ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-07

[全般]  米雇用統計のネガティブサプライズ

週末発表された米雇用統計は予想から大幅に悪化しネガティブサプライズとなった。
前日に発表された米ADP雇用統計が大幅に改善されていた事を受け市場は今回の6月雇用統計には期待感が高まっていた。しかし、発表された非農業部門雇用者数は1万8千人増と予想の10万人を大きく下回った。更に、失業率も9.2%と前月の9.1%から更に悪化した事でドル円は1円近く下落。また、クロス円も安全通貨のスイスフランを除き全面安となった。この結果が今後米国景気回復ペースへの懸念を拡大するとの見方が強まるのか。或いは、今回は日本の震災による影響が出たことからの一時的な現象とみるのか見極める週になりそうだ。失業率は景気の遅行指数なだけに単月だけを見ても判断を下すのは時期尚早だが、少なくともこの衝撃は暫く後を引くとみる。
再びQE3への思惑が高まり始め米国の債務上限枠拡大が難航し米国デフォルトの懸念が高まればドル安への拍車が強まるとみる。今週から始まる米企業の決算発表も注目したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  元の黙阿弥

(米ドル円日足)


(米ドル円4時間足)

USDJPY20110711_4jikanashi.jpg

期待された米雇用統計は予想を大きく下回り市場はカウンターパンチを負ったような衝撃が走った。元々今日統計の数字はぶれ易い事は分かっていたがこれ程予想と違った事も珍しいかもしれない。発表後にドルは全面安となりドル円も81円ミドルから80円ミドルへと一気に1円下落。約ひと月かけて1円上昇したドル円が一瞬のうちに押し戻されたという印象が残る。こうなると輸出の実需筋も戻しはしっかりと売っておきたいという気持ちが強まり戻し上値は再び81円付近が重くなりそうだ。一目の雲の下限を超えられずに押し戻された事で目先はこの下限に沿って80円後半のもみ合いが続くとみる。ただし、短期のチャートでは上昇トレンドラインを下回らなかった事から一時的な下落から再び上昇の可能性も残っている。

予想レンジ 米ドル円:81円00銭~80円30銭

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[ユーロ米ドル]  米雇用統計の悪化がユーロ売り

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル4時間足)

EURUSD20110711_4jikanashi.jpg

前日にECBが利上げを行い、更にポルトガル国債の担保受け入れを明らかにした事でユーロは大幅に上昇。しかし、先週末に発表された米雇用統計が予想を大きく下回ったことで世界景気への懸念拡大か強まった。発表直後はドルが全面安に反応したものの、その後はユーロに対する不安感の高まりから結局前日の上げ幅を上回る下げとなった。一目の雲から再び下に抜けて引けたことで上昇の勢いは目先ここで潰えたとみる。しかし、時間足で見ると76.4%戻しの1.42前半で跳ね返されている。また、上昇トレンドラインの上に位置する事から下落も一先ず今週は限られるだろう。一目の雲の下限に沿ってじりじりと値を戻す展開とみるが週末の金曜日には雲が一旦キレる事から、その時が流れの変わるタイミングとみる。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4450~1.4300

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[NZドル円] 高値更新後一服感

(NZドル円日足)


(NZドル米ドル日足)

NZDUSD20110711_hiashi.jpg

先週の雇用統計の悪化により米国景気への懸念が強まり、欧州もギリシャ問題だけではなくポルトガルやイタリアなど今後の課題が山積する中で最も上昇が著しい通貨がNZドルだ。先日も大きな地震が起こったものの寧ろ買いが強まるなど人気の高い通貨となっている。先週金曜日は米国雇用統計の発表後に対ドルでは変動相場以降最高値の0.8383を付けてそのまま高値圏で引けている。対円では前日の大幅上昇後にドル円が1円近く下落した事で下落したものの前日の安値66円74銭までは届かず66円95銭で折り返した。下値では依然として買いが待ち構えていると思ってよいだろう。世界リスクが高まる程NZドル円は買われるという構図は今週も続くとみる。

予想レンジ NZドル円:67円80銭~67円20銭

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商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
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