ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-07

[全般]  米債務上限問題の結果待ち

週末、米国政府は債務引き上げ問題の協議が決裂したことでアジア市場の早朝からリスク回避の動きが強まった。ドル売りやクロス円の売りがニュージーランド市場から強まりドル円はニューヨークの終値ダウ78円55銭から78円14銭まで売り込まれた。クロス円も全般に売り込まれたものの、市場は最終的に米国のデフォルトは回避されるものと楽観的な考えら強く結局この日はもみ合いに終始。ドル円も結局78円を割り込まずにこの日は終了した。
この日はまた、ムーディーズがギリシャの格付けを引き下げたこともリスク回避の動きを加速させた。結局ドルからの逃避の動きは止まらず、金やスイスは対ドルで過去最高値を更新した。そろそろ今日あたり米債務問題も決着がつく可能性もあるが、これだけ政府の決断が纏まらずに引き延ばされたことは米国への不信感は今後も当面払しょくされないだろう。格付けも結果的に引き下げられるとの観測が強く、ドルの上昇は限られそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  米債務上限問題やギリシャの格付け引き下げで円高

(米ドル円日足)

USDJPY20110726_hiashi.jpg

週末に米国債務上限の引き上げ問題が決裂したことで早朝からドル売りが強まり、ドル円は先週末のNY終値の78円55銭から78円13銭まで下落して始まった。しかし、介入警戒感は依然強いことから78円を割り込むまでにはいかなかった。この日はまた米国格付け会社がギリシャの格付けを3段階引き下げてデフォルトの二歩手前としたが、市場には予め想定していたこともありそれ程動揺は見られなかった。ただ、リスク回避の動きは米債務問題と重なり継続、金やスイスが最高値を更新するとともにクロス円も上値の重い展開が見られた。個人のドル買いなどはこのレベルで断続的に入っているようだが、利食い売りも80円付近に置いてあるとの指摘もあり当面狭い値動きになりそうだ。今日にも米債務問題が決着すれば取りあえず買いが強まると見るが80円を抜ける勢いはないだろう。

予想レンジ 米ドル円:79円00銭~78円00銭

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[ユーロ米ドル]  ギリシャ格付け引き下げで

(ユーロ米ドル日足)


(ユーロ米ドル時間足)

USDEUR20110726_jikanashi.jpg

週末の米国債務上限問題が決裂したことで週明けのユーロドルは上昇して始まった。NY市場の終値1.43ミドルから1.4416まで窓があいた状態で始まったユーロはその後は窓を埋める動きが強まった。また、この日は米国格付け会社がギリシャの格付けを3段階引き下げたことでユーロ売りが加速し先週金曜日の安値である1.4325ドル付近まで下落した。格付けはデフォルトの二つ手前とした。しかし、既にギリシャ格付け引き下げはほぼ織り込み済みということもあり、市場の影響は限られた。結局この日は米国の債務問題の決着を待つ事になりユーロは1.43後半で終了し底堅い動きとなった。日足のチャネルの上限でもみあいが続いていることから、そろそろ下落が始まる頃とみる。そのきっかけを作るとしたら米債務問題に一つの決着がつく時とみる。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4400~1.4180(61.8%)

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[米ドルスイスフラン]  安全資産のスイス買い

(米ドルスイスフラン日足)


(米ドルスイスフラン時間足)

USDCHF20110726_jikanashi.jpg

ギリシャ問題がひと段落した事で一時的にリスク回避の動きが後退しスイスも買われる場面もみられたものの、米国債務問題から再びスイスは上伸。週末で結果が出ると思われた米債務上限引き上げ問題は最終的に決裂し今週にもつれ込んだ。これを受けドル売りが強まると安全通貨である金やスイスに資金が流れ込んだ。更に、米国格付け会社のムーディーズがギリシャの格付けを3段階引き下げた事で更にリスク回避の動きが強まりスイスはこの日ドルに対し史上最高値となる0.8020をつけた。8月2日までに米債務上限問題が決着する事はまず間違いなく、その時には一旦ドルスイスも買いが強まるとみる。上値の戻しとしては先週末のニューヨーク終値の0.82付近かその日の高値の0.8250付近とみる。しかし、最終的にドルへの不信感が残る事になれば再び売りは強まりチャネルの下限の0.79ミドルを目指す展開になりそうだ。

予想レンジ 米ドルスイスフラン:0.8250~0.7950

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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