ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-05

[全般] 米金融緩和政策継続観測の影響

ドルはこの日も全般に上値の重い展開が続いた。アジア市場は東京市場が休場という事もあり値動きの乏しく、特に円を挟んだ取引は見られなかった。欧州市場に入るとユーロ圏消費者物価指数やスイスのKOF先行指数が予想を上回った事でユーロやスイスが対ドルで上昇。NY市場に入るとシカゴ購買部協会景気指数が67.6と予想の68.2を下回り、雇用指数も減少した事でドルは更に下落の勢いをました。また、この日もバーナンキ議長が米経済見通しに対して住宅市場や高い失業率が成長を阻害するといった話を繰り返した。市場の過度な期待を抑えようということかもしれないが、ドルへの不信感は徐々に懸念へと変わり始めたようだ。ドル離れの動きは今週も続くとみる。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 米経済への不信感強く

(米ドル円日足)


アジア市場は東京市場が休場という事もありドル円やクロス円の動きは殆ど見られなかった。欧米市場に入るとドルは全般に上値の重い展開が始まった。特に対スイスやポンドなどでドルの下落が目立った。NY市場ではシカゴ購買部協会景気指数が予想を下回った。また、この日もバーナンキ議長は講演で米経済は穏やかに回復しているが望ましい水準からはかけ離れていると発言。緩和政策の継続を正当化しようというものだろうが、市場はそれだけ米国経済の回復が遅い事に懸念が拡大し始めている。ドルの下落はこの日もとまらず、ドル円は協調介入後の最安値を更新して安値レベルで引けた。ドル円だけに限らずドルの下落傾向は強く、50%戻しを下回った事から週は更に下値を試す展開とみる。

米ドル円予想レンジ:81円60銭~80円70銭(3月23日安値)


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[ユーロ米ドル] ドル安でユーロ高値更新

(ユーロ米ドル日足)


この日発表されたユーロ圏消費者物価指数は2.8%と予想の2.7%を上回りインフレが加速。ECBの目標とするレベルを上回った。しかし、ユーロ圏景況指数が106.2と前回の107.3から急低下した事でユーロの上昇にブレーキがかかり始めた。利上げ継続期待が強いものの、景気下振れの懸念もある事から今後ユーロの一方的な上昇に歯止めがかかる可能性が高い。二日連続で上髭を伸ばして終わった事で今日も上値の重い展開が予想される。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.4860~1.4770


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[米ドルスイスフラン] 高値もみ合い

(米ドルスイスフラン日足)


(ユーロスイスフラン時間足)

EURCHF20110502_jikanashi.jpg

欧州時間に発表されたスイスの4月KOF先行指数が2.29と予想の2.2を上回る結果となった事でスイスフランは上昇。更に、ヒルデブランドSNB総裁が「インフレの上振れリスクが見られ、いつでも物価安定の為に必要な措置をとる事が出来る」と発言した事で政策金利引き上げ期待が市場で高まりスイス買いが強まった。同時にこの日発表された米国経済指標の悪化やバーナンキ議長の発言などを受けて対ドルでスイスフランは0.8625と最高値を更新した。対ドルだけではなく対ユーロでも下落は強まり、スイス買い円買いといった動きが目立った。ドル売り傾向が続く中で市場はスイスに対して投機的な売りを仕掛けているとみるが、余りやり過ぎると介入警戒感が強まる。

米ドルスイスフラン予想レンジ:0.8690~0.8620


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