ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-07

[全般]  欧州債務危機がイタリアへ波及

先週末のイタリア株式市場が大きく下落して終わった。一部でイタリア財務相辞任の噂も流れていた。昨日からのEU会合でギリシャだけではなくイタリアに関する協議を行うためファンロンパイ大統領がトリシェ総裁やユンケル議長なども招集したと伝わりイタリアに対する懸念が高まった。欧州市場が始まるとイタリアの大手銀行株価が下落し、国債利回りも10年来の高値を付けるなど欧州債務危機がイタリアへ波及するとの懸念が更に広がった。先週末に発表された米雇用統計が予想を大幅に下回った事で市場の不安が拡大している最中に更にイタリア債務問題が重なった事で市場のリスク回避が強まりクロス円は全面安の展開となった。ユーロドルはNY市場で一時1.4ドルを割り込みドル円も80円10銭と80円割れ寸前まで売られた。週初という事もあり一方向に動き出したが米国の債務上限問題も含めドルも積極的に買いを入れる状況ではなくそろそろユーロの下落も終盤に近いとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  リスク回避から円買い強まる

(米ドル円日足)


先週の米雇用統計でドル円は一円近く下落したことで週明けの東京市場では買いが旺盛で始まった。しかし、先週末からイタリア債務問題が浮上した事で更にリスク回避の動きが強まりユーロ円を中心に売りが出るとクロス円が全面安の展開となった。この日は80円30銭にあったパラボリックのSARを抜いた事で売り転換のサインが点灯した。また、6月から少しずつ始まった上昇トレンドラインも下抜けした事で弱気のセンチメントが出始めたとみる。今日は80円を試しに行く動きもありそうだが、このレベルでは前回も見られたようにかなりの買いの注文が入るとみられ、結果的にはもみ合いから抜け出す事はないとみる。

予想レンジドル円:80円80銭~80円00銭

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[ユーロ米ドル]  ユーロ圏債務危機拡大

(ユーロ米ドル日足)


先週末にイタリア株式が銀行株を中心に下落した事で既に市場は欧州債務問題がイタリアに波及するといった懸念が強まっていた。週明けの欧州市場ではオープニングから再び株価が大きく下落し、国債利回りも10年来の高値を付けた。市場ではイタリアがデフォルトに陥るといった話も聞かれたがビニスマギECB理事はこの日の会合でイタリアは富裕国で明らかに国債を償還する事が出来るとしデフォルトの可能性を否定した。しかし、市場の懸念は払しょくされる事はなくユーロは一時NY時間に1.4ドルを割り込み1.3985ドルを付けた。一目の雲の下限を二日連続で下回り大きく下落した事で上値の重さを確認したと言いたいところだが、5月23日付けた安値1.3670を超えられなかった事で辛うじて首の皮一枚繋がっている。このレベルを今日下抜けするようであれば、1.37ミドルまでそう時間はかからないだろう。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4125~1.3970

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[ユーロ円]  サポートを下抜け

(ユーロ円日足)


ギリシャ問題が後退した次にポルトガルの格付け引き下げがユーロの不安感が高まったものの、ECBは先週に特例として担保の受け入れを表明した。ところが次は欧州第三の国イタリアの債務問題が浮上。ユーロは1.4ドルを下抜けすると同時にドル円も80円前半まで下落した事でユーロ円の下落は超特急並みに売りが加速した。これで二日続けて4円50銭近く下落した事になる。如何に掛け算通貨が走り始めると勢いが凄いかを実証した。61.8%戻しの113円40銭付近は3月の協調介入後の最安値で、このレベルを超えて来た事で、今度は戻しの高値に変るとみる。76.4%戻しの111円が次の下値目標となるが、15日にはストレステストの結果も発表され、今日の会合でイタリアに対する救済の話が出れば一気に戻しかねない。深追いは禁物だ。

予想レンジ ユーロ円:113円40銭~111円00銭

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