ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-05

[全般] ギリシャの次はポルトガル

ギリシャのユーロ離脱の噂も後退しユーロ売りが収まり上昇に転じたかと思った矢先、昨日はポルトガルの話に市場の不安は拡大。
S&Pが「仮に実行リスクが顕在化すればポルトガルの格付けを引き下げる可能性がある」とした事でユーロ圏に対する不安感が再び拡大しユーロは先日の安値を下回る大幅安となった。また、あるレポートでギリシャ救済は難しいという報道もユーロ売りを促した。
一方、注目されたECB次期総裁がインフレファイターで知られるイタリアのドラギ中銀総裁が就任する事に内定したがユーロ売りの歯止めとはならなかった。NY時間に発表された米3月貿易収支が予想以上に拡大したものの、ユーロ売りの勢いに押されてドル売りには繋がらなかった。この日は前日と打って変わり原油や金価格は下落し、米国10年債入札も不調に終わった事で利回りは上昇するなど連日方向感の定まらない動きが続いている。ドル安とユーロ安の綱引きは今日も続きそうだが、ややユーロ安が先行し始めているようにみえる。


※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] ドル高が円高の勢いを抑える

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USDJPY20110512_jikanashi.jpg

ユーロが再びポルトガルの格付け引き下げの可能性が拡大した事で急落した事でドルは全面的に上昇。同時にクロス円の売りも進んだことからドル高と円高との綱引きになったが、結果的にドル買いの勢いが円を抑えてドル円は底堅い動きとなった。NY市場で発表された米貿易赤字額が予想以上に拡大した事を受け一時的にドル高のスピードが和らぐ場面も見られたがユーロ安の勢いに押されドル円は81円台でNY市場を引けた。
テクニカル的にみると、この日は一目の雲の下限を上回って終わった事やパラボリックのSARが下落から上昇に転じた。勢い自体はそれほど感じられないがドル円の底は切り上がってきた事で本日はもう一段の上値を試す展開を予想する。次の高値は時間足の100%戻しにあたる81円70銭だ。

米ドル円予想レンジ:81円70銭~80円80銭


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[ユーロ米ドル] ポルトガルの格付け引き下げの可能性

(ユーロ米ドル日足)


欧州時間にメドレーレポートがギリシャ救済は出来ないとした記事を流した事でユーロの上値は重くなった。その後、NY時間にA&Pが「仮に実行リスクが顕在化すればポルトガルの格付けを引き下げる可能性がある」とし、ギリシャだけではなくポルトガルも加わった事からユーロ圏に対する不安感が再び拡大。ユーロドルは前回の安値1.42ミドルを下回ると1.4175ドルまで下落しほぼ安値圏でNY市場を引けた。この下には4月18日に付けた安値1.4160とフィボナッチ38.2%戻しの1.4150と、更に雲の上限がサポートしているだけに辛うじて手前で押しとどまった事になる。このレベルを超えるようであればもう一段の下げになる可能性もあり1.4ドルの大台か或いは1.39ドル付近が次の安値目標になる。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.4280~1.4000


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[ユーロポンド] BOE政策金利引き上げ期待

(ポンド米ドル日足)


(ユーロポンド日足)

EURGBP20110512_hiashi.jpg

欧州の債務問題で揺れるなか昨日はBOEが四半期報告を発表。報告では「中期的な消費者物価指数はインフレターゲットの範囲内につり合う」としたものの「インフレは短期的に5%に達する可能性」と指摘。これを受け従来の据え置き見通しから利上げ期待が高まった事でポンドはしっかりとした動きになった。一方で、ポルトガルの格付け引き下げの可能性が示された事でユーロポンドの売りが強まった。ユーロポンドの50%戻しにあたる0.8662手前の0.8676まで下落した事で一旦下げ止まり感が強い。ポンドドルでも1.63付近は76.4%戻しとなりポンド自体利上げ期待もある事からそろそろ買い場とみる。

ユーロポンド予想レンジ:0.8730~0.8660


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