ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2011-08

[全般]  米債務上限引き上げ合意されたものの

週明けの東京市場の朝方に米国債務上限引き上げに対しオバマ大統領は与野党で合意に至った事を発表。これを受けドル円は先週末の76円後半から上昇し一時78円台に乗せた。またクロス円なども大きく買い戻された。しかし、ドルは対ユーロやポンドなどに対しては寧ろ上値の重い展開となった。総額2.5兆ドルの赤字削減で同意したものの、結果的にオバマ大統領の増税難などは受け入れなかった事で、財政問題は今後更に拡大するとの見方もある。NY時間に入り米ISM製造業景況指数が50.9と予想の54.5を大きく下回り再びドル円やクロス円が下落に転じ始めた。米国の景気下押し懸念が強まった事でリスク回避の動きが強まった。ドル円は一時76円29銭まで下落し、3月に付け た最安値に迫ったところで日経新聞の電子版では日米の協調介入の協議に入ったと伝えられると値を戻す展開となった。米国債務問題が合意に達したものの、今後市場の関心は米景気へ目が向き始めている。日米の介入が実際に行われるかどうかは不透明ではあるものの、日銀政策も含め何らかの措置をとる可能性が高いことから当面ドル円は動きのとりにくい状況になる。米経済指標に一喜一憂することになりそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円]  日米介入協議?

(米ドル円日足)


(米ドル円30分足)

USDJPY20110802_30punashi.jpg

東京時間の朝方に米国債務上限引き上げに関してオバマ大統領は与野党が合意したことを発表した。これを受け、76円台後半でNYを引けたドル円は一時78円台に乗せたがその後はじりじりと再び押し戻された。この発表を受けて最も反応した通貨が円で、ドルは寧ろ全面的に売られるなど不自然な動きが目立った。この動きはNY市場でも同様に見られた。ドル円はNY市場が始まる頃には再び76円台に押し戻されていたが、この日発表された米ISM製造業景況指数が予想を大きく下回った事で76円29銭まで下落した。最安値を更新するかとみられたが、日経新聞の電子版で日米が介入協議を始めた事が伝わると買い戻しが入り結局77円前半でNY市場を引けた。今朝の日経新聞はその介入と 日銀の追加緩和検討のニュースが一面に出た。これにより当面はドルを売り込めなくなるだろう。ただし、ドルを買う材料もないことから目先は買い戻しが中心の相場展開とみるが、上値は限られそうだ。

予想レンジ 米ドル円:78円00銭~77円00銭

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[ユーロ円]  ドイツ債の利回り低下

(ユーロ円日足)


8月2日の米債務上限問題の期限を前に米与野党は合意に達した。ぎりぎりまで攻防が続いたが結局オバマ大統領が増税問題では妥協した格好だ。これで米財政問題の解決が再び後退したとの見方もあり、ドルは寧ろ対ユーロで売られた。ユーロ円はNY終わりの110円ミドルからこの報道後は112円25銭まで上昇。その後はじりじりと値を戻された。ドイツ国債の利回りも世界の景気回復懸念を表すようにお予想9カ月ぶりの低水準となりユーロドルやスイスに対して下落。NY時間に発表されたISMが2年ぶりの低水準となったことを受け米経済への不安が拡大。今後は米国の景気減速へとテーマは戻り始めている。ユーロ円はボリンジャーの下限バンドで跳ね返されて再び中心の移動平均線に戻 り始めているが、このレベルにはパラボリックのSARもありこのレベルを超えられるか注目。ドル円が介入期待から上昇すれば一先ず買いに転じると見る。

予想レンジ ユーロ円:111円00銭~109円00銭

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[豪ドル円]  雲の下限を下回る

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUDJPY20110802_jikanashi.jpg

米債務上限引き上げが一先ず合意した事で朝方から豪ドル円は大きく上昇して始まった。ギリシャ問題が後退し、残りは米債務問題だけとなったこともありそうだ。しかし目先のショートカバーや短期の投機筋の買いは見られたものの、長期的な買いを入れるまでにはまだ時間がかかりそうだ。結局、債務問題は合意しても財政問題は改善されないことから格付け引き下げの懸念も拡大し、NY時間にかけてじりじりと値を戻される展開となった。
その後発表された米ISMが2年ぶりの低水準となったことで米景気減速への懸念が強まりこの日の安値である83円75銭まで下落した。85円98銭の高値から2円余り下落するなどこの日は荒っぽい動きとなった。日足のローソク足も大きな十字線を描き一目の雲の下限で引けたことで目先はこの日のレンジ内での動きになると見る。

予想レンジ 豪ドル円:85円50銭~84円00銭

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