ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-07

[全般]  S&P声明が楽観ムードに水を

この日は独立記念日で米国市場が休場となる事から週明けのアジア市場も様子見気分で始まった。週末に行われたユーロ圏財務相会合でギリシャへの第五弾融資が決定された事もそれ程材料視されなかった。朝方発表された豪州の経済指標が予想を下回った事で豪ドルが軟調に始まった事ぐらいで他に目立った材料は見られなかった。しかし、午後に入り大手格付け会社のS&Pがギリシャの債務ロールオーバーは選択的デフォルトに相当する可能性があると警告した事を受けリスク回避の動きが強まった。これによりユーロ円を中心とした売りが出たと同時にクロス円全般に上値の重い展開となった。しかし、結局のところ短期筋の動きが中心に売りを出しただけで一日を通すと全てが往って来い。先週からの達観的な雰囲気に一時水をかけたものの、市場は既にこのS&Pの話は織り込んでいるとみられ仕掛けの材料にしただけという事になる。今週はECBの会合や雇用統計などを週後半に控えており、それまでは昨日のような小手先の動きで終わりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  クロス円に押され

(米ドル円日足)


週明けのドル円は上値の重い展開で始まった。朝方発表された豪州の経済指標が予想を下回った事で豪ドル円の売りが見られドル円は80円後半からじりじりと頭を押された。この日は米国の独立記念日という事もあり参加者は限られる中での動きだけにちょっとした材料でも短期筋の動きが目立った。午後に入りS&Pがギリシャの債務ロールオーバーが選択的デフォルトに相当するという可能性があると警告したことを受けユーロが下落。同時にリスク回避の動きが強まりクロス円が全般に上値の重い展開になった。結局ドル円もこの動きに押され80円55銭付近まで下落したものの、欧州市場の終わりにかけて買い戻しが出るなど結局一日を通して見ると往って来い。今後のEUの二次追加支援に対する不安感はこれまで同様残るものの、S&Pの声明により大分織り込んでしまったとすればドル円の底の堅さを確認した事になる。

予想レンジ 米ドル円:81円20銭~80円60銭

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[ユーロ米ドル]  ギリシャ債務のロールオーバーの見直しも

(ユーロ米ドル日足)


先週はギリシャの財政再建法案が議会で可決された事でギリシャのデフォルトの可能性が後退しユーロは堅調な動きに転じた。また、3日に行われたEU財務相会合でも第五弾融資の実施も承認された事で当面はデフォルトの懸念がないと見られた。しかし、週明けのアジア市場でS&Pがギリシャ債務のロールオーバーは選択的デフォルトに相当する可能性があると警告した事で再び市場にはリスク回避の動きが強まりユーロは1.45後半から1.45前半まで下落した。その後も上値の重い展開は続き結局欧州市場の終わりにかけてこの日の最安値で引けた。既にドイツやフランスが金融機関のロールオーバーを合意したものの、今後の追加支援の条件を修正する事になりそうだ。目先はユーロの上値が重くなったとみる。下降トレンドラインが当面の上値目途とみる。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4580~1.4480

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[豪ドル円]  予想を下回った経済指標

(豪ドル円日足)


週明けのシドニー市場で発表された豪州経済指標が予想を下回り豪ドルが下落した。この日発表の5月住宅建設許可件数や小売売上高がともに予想を下回った事で本日発表されるRBAの金融政策決定会合で利上げはないとの判断が強まり豪ドル売りに繋がった。しかし、一方でANZ求人広告件数が大きく前回を上回ったことから雇用統計に期待が強まるなど強弱入り混じる結果となり上下に激しい動きを見せた。結果的に前日の高安を超えられずにほぼ往って来となり今日のRBAへ市場の関心は強まった。一目の雲の中に一旦は押し戻されたもののぎりぎりで上限の上で引けた。しかし、ここから更に上昇するには利上げなどの材料がないと当面雲の上限に沿った動きになりそうだ。今日は据え置きとみられるものの、利上げの可能性を示唆すれば一時的に上昇もありそうだ。

予想レンジ 豪ドル円:87円50銭~86円30銭

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
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