ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-04

[全般] イースター明けはドル売り優勢

イースター休暇が明けた事で取引のボリュームは徐々に戻り始めたもののまだ方向感の定まらない動きが続いた。アジア市場では金や原油価格の下落に伴い豪ドルなどを中心にクロス円が上値の重い展開で始まった。また、アジア時間にトリシェ総裁が「インフレ期待が抑制不能になりつつあるとは思わないと」発言した事で利上げ期待が後退しユーロ売りが強まった。しかし、欧州市場はアジアとは全く反対の動きで始まった。フェルト・ドイツ政府経済諮問委員会委員がECBは年内に2回以上の金利引き上げを予想すると発言した事でユーロは150ポイント近く上昇した。また、NY市場では今日未明に発表されるFOMC後のバーナンキ議長の発言に警戒感が高まった事からドル売りが強まり、更にユーロ買いを促した。イースター休暇明けという事からまだ市場の流動性は完全に戻っていないだけに、目先の材料に振り回されやすくこの日の動きは今後の方向を示すものと観がない方がよいだろう。ECBの利上げ期待とFRBの緩和継続観測との思惑がどちらも行き過ぎと思われるほど市場は織り込んできているだけに、その反動がそろそろ出てくるとみる。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[米ドル円] FOMCへの懸念から上値の重い展開

(米ドル円日足)


イースター休暇が明けた事でアジア市場ではドルは全般に強含みで始まったものの、欧州市場に入ると一変。ユーロの上昇に伴いドルは全般に売りが強まった。この動きはNY市場でも続いた。この日発表された米消費者信頼感指数は予想を上回ったものの、今日のFOMCでバーナンキ議長が緩和政策を継続する事を改めて示すとの見方が強まりドル売りが強まった。ガイトナー財務長官はドル安を誘導するものではなく米国は強いドルは米国の国益であると発言したものの市場は全く反応しない。市場がこれ程緩和継続を織り込んできた事で、少しでも利上げを示すものが出ればドル買いに反応しやすくなったとみる。

米ドル円予想レンジ:82円30銭~81円20銭


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[ユーロ米ドル] 利上げ継続期待高まりから上昇

(ユーロ米ドル日足)

EURUSD20110427_hiashi.jpg

アジア市場ではトリシェ総裁のインフレ期待が抑制不能になりつつあるとは思わないと発言した事でユーロが下落。しかし、欧州市場に入りフェルト・ドイツ政府経済諮問委員会委員がECBは年内に2回以上の金利引き上げを予想するとした事でユーロは反転。また、NY時間に入るとドルの緩和政策が継続されるとの観測が強まった事でドル売りが強まりユーロは今年最高値の1.4655ドルまで上昇した。一方、EUはギリシャの財政赤字がギリシャ政府の予想よりも拡大するとの発表を受けギリシャ国債の利回りが上昇。しかし、市場は悪い材料に対して殆ど反応せず利上げ期待だけが先行。それに対し米ドルは緩和継続への思惑が急激に強まる中で本日のFOMCが行われる。この勢いは継続し、ユーロ買いもなかなか止まりそうにないが、そろそろ流れが変化する時は近いとみる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.4750~1.4550


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[豪ドル円] 消費者物価上昇予測から利上げ期待

(豪ドル円週足)


イースター明けのアジア市場では前日の原油価格などの下落から豪ドルも利益確定の売りがみられた。しかし、欧州市場に入るとユーロの上昇からドル売りが強まると対ドルで豪ドルも上昇。NYが引けて豪ドルは変動相場制に移行して以来の高値1.0810を付けた。この後に発表予定の第1四半期消費者物価が前月の0.4%を上回る1.2%に上昇するとの予想による買いとみられる。90円の高値を更新後に88円ミドルが上値を抑えている事から、今日は再び高値を狙いに来ると観る。パラボリックSARが88円85銭に位置し、このレベルを抜ければ上昇転換となる。

豪ドル円予想レンジ:88円50銭~87円70銭


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