ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-07

[全般]  米債務上限問題混迷

前日にギリシャ追加支援が合意されたことで目先の不安感が払拭されたことで市場のリスクは後退。アジア市場はクロス円を中心に底堅い動きで始まった。ドル円は朝の6時近辺で再び売りが強まり78円27銭と前日の安値を下回ったが、すぐに買戻された。薄商いの中で投機的な売りが出たといわれる。クロス円の買いが強いことからドル円の単体での売りも限界があったとみる。ユーロ目先の問題が後退したことで市場の関心は米国の債務上限引き上げの一点に絞られた。8月2日までに上限を引き上げられなければデフォルトに陥る可能性が高く、手続きを含めると22日までに議会の承認が必要ということで、この日は色々な憶測が飛び交う中方向感の乏しい動きが続いた。NYタイムズが米債務問題の合意が近いと報道されるとドルが買われる場面も見られたがホワイトハウスや下院がこの報道を否定したことで再び下落。結局決着を見ずにNY市場は終了した。週末ということからドル円は引けにかけてショートカバーも見られたものの、下値リスクは依然残る。その後、オバマ大統領は記者会見で3兆ドルの赤字削減案の合意は難しい情勢とし、再度共和党のネイナー議長と協議に入るなど問題は持ち越された。もし、合意がなされたとしても米国への不信感は残りドルは上値の重い展開は継続されると見る。
また、ノルウエーで大規模なテロが発生したことで、週明けの為替市場ではユーロ売りが強まる可能性もある。状況次第では再びリスクの高まりからクロス円の売りが強まればドル円は下値を試す展開が予想される。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  米債務上限引き上げ問題が後を引き下値リスク

(米ドル円日足)


今週も週初からドル円の下値リスクが高まりそうだ。米国債務上限引き上げ問題が先週決着を見なかった事で依然ドルの上値は重くのしかかる。もし、3兆ドルの削減案が合意されたとしても、これだけ混乱が続いたことから市場のドルへの不信感は残ることになるだろう。欧州も一先ずギリシャへの追加支援にこぎ着けたものの根本問題は先送りされていることから市場の不安感は依然くすぶる。結局、消去法的に円買いの動きは継続されるとみられるが、ドル円の売りにも限界はあり実需も含め下値を売り込む気配もない。しかし、少なくともここから積極的な買いは出にくいことから少しずつ下値を試す展開とみる。ボリンジャーバンドもバンドウオークに入ったことで今日は78円を試しに行くとみる。

予想レンジ 米ドル円:78円70銭~78円00銭

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[ユーロ米ドル]  ノルウエーのテロの影響も

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル4時間足)

EURUSD20110725_4jikanashi.jpg

ストレステストも無難にすぎ、ギリシャ追加支援の合意にも至ったことから目先のリスクは後退。しかし、根本的な問題は先送りされたことでユーロの上昇には限界がみえる。日足の下降トレンドを抜けずに押し戻された事で今週は下値を試す展開が予想される。また、ノルウエーのテロも欧州への懸念を高める可能性もあり状況次第ではユーロ売り材料と見ることもできる。フィボナッチでみると38.2%戻しの1.4200付近が下値の目途とみる。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4420~1.4200

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[NZドル円]  利上げ期待高まる

(NZドル円日足)


俄かにニュージーランドの利上げ期待が高まった。14日に発表された第2四半期GDPが前期比0.8%増と前回の0.5%を上回った事や、18日発表の第二四半期消費者物価が前年比で5.3%と前回の4.5%を上回った。クライスチャーチでの震災を乗り越え景気の回復が始まったとの見方も出始めた。特に、消費者物価がRBNZのインフレターゲットである1-3%の上限を超えていることから利上げの可能性が高いとみられる。今週の木曜日の早朝にRBNZの政策金利発表があり、それに向けて更に上昇の可能性が高まると見る。ただし、対円ではドル円の上値が抑えられていることから上昇幅も限られそうだ。

予想レンジ NZドル円:68円40銭(ボリンジャの上限)~67円60銭

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