ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-07

[全般]  リスク回避後退と米景気回復への期待

この日発表された米6月ISMは55.3と予想の52.0を大きく上回った。市場は予想を更に下回るのではといった観測もあっただけにこの指標はサプライズとなりドル円は一時81円前半まで戻された。ギリシャ議会が中期財政再建策を可決した事でデフォルトのリスクが後退し市場にはリスク選好の動きが強まり始めたなかでのこの指標結果は更に安心感を強めるものだった。これまでリスク回避から買われたスイスやドルへの反動もみられた。ユーロは今週の利上げを織り込む形で底堅い動きとなり全ての通貨に対して上昇して先週は引けた。今週はECB会合の発表後に更に買いが強まるのか注目される。一方で、米国の雇用統計が週末には控えており先週のISMの様な予想以上に強い数字が出ればリスク選好のドル売りから一転してドル買いが強まる事も考えられる。米10年債は5日連続の2年ぶりの大幅安となり利回りは3.2%に跳ね上がった。ユーロの上昇に押される格好でドルは今のところ上値は重いものの、金利差も含めドル買いの動きがこの雇用統計の結果次第では強まるとみる。本日は米国独立記念日で祝日となり明日からの値動きに期待する。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  底値が徐々に切り上がる

(米ドル円4時間足)


この日発表の日銀短観は非製造業と製造業ともにマイナスに落ち込んだものの、設備投資は4.2%と前回のマイナス0.4%から拡大するなどサプライチェーンの復旧が改善されている事を示した。しかし、市場への影響は殆ど見られず相変わらずドル円の値動きは乏しい。しかし、NY時間に発表された米6月ISMが予想以上に好調な結果を示すとドル円は一気に81円13銭まで上昇。先週高値の81円25銭には届かなかったものの底は徐々に切り上がってきた。今週はリスク選好の動きが強まる中で米国長期金利の上昇から金利差拡大からのドル円の上昇が強まるとみる。また、米雇用統計も前回が予想を下回った反動が今月に反映される可能性もありドル買いに期待がかかる。明日の5日から雲のねじれがみられ動きに変化が現れるかもしれない。上値は76.4%戻しの81円60銭を目指すとみる。

予想レンジ 米ドル円:81円60銭~80円60銭

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[ユーロ米ドル]  利上げ期待も加わり全面高

(ユーロ米ドル日足)


ギリシャ議会が中期財政再建策を可決した事でEUやIMFからの支援継続に必要な条件を整えた。更にドイツの金融機関が2014年までの償還の来るギリシャ国債のロールオーバーで合意に達した事から先週はギリシャのデフォルトリスクが後退しユーロ買いが強まった。今週はECB会合で0.25%の利上げ期待が高まり既に市場はそれさえも織り込み始めている。ECBの発表後に売りが強まるとの見方もあるが今のユーロの勢いを見ると次の10月の利上げへの期待で更に買い上がる可能性もある。一方、米ドルの長期金利が上昇し始めていることから対ドルではそろそろ上値の限界に近付いてきた。先週末には76.4%戻しの1.45ミドルで頭を押さえられている。このレベルを超えていくようであれば6月の高値1.47付近までレジスタンスはない。今日は独立記念日という事もあり上値を試しても短命に終わりそうだ。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4550~1.4480

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[豪ドル円]  リスク選好で一目の雲から浮上

(豪ドル円日足)


リスク選好から資源国通貨である豪ドルに資金が集まり始めている。
この日発表された中国の6月PMIは2年4カ月ぶりの低水準に低下した事で中国からの輸入が減少するとの観測が強まり対ドルで売りが強まった。しかし、ギリシャのデフォルトリスクが後退した事や米国のISMの予想以上の高い数字などから市場のリスク志向が高まるなかで豪ドル円が上昇。米ドルやユーロは依然として不透明さが残るなかで最も買いやすい通貨の一つという事になる。豪ドルの買い意欲が強まるなかで今週5日にはRBAキャッシュターゲット、7日には失業率が発表される事から更に上昇に拍車をかけてくる可能性が高い。

予想レンジ 豪ドル円:87円60銭~86円80銭

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