ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-07

[全般]  米国経済指標の悪化を受け

米国債務上限問題の決着は依然難航。東京時間にドル円は一時77円57銭まで円高が進んだ。しかし、欧州時間に入り債務上限問題が合意されたとの噂が広がりドルの買い戻しの動きが出て78円台に押し戻された。一方で、S&Pがギリシャの格付けを引き下げた事でユーロの重石となりドルは上昇。その後、NY市場で発表された6月耐久財受注がマイナス2.1%と大きく落ち込んだ。設備投資の先行指標とされる非国防資本財の受注の減少や日本の震災の影響もあったようだ。また、ベージュブックの景気総括判断では12地区のうち8地区で成長減速が報告されたことから米国景気鈍化への思惑が強まりNYダウは200ドル近く下落した。ところが、ドルは全般に底堅い動きがみられた。そろそろ債務上限引き上げへの合意が近づいているとの見方からドルのショートカバーが入ってきたと見る。今日、もし債務上限引き上げが合意されることになれば更なるドル買いが強まることは確かだが、問題はその後だ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  米債務問題で一時77円ミドル

(米ドル円日足)


ドル円の下落は一向に止まる気配はなくこの日も安値を更新した。米国の債務上限引き上げに関する協議が再び決裂したことを受け東京時間にはじりじりと下落が続き一時77円57銭まで円高が進んだ。しかし、その後米債務引き上げに合意されたとの噂が流れるとドルの買い戻しの動きが強まった。結局のところ、市場はどこかで最終的に米国は何らかの形で合意に至るという楽観的な意識がある。しかし、その結果が出るまではドルを買うわけにはいかずにショートを作ってはすぐに買い戻しを入れながら取引をしているようだ。介入警戒感があるものの、ゆっくりとドルが下落する中ではこれまでのように介入に見せかけた1円程度の上昇程度しかないとすれば、寧ろ戻しを売りやすい。しかし、そろそろ危険レベルに入ってきたと見る。77円を割り込むようであれば本気で日本の単独介入もあり得るため、そろそろポジションはニュートラルに戻しておきたい。

予想レンジ 米ドル円:78円50銭~77円60銭

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[ユーロ米ドル]  一目の雲の上限を上に抜け

(ユーロ米ドル日足)


前日に雲の上限を上抜いたものの一日で今度は雲の下限まで押し戻された。この日はS&Pが前回のムーディーズに続いてギリシャの格付けを引き下げた事や、EFSFに対してドイツが条件を提示したとの報道がユーロの上値を抑えた。NY時間には米国耐久財受注やベージュブックなど米国の景気鈍化を示すものでユーロ買いに反応するかと思われたが、これまでのドルショートの巻き戻しが強まりユーロはNY市場でも上値の重い展開となった。完全に前日からの往って来いで、今日は雲の中でのもみ合いが予想される。ただ、このまま下限を割込むようであれば1.45ドル台でのダブルトップが形成される事から1.4ドル付近までの戻しがあるとみる。米国債務問題がここで合意すればその可能性は高い。

予想レンジ ユーロ米ドル:1.4470~1.4150

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[NZドル円]  RBNZ、金利を据え置き決定

(NZドル円日足)


朝方6時に発表されたニュージーランド準備銀行のRBNZは政策金利を2.5%に据え置く事を決定した。ほぼ予想通りであり市場の反応はそれ程なかった。しかし、決定会合の後ボラード総裁は声明で現在の世界的な金融リスクが後退し、NZ経済の回復が続いた場合には3月の利下げを長期間維持する必要はないとした事で、先行きの利上げの可能性を示した。市場はこれにより9月の会合で利上げを実施する可能性に期待が高まりそうだ。ただ、ここにきてNZドルは対ドルで史上最高値を更新しているだけに、ここからの買いは慎重にならざるを得ない。また、対円でも68円台は一年前にも跳ね返されているレベルでもあり、ドル円の下落リスクが高い事からここからの買いは今のところやめた方がよさそうだ。米国の債務上限引き上げが合意された時には買って行く。

予想レンジ NZドル円:69円30銭(10年5月の高値)~67円40銭

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