ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-07

[全般]  ポルトガル問題尾を引く

前日にムーディーズがポルトガルの格付けを4段階引き下げた事でこの日のポルトガル国債の価格の下落は止まらず利回りが過去最高水準までに上昇した。また、アイルランドの格付けも引き下げられるのではといった憶測まで流れるなどギリシャ危機が一旦後退したもののPIIGSへの懸念は再び拡大し始めたかのようだ。また、この日は中国が金利を引き上げた事で中国経済が低調になれば世界経済にまで影響を及ぼすとの観測からリスク回避の動きが強まった。一方で、米国債務の上限引き上げ交渉が難航していることからドル買いの勢いも限界がみられた。
今日のECB会合では0.25%の利上げが期待されるものの、既に市場が織り込んでいる上に利上げは欧州経済にとってはもろ刃の剣であることから発表後に売りが強まるとの見方が高まるとみる。しかし、明日は米雇用統計を控えている事から最終的に一方的な動きにはなりにくいとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  もみ合いから抜けだせず

(米ドル円日足)


(米ドル4時間足)

USDJPY20110707_4jikanashi.jpg


81円台で始まった事で東京時間には実需と思われる纏まった売りが出て80円80銭付近までドル円は下落した。結局これまでの高値である81円20銭付近を上抜く事は出来なかった事で輸出企業はドル売りのレベルを下げて来たとみられる。その後欧州市場に入るとユーロ売りが強まった事で全面的なドル買いに繋がりドル円も81円台に押し戻される場面もあった。しかし、NY時間に発表されたISM非製造業指数が予想を下回った事で再びドル売りが強まった。結局ドル円は81円を挟んでのもみ合いから抜け出せずなかったが、時間足では三角持ち合いが収束し始めて来た。今日はECB会合があり明日は米国雇用統計が発表される事からそろそろどちらかに動きだすとみる。

予想レンジドル円:81円20銭~80円60銭

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[ユーロ米ドル]  欧州への不安から抜け出せず

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EURUSD20110707_jikanashi.jpg

前日のポルトガルの格付け引き下げによりポルトガル国債の売りが強まり利回りは過去最高値を超えてきた。また、この日はアイルランドの格付け引き下げの噂も流れるなどギリシャリスクが後退したものの欧州債務国への懸念は収まらない。また、欧州時間には中国が利上げを発表した事も欧州景気にとってマイナス材料と捉えられユーロ売りに拍車をかけた。本日はECB政策会合で0.25%の利上げが期待され既に市場は織り込んできた。利上げはユーロ買いという反応もここにきて利上げによる景気への下押しという事に目が向くとすればユーロ売り材料にされかねない。一目の雲の下限を一時下回ったものの引け値では何とか雲の中で収まった。時間足のフィボナッチでは61.8%戻しの1.4290付近で跳ね返された事で一旦は下げも終わったとみる。今日のトリシェ総裁の発言次第では1.41ドルまで下落するか、或いは1.45ドル付近に戻す両方の可能性を秘める。いずれにしても発表前は手仕舞の入り易く地合いになるとみる。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4400~1.4200

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[豪ドル円]  予想を下回った経済指標

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUDJPY20110707_jikanashi.jpg

RBAは声明文で労働市場において短期的な雇用拡大は原則を続ける可能性を示すとした。本日の雇用統計発表では1.5万人と前回の0.78万人から拡大すると予想されている事から、予想通りであれば期待されていないだけに買いに反応しそうだ。昨日は中国が利上げを決定した事で豪ドル売りが強まるものの、その後は底堅い動きに終始。ユーロの信用問題が拡大しリスク回避の動きがみられるものの、やはり資源国という事もあり買い安心感は高まる。今日の雇用統計でもし予想を下回ったとしても下げたところでは買いが待ち構えているとみて、買いで攻めたい。38.2%戻しの86円付近から買いを入れてみる。

予想レンジ 豪ドル円:87円20銭~86円00銭

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
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