCが政策金利を発表。
予想通り政策金利を1.0%に据え置かれたが、声明文では「更なる金利引き上げは慎重に検討されるべき」とし、更にカナダドル高はカナダ経済に大きなアゲインストになるとした。金利上昇もカナダドル上昇も否定した事でカナダドルの売りは加速。これまで一本調子に買われてきただけに損切りを巻き込みながら対円や対ドルでも大きく下落した。カナダ円は週足の一目の雲の上限である86円ミドルでサポートされて跳ね返された。このレベルは先週の安値付近でもあり買いが待ち構えていたようだ。もし、86円50銭を下回るようであれば、協調介入前の高値であった85円50銭から38.2%戻しの85円付近がサポートになるとみる。

カナダドル円予想レンジ:87円30銭~85円50銭


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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
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