ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-07

[全般]  バーナンキ議長発言を受け

ドル円はこの日東京の早朝というマーケットの薄商い時に78円ミドルまで一気に売りが出て下落。3月の76円台に突っ込んだ時と同じようなタイミングで売りが入ったが、結局3月もそうだが直ぐに買い戻しが入り往って来い。その後は介入警戒観もあり東京市場は殆ど動意の乏しい動きが続いた。野田財務相や与謝野経済相が円高について触れたものの市場は一切反応を見せなかった。その後NY市場に入り注目のバーナンキ議長の議会証言が行われた。議長は労働市場の弱さを指摘するとともに景気回復が遅れデフレリスクが再び現れれば追加の政策支援が必要となると発言。これを受けドルは全面安となりユーロは上昇。ドル円は介入を意識しながらもゆっくりと下落し78円台に再び入った。ただ、議長の発言はある程度予想されたものでそれ程目新しさはなく、結局ポジション調整の域を脱していないとみる。
また、この日はNYの引けにかけてムーディーズが米国債の格付け引き下げ方向で見直すと発表した事でドル売りが強まりドル円は一時78円65銭まで下落するなど依然としてドルの上値は重い。今日も東京市場は介入警戒感と投機的な売りとの綱引きが続くとみるが、クロス円の回復が目立つ事から下げはそろそろ終盤に近いとみる。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

[米ドル円]  3月の時と同じになるのか

(米ドル円日足)


3月17日と全く同じ早朝6時にドル円は一気に下落し78円50銭まで下落した。その後直ぐに買い戻しが入り元のレベルの79円ミドルまで戻すなど全く同じ様な動きがみられた。その後野田財務相や与謝野経済相の円高に対する口先介入もあったが市場は全く反応しなかった。NY時間に入りバーナンキ議長が議会証言で労働市場の弱さを指摘するとともに景気回復が遅れデフレリスクが再び現れれば追加の政策支援が必要となると発言した事でドルが全面安となった。ドル円もじりじりと再び下値を試す展開が続き78円台に再び突入するなど上値の重い展開が続いた。更にNYの終わりにかけてムーディーズが米国債の格付け引き下げ方向で見直すと発表した事でドル円は前日と同様に朝の薄商いのなかで一時78円65銭まで下落するなど荒っぽい動きとなった。3月は安値をつけた次の日に協調介入を行った事でドル円は急騰したが、今回は震災の影響も薄れたことや欧州や米国への不信感が漂う事から介入は難しいとみる。ただし、クロス円の買いが強まる事からドル円の底はそろそろ近いとみる。

予想レンジ 米ドル円:79円60銭~78円50銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

[ユーロ米ドル]  ドル安でユーロ買い戻し

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

EURUSD20110714_jikanashi.jpg

前日までのユーロの下落も一服しこの日はドル安の影響でユーロのショートカバーが入った。ギリシャ支援策の取りまとめを8月末にした事などで債務問題はイタリアやスペインにまで波及しかねない勢いから前日まで売られたユーロも上昇に転じた。この日バーナンキFRB議長は議会に於いてデフレリスクが再び現れれば追加の政策支援が必要となるだろうと発言。これを受けドルは一斉に売りが強まりユーロもこれまでのショートカバーも出て大きく上昇。それ程目立った発言とも思えなかったがショートカバーの切っ掛けを作ったことになる。その後ムーディーズが米国国債の格付けを引き下げ方向で見直すと発表した事で東京の早朝に更に買いが強まり1.42ミドル近辺まで値を戻している。結局米国と欧州の悪材料の綱引きが続く動きは今後も続くとみてよいだろう。61.8%戻しの1.43ドル付近までの戻しが限界とみる。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4300~1.4130

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

[スイスフラン円]  買いサインに転換

(スイスフラン円日足)


(ユーロスイスフラン日足)

EURCHF20110714_hiashi.jpg

有事のスイス買いと円買いもスイスの買いが円を上回っている。ユーロスイスでこの日更に高値を更新したことでスイス中銀のヨルダン副総裁はデフレになった場合には行動する準備があるなど介入を示唆するものの、過去殆ど介入効果のなかっただけに寧ろスイスがいが強まった。特にユーロスイスはユーロの買い戻しが強まるにも拘らずスイス買いが上回ったことで1.15を割り込むまで売られた。ユーロもドルも買えずに結局ゆき場所のない資金がスイスや円を買っているといった傾向が明らかにみえる。スイス円で96円85銭にあったパラボリックのSARを上に抜けた事で売りから買いのサインに転換した。前回の高値97円65銭とほぼ同レベルまで今朝方上昇した。これで上値を超えきれないと短期的なダブルトップを形成する格好になる。NYの終わりの96円50銭を下回らなければ再度上値を試す展開とみる。

予想レンジ スイスフラン円:97円65銭~96円50銭

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
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